Liga Española
jornada 20

仕留め人スアレス、ハットトリック。
アスレティックとの‘トリロジー’ 第一部完勝。

FC Barcelona Athletic Blub
6 0
17 de Enero 2016 - Dom 20:30 h
Camp Nou
: 68,019
Goles
Messi (6pk)  
Neymar (30)  
Suarez (47)  
Rakitic (61)  
Suarez (68)  
Suarez (82)  
Titular
Bravo 【7】 Iraizoz
Aleix Vidal 【7】 Boveda
Pique 【6】 Etxeita
Mascherano 【6】 Laporte
Jordi Alba 【6】 Balenziaga
Busquets 【8】 San Jose
Rakitic 【7】 Beñat
Iniesta 【8】 Eraso
Messi 【7】 De Marcos
Suarez 【9】 Williams
Neymar 【9】 Muniain
Cambios
Messi→ Arda 【7】(46) Muniain→ Herrerin (5)
Rakitic→ Sergi Roberto 【7】(62) Williams→Sabin Merino (55)
Jordi Alba→ Bartra 【6】(71) Beñat→ Iturraspe (62)
Entrenadores
Luis Enrique 【7】 Ernest Valverde
Arbitro
Mateu Lahoz (valenciano)
Tarjetas
Mascherano (50) Iraizoz (3TR)
Pique (87) De Marcos (69)
  Eraso (84)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 2 2 Tarjetas Amarillas 2 2 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 1 0 1
12 7 19 Tiros a puerta 8 5 3
6 4 10 Ocasiones de Gol 2 1 1
4 2 6 Corners 2 0 2
3 1 4 Fueras de juegos 1 0 1
2 4 6 Faltas 6 4 2
72%   77% Posesion del Balon 23%   28%
Formacion

ラフィーニャ、マテューが負傷欠場。マシップ、ドグラス、サンドロ、アドリアーノが監督判断で招集外。テル・ステーゲン、アルベス、アルダ、バルトラ、ムニール、セルジ・ロベルト、ベルマーレンがベンチスタート。

アレイシが前節に続いてリーガ2試合連続先発。その他はいつもの鉄板イレブンだった。ビルバオが早々に10人になったこともあり、アレイシは左のアルバとともに積極的に攻撃参加。

一人目の交代はハーフタイム明けで、メッシに代わってアルダが登場。メッシは筋肉の違和感発生のため、大事をとっての交代と。アルダはエストレーモというよりは中央を意識した動き。二人目はラキティッチに代えてセルジ・ロベルト。最後は負傷したジョルディ・アルバからバルトラへ。ロベルトが左ラテラルに入り、ブスケツとマスチェラーノがひとつずつ前へ移動。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Messi (6pk)  
Neymar (30)  
Suarez (47)  
Rakitic (61)  
Suarez (68)  
Suarez (82)  
Reporte

FCバルセロナのリーガ後半戦初戦となるアスレティック・クラブ戦は、クレにとっては良い方向で予想外な、非常にゆとりを持っての快勝で終わった。勝負の流れを決定付けたのは、開始早々のプレーふたつだ。ひとつめはピケの不注意で手にした大好機をエラソが外したことで、もうひとつがGKイライソスが1対1でスアレスを倒して一発退場となったこと。いきなり数的有利となったバルセロナはその後危なげなく試合を進め、トリデンテたちの得点力によってバスクの獅子を料理している。コパと合わせてアスレティックとの(ほぼ)三連戦、まずはバルサが大勝なり。唯一の気がかりは、前半だけで大事をとって交代したメッシの状態。

ゴルカ退場、メッシPK弾で先制

1月に入り、新戦力たちを起用できるようになったことで、選手のやり繰りがやり易くなったルイス・エンリケ。このアスレティック戦ではダニ・アルベスがベンチから試合を見守り、先発フル出場したアレイシ・ビダルがスピードある積極的な攻撃参加で好印象を残している。アルダ・トゥランはハーフタイム明けからの登場で、筋肉に軽い痛みが出たメッシに代わって右サイドを務めた。

試合はキックオフ間もなく動いた。まず好機を手にしたのはアスレティックの方だ。右コーナー前でウイリアムスと競っていたピケクラウディオ・ブラボに不用意なパスをして、ムニアインがカット。厄介な展開になりかねない失敗で、最後のエラソのシュートが枠を外れたのは幸いだった。

そしてその2分後には、試合の流れを決定付ける出来事が発生する。それは5分のことだ。ルイス・スアレスからの圧力を受けたエチェイタがボールを失い、バルサの9番はエリア内へと侵入。さらにスアレスは前に出てきたGKイライソスも抜き去るのだが、ここでGKが堪らずファールで妨害したことでマテウ・ラオス主審は迷うことなくPKの笛を鳴らし、メッシがきっちりとネットを揺らしたのだった(1-0)。バルサはこれで労せずして先制に成功。さらにこのプレーでイライソスは一発退場となり、アスレティックは残り85分間を10人でプレーせざるを得なくなった。

ビルバオの守りを切り裂くネイマール

一人少なくなったアスレティックに、残された選択肢は少なかった。ゴール前で守りを固めてスペースを消しつつ、速さのあるウイリアムスのカウンターアタックに賭けることがバスクチームの唯一の手段。バルベルデ監督はムニアインをベンチに下げ、4-4-1とすることでバルサの波を防ごうと試みた。ゴール前でのバルサの攻めに少し精度が足りなかったこともあり、アスレチックの狙いしばし上手くいく。

しかし生半可な守りでは強力トリデンテの嵐をしのぎきることは困難であり、この夜のバスクチームにはバルサの攻めに持ち堪えられるだけの強さ、堅さはなかった。今回もまた大きな存在感を示していたのはネイマールだ。変幻自在のドリブルや意表を突いたプレーによる彼の突破力、1対1の強さは当代最高クラス。ボールを持てば、何かが起きそうなワクワク感がたまらない。

どうにか粘っていたビルバオの壁が破られたのは30分のことだ。追加点はブスケツがボールを奪ってからの速攻で生まれた。ルイス・スアレスがドリブルで攻め上がり、DF2人を引き付けて完璧なタイミングで左のネイマールへとパス。エリアへと入ったネイは、途中出場のGKエレリンの頭上を超える柔らかいシュートで最後の仕上げとしている(2-0)。

メッシ交代、スアレスのハットトリック

後半は驚きの報せと共に始まった。レオ・メッシに代えてアルダ・トゥラン、との場内アナウンスがなされたのだ。後のクラブ発表によると、軽い過負荷によってちょっとした痛みが生じたことで、大事をとって交代させたとのこと。別に怪我をしたわけではないということなので、ひとまずは安心だ。

大エースの交代がバルセロナに影響を及ぼすこともなかった。レオが休んでも、恐怖のデランテロはまだ二人いるのだ。後半はネイマールスアレスのショーだった。まずは後半開始の笛からわずか2分後、ネイマールとのコンビネーションによってオフサイドをかいくぐったスアレスが、GKエレリンを悠々と料理してとどめとなる3点目をゲット。ネイマールはさらに61分、フェイント&ドリブルで左サイドを破ってはラキティッチの4-0もアシストしている。

あとはもう、いけいけどんどんだ。ゴール祭りを楽しむバルセロニスタがスタンドでウェーブを作り出し、ここ数試合はゴール運がなかったスアレスに当たりが復活。68分にはアルダのセンタリングを胸でトラップしてからの右足アウトサイドで5-0のゴールを決めると、82分にはブスケツがゴールライン前から折り返したボールをシンプルに頭でねじ込むみ6-0としている。なんて引き出しの多い点取屋さんだろうかと、改めて感心する。

ということで、コパを含めたアスレティックとの(ほぼ)3連戦の第一幕はバルサの完勝で終了。中2日でのサン・マメス訪問は厳しいスケジュールだが、怪我人なく上手く乗り切ってほしい。ジョルディ・アルバは肉離れで約10日間の離脱。左ラテラルまでこなしたセルジ・ロベルトの超多用途さがすばらしい。