Liga Española
jornada 16
冴えわたるメッシ、リーガ301得点。
2位以下とのポイント差を拡大!
Sporting Gijon | FC Barcelona |
1 | 3 |
17 de Febrero 2016 - Mie 18:30 h El Molinon : 28,140 |
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Goles | |
Messi (24) | |
Carlos Castro (26) | |
Messi (30) | |
Suarez (66) | |
Titular | |
Cuellar | 【7】 Bravo |
Lora | 【6】 Aleix Vidal |
Lichnovsky | 【7】 Pique |
Jorge Mere | 【6】 Mathieu |
Canella | 【6】 Adriano |
Nacho Cases | 【7】 Busquets |
Omar Mascerell | 【6】 Rakitic |
Pablo Perez | 【6】 Arda |
Halilovic | 【9】 Messi |
Alex Menendez | 【8】 Luis Suarez |
Carlos Castro | 【7】 Neymar |
Cambios | |
Carlos Castro→ Jony (67) | Busquets→【6】 Mascherano (80) |
Pablo Perez→ Isma Lopez (68) | Pique→【6】 Bartra (80) |
Alex Menendez→ Alex Barrera (73) | |
Entrenadores | |
Abelardo Fernandez | 【7】 Luis Enrique |
Arbitro | |
De Burgos Bengoetxea (vazco) | |
Tarjetas | |
Mere (60) | Busquets (77) |
Canella (90) | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
0 | 2 | 2 | Tarjetas Amarillas | 1 | 1 | 0 |
0 | 0 | 0 | Tarjetas Rojas | 0 | 0 | 0 |
2 | 3 | 5 | Tiros a puerta | 15 | 7 | 8 |
2 | 0 | 2 | Ocasiones de Gol | 9 | 4 | 5 |
0 | 1 | 1 | Corners | 4 | 3 | 1 |
0 | 0 | 0 | Fueras de juegos | 2 | 2 | 0 |
5 | 6 | 11 | Faltas | 7 | 1 | 6 |
25% | 27% | Posesion del Balon | 73% | 75% |
Formacion | |
ラフィーニャが負傷欠場。ピケが出場停止。マシップ、ドグラス、ジョルディ・アルバ、サンドロ、セルジ・ロベルトが監督判断で招集外。テル・ステーゲン、アルベス、イニエスタ、マスチェラーノ、バルトラ、ムニール、、ベルマーレンがベンチスタート。 守備陣を中心にローテーション。アレイシ・ビダル、マティエウ、アドリアーノ、アルダが先発に名を連ねた。最近の右ラテラルはむしろアレイシの方が安定感がある。前線は当然というか不動の3人。 交代はふたりで、同時。ブスケツとピケがお役御免となり、マスチェラーノとバルトラがそれぞれのポジションに入った。 |
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Titular | Final |
Goles | |
Messi (24) | |
Carlos Castro (26) | |
Messi (30) | |
Suarez (66) | |
Reporte | |
好調FCバルセロナが延期となっていたスポルティング・ヒホン戦に1-3で勝利し、勝点3をしっかりと確保。2位アトレティコ、3位白組との差をそれぞれ6と7に拡大し、リーガ首位の座をさらに強固なものとした。主力を複数休ませながらも磐石の強さを示せたことは非常に心強い。勝利の立役者は2ゴールでリーガ300ゴールなる大記録を達成したレオ・メッシ。ルイス・スアレスはPKを1つ失敗したものの、難易度の非常に高いゴラッソでそれを埋め合わせている。公式戦の無敗記録はこれにて31へと伸びた。 バルサがポゼッション、スポルティングのカウンタームンディアル・デ・クルブス参加のために延期なっていた第16節を消化するためのこの試合。追手たちとの差を拡大し、リーガ戦線をより有利にするためにバルサに求められたのは、是が非でも勝点3を確保することだった。失敗の許されないヒホン戦。とはいえ、ローテーションをチーム運営の重要ポイントとするルイス・エンリケは、守備陣を中心に複数の選手を入れ替えて試合へと臨んでいる。代わったのは両ラテラルとセントラル、そして左のインテリオール。アルベス、マスチェラーノ、アルバ、イニエスタらが温存され、アレイシ、マティエウ、アドリアーノ、アルダが先発となった。 一方のアベラルド監督は土曜日のベティス戦(残留争いのライバル)との対決を重視し、若手中心のメンバーを起用。バルサからレンタル中のアレン・ハリロビッチがスタメンに名を連ねた。 試合はバルサがボールを支配し、エリア周辺を固めたスポルティングがカウンターによって反撃する展開で進んでいった。2つのラインでしっかりと網が張られているため、バルサといえども中央にスペースを見つけ出すのは非常に困難。忍耐強くパスをつなぐことが求められた。ヒホンは前日会見でルイス・エンリケが指摘していたようにトランジションが上手く、9分にはカウンターからメンデスのシュートが右ポストをかすめるチャンスを手にしている。 バルサはポゼッションで圧倒していたものの、4分にラキティッチのミドルシュートがあった以降、なかなか決定的な場面を作れずにいた。惜しかったのは20分、ネイマールのスルーパスに抜け出したルイス・スアレスの左足だ。しかしこの機会はGKクエジャルが立ちはだかって先制とはならない。 メッシが先制するも、すぐさま同点にそんななか、スポルティングの壁を貫いたのはやはり大エースのメッシだった。それは24分のことだ。相手がそこまで引いて守るのであれば離れた位置から打ってやれ、とエリア外から必殺の左足を振り抜くと、針の穴を通すようなボールがDFたちの隙間を抜けてゴール左端へと到着。GKクエジャルの指先も数センチ届かず、ネットは揺らされたのだった。メッシはこれで、リーガ通算300ゴールの達成となった。おめでとう! 守りを優先したにもかかわらず、0-1とされたことはスポルティングにとって痛かっただろう。しかし彼らはそれで挫けることなく、すかさず反撃に出る。同点ゴールが生まれたのはわずか2分後のことだ。きっかけは相手ボールをカットしたマティエウがそのまま前線へと上がり、中央へと入れた横パスを奪われたことだった。そこからのヒホンのカウンターは見事で、ラキティッチがかわされ、ブスケツも後ろのスペースを埋めていたことでぽっかりと空いた中盤を一気に前進。最後は左からのセンタリングを右ポスト前のカルロス・カストロが押し込み1-1としている。 メッシとスアレスで崩し1-2同点に沸くエル・モリノン。しかしパンチの応酬となったこの時間帯は結局、メッシ王の一撃によって落ち着くことになる。スポルティングの守備陣形は、メッシとスアレスの二人によって崩された。複雑な動きなので順に書くとこうだ。 ■ピケからの縦パスをスアレスがポストとなって一度戻し、ラキティッチがすかさずライン裏へ抜けようとしたメッシへパス。■これはDFの頭でクリアされるがスアレスが頭で落とし、メッシが浮き球パスをもう一度裏へ抜けていくスアレスへと送る。■スアレスがキープして戻し、空いたスペースへと詰めたメッシが左足アウトサイドキックでGKクエジャルの頭上をぶち抜くゴラッソ。 よくもこんなゴールを決められると感心する。ひらめきと、それを実行に移せるテクニックが別次元だ。ちなみにこちら、バルサの通算10,000ゴールらしい。天才はこうしたキリ番も持っていく星の下に生まれている。 先制してすぐに同点にされたことを繰り返さぬため、バルサは1-2とした後もアクセルを緩めることなく3点目を狙っていった。チャンスはすぐ訪れた。32分、速攻からのレオ・メッシのシュートをクエジャルがかろうじてブロックし、そのこぼれ球を受けたネイマールのコントロールシュートが右ポストを直撃。今季のバルサはなんとこれで30回もポストに嫌われているらしい。前半はこうして1-2で終了した。 スアレス、PK外すもゴラッソで帳消し後半もバルサがボールを支配し、スポルティングがカウンターによって反撃のチャンスを窺う展開で進んでいった。54分にはマスカレルのミドルシュート。55分にはメッシの浮き球パスを受け抜け出したスアレスのバセリーナをクエジャルが辛うじてタッチしてセーブ(ネイマールのチレーナは枠を外れる)。57分にはハリロビッチがエリア内で倒れたが、これはボールを奪い取ったアルダの足をハリロビッチが蹴ってこけたものだった。 そういった決定的の一歩手前のような出来事が幾つかあった後、本当に決定的な場面がバルセロナに訪れる。60分、ドリブルで自分を抜こうとしたネイマールをクエジャルが手をかけて倒したとの罪で、ベンゴエチェア主審がペナルティを宣告したのだ。今回のキッカーはスアレス。しかしながら9番のシュートはGKが横っ飛びセーブによって阻止し、スコアはもう少し1-2のまま続いていくことになる。勝負を決める1-3のゴールが生まれたのはその6分後、決めたのはスアレスだ。 それはPKよりも格段に難しいシュートだった。アレイシ・ビダルからのパスをエリア内で受けた“キラー”は、DFふたりに囲まれながらもキープしてマークを解除。目の前にシュートコースが開けたと見るや迷うことなく左足を振り抜き、ロスカを叩き込んで見せたのだ。おそるべきシュート決定力。えぐいゴラッソを決めるウルグアイ人だ。 点差が2つに広がったことで、スポルティングの希望は潰えた。バルセロナはその後、危なげなく試合を閉じて勝点3を獲得。主力を数人休ませてのこの結果は非常に大きい。土曜日にもまた中2日でのラス・パルマス遠征なる難しい試合が待っているが、この調子で連勝を伸ばしてほしい。
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