Liga Española
jornada 24
終盤にトリデンテ爆発。
セルタにゴレアーダ返し(利子付き)。
FC Barcelona | Celta de Vigo |
6 | 1 |
14 de Febrero 2016 - Dom 20:30 h Camp Nou : 72,580 |
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Goles | |
Messi (28) | |
Guidetti (39pk) | |
Suarez (59) | |
Suarez (75) | |
Suarez (82) | |
Rakitic (84) | |
Neymar (90) | |
Titular | |
Bravo 【8】 | Sergio |
Alves 【4】 | Jonny |
Pique 【5】 | Hugo Mallo |
Mascherano 【5】 | Cabral |
Jordi Alba 【5】 | Planas |
Busquets 【6】 | Wass |
Sergi Roberto 【7】 | Radoja |
Iniesta 【7】 | Pablo Hernandez |
Messi 【9】 | Beauveu |
Suarez 【9】 | Señe |
Neymar 【8】 | Guidetti |
Cambios | |
Alves→ Aleix Vidal 【6】(60) | Pablo Hernandez→ Marcelo Diaz (64) |
Sergi Roberto→ Rakitic 【7】(60) | Guidetti→ Drazi (77) |
Iniesta→ Arda 【6】(77) | Wass→ Pape (83) |
Entrenadores | |
Luis Enrique 【7】 | Eduardo Berizzo |
Arbitro | |
Hernandez Hernandez (canario) | |
Tarjetas | |
Cabral (10) | |
Planas (26) | |
Hugo Mallo (41) | |
Señe (73) | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
0 | 0 | 0 | Tarjetas Amarillas | 4 | 1 | 3 |
0 | 0 | 0 | Tarjetas Rojas | 0 | 0 | 0 |
8 | 9 | 17 | Tiros a puerta | 9 | 3 | 6 |
4 | 8 | 12 | Ocasiones de Gol | 5 | 2 | 3 |
0 | 1 | 1 | Corners | 1 | 0 | 1 |
2 | Fueras de juegos | 0 | 0 | 0 | ||
5 | 5 | 10 | Faltas | 16 | 7 | 9 |
62% | 68% | Posesion del Balon | 32% | 38% |
Formacion | |
ラフィーニャが負傷欠場。マシップ、ドグラス、バルトラ、サンドロ、アドリアーノが監督判断で招集外。テル・ステーゲン、ラキティッチ、アルダ、ムニール、アレイシ、ベルマーレン、マテューがベンチスタート。 水曜日のコパ・バレンシア戦でごっそりと休んでいた主力選手たちが揃って先発に。続けて先発したのはセルジ・ロベルトのみ。 最初の交代は二人同時替え。最近精彩のないダニ・アルベスに代えてアレイシ・ビダルが、セルジ・ロベルトに代えてラキティッチが送り出された。 |
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Titular | Final |
Goles | |
Messi (28) | |
Guidetti (39pk) | |
Suarez (59) | |
Suarez (75) | |
Suarez (82) | |
Rakitic (84) | |
Neymar (90) | |
Reporte | |
FCバルセロナが終盤のゴールラッシュでセルタ・デ・ビーゴをねじ伏せ、リーガ首位の座をがっちりとキープした。前半はどちらのチームにもチャンスのある拮抗な展開となっただけに、この最終スコア6-1は意外なほど。それだけ残り15分間のバルサの攻めは怒涛だった。話題は驚異的なシュート精度でハットトリックを達成したルイス・スアレスの、その3点目。肺ガン治療中のヨハン・クライフがかつて決めたという方式を模したトリックPKで、しばらく語り草になりそうだ。 ベストメンバーのバルサ、主力を複数欠いたセルタルイス・エンリケ率いるバルセロナがこれまでに2度負けている唯一のチーム、それがセルタ・デ・ビーゴだ。バルサ監督はこの試合のために水曜日のコパで主力をほぼ丸ごと休ませており、その充電されたベストイレブンを予想どおり先発で起用。4日前のバレンシア戦で75分間プレーしたラキティッチはベンチスタートとなり、2試合連続での先発はセルジ・ロベルトのみだった。 一方のセルタは今回のカンプノウ対決に怪我や出場停止で多くの主力を欠いていた。ノリート(怪我)やイアゴ・アスパス(出場停止)といったバライドスでバルサにダメージを与えたFWたちを使えず、オレジャナも出場停止。だがエドゥアルド・ベリッソ監督はあくまでも自分たちのスタイルを貫くことを選び、いつものように前線からのプレッシャーでバルサを圧迫した。 守りではトリデンテをねちっこくマンマーク。それによって前半での失点をメッシのフリーキック1つに抑えた一方で、MSNをマークしていたプラナス、カブラル、ウーゴ・マージョがそれぞれハーフタイムを待たずしてカードを受けることになっている。 メッシのフリーキックで先制前半は拮抗していた。バルサの最初の好機は15分、イニエスタからの魔法のパスを受けたネイマールのバセリーナだ。しかしこのブラジレーニョのシュートはGKセルヒオ・アルバレスの好守によって阻まれてしまう。最終的に6失点するGKセルヒオだが、前半はピンチで幾度も活躍。バルサのブラボとともに、ゲームを締まったものとしていた。 23分には右ポストをかすめるメッシのフリーキック。その1分後にはセルジ・ロベルトのうっかりパスを中盤で奪われ、一気の速攻でプラナスに決定的シュートを許すのだが、ここは守護神クラウディオ・ブラボのパラドンで事なきを得ている。ブラボはこの安定感がすばらしい。 ゲームを動かしたのは、やはりエースだった。28分、レオ・メッシが思わずため息が出るような芸術的なフリーキックをゴール右角へと突き刺して1-0!コース、スピードともに極上で、コースは読んでいたGKセルヒオだが、ボールに触れることは出来なかった。似た位置での二度目のフリーキックは確実に仕留めてくるあたりがメッシのメッシたる所以だ。チームのギアがいまひとつ上がっていなかった状況でのこの先制点も大きい。 挫けないセルタ、PKで同点しかし勇敢なるセルタは、1点のビハインドでは諦めることはなかった。彼らは怖気づくことなくアグレッシブなプレッシングを続け、32分にはBeauvueが、左のグイデッティからのクロスに直接合わせる見事なボレーシュートで見る者を驚かせる(ブラボは落ち着いてブロック)。身体能力が高く、発想のスケールも大きそうな選手だ。 そうしたセルタの勇敢さは、同点ゴールという報酬につながる。39分、エリア内へと切れ込んだグイデッティを止めようとしたジョルディ・アルバが、足を引っ掛けて倒してしまい主審はPKを宣告。自らキッカーとなったグイデッティはこのチャンスを落ち着いて活かし、ゲームは1-1でハーフタイムへと入っていった。スコアのとおり、拮抗した前半だった。 メッシ⇔スアレスライン後半はバルサのリズムで始まる。好機もいきなりの47分に訪れた。エリア内へと侵入したネイマールが必殺ドリブルでウーゴ・マージョを料理し、折り返したボールを叩いたルイス・スアレスのシュートが右ポスト直撃(その跳ね返りを狙ったセルジ・ロベルトのシュートも枠外)。57分にはメッシのパスをエリア内で受けたイニエスタの決定的シュートを、GKセルヒオが阻止している。一気に勝負をつけてしまおうと、息もつかせぬプレーでセルタを自陣へと釘付けにしていくルーチョチーム。こうなると、あとはもう時間の問題となっていく。 2-1のゴールは59分に生まれた。集中したセルタの守備網をこじ開けたのは、ルイス・スアレスとメッシの極上コンビネーションだった。まずは9番が10番へと一度ボールを預け、加速してエリア内へ入っていく。そして完璧な浮き球パスが戻ってきたところを、シュート職人スアレスが完璧な直接シュートでセルヒオの壁も打ち破ってゴール!この2人にかかれば、得点なんていとも簡単に思えてくる。 その得点直後、ルイス・エンリケは不安定だったダニ・アルベスとお疲れ模様のセルジ・ロベルト(今回もよく走った)をベンチに下げ、アレイシ・ビダルとラキティッチを送り出している。 終盤のゴール祭りだがセルタは1-0の時と同じく、2-1となったことで挫けはしなかった。69分と73分にはセルタが連続してゴールチャンスを演出。特に後者はクラウディオ・ブラボのパラドンによって失点を阻止しており、バルサとしては1点リードのままでは安心できないのは明らかだった。勝負を決着させる3点目が求められた。 そのバルサの勝利を決定付けるゴールは75分に訪れた。メッシがドリブルで突破を仕掛け、スルーパスを受けたネイマールがGKセルヒオを抜いてほぼがら空きになったゴールへボールを流し込む。だが直前でDFの足に当たっていたボールの勢いは少し弱く、このままではポストに弾かれるかも・・・というところで、逆ポスト前に詰めたスアレスが押し込んで3-1としたのだった。これぞ点取り屋の嗅覚。 2点差が付いたことで勝敗は決したが、バルサはその後も得点を狙い続けた。この夜一番の驚きは82分の4点目だ。エリア内ゴールライン際でメッシに抜かれたジョニーが堪らずファールを犯し、エルナンデス・エルナンデス主審はPKの笛。キッカーとなったメッシがシュート体勢に入ったところまでは普通だった。だが、ここでなんとレオはシュートを打たず、ボールを右へ動かすだけに止る。そして、なに!?とみなが驚いているところを、後方から走り込んだスアレスがそのボールを叩き込んでゴーーール!なんでもこのやり方、1982年にヨハン・クライフが生み出したものらしい。肺ガン治療中の御大に捧げるゴールだ。 その後もバルサは得点を止めることなく、84分にはラキティッチが5-1とすると(スアレスの縦パスに抜け出し、GKの頭上を抜くバセリーナ)、90分にはまたもスアレスのアシストを受けたネイマールがケーキにイチゴを乗せることでフィエスタは終了。ここ数試合、切れたプレーをしながらもゴール運だけはなかったネイにもついに得点がやってきたことで、クレもホッとしている。 ということでバルセロナがまたまたゴレアーダでリーガ首位を堅守。セルタにはバライドスで喫した大敗(4-1)の借りを利子付きで返済となった。
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