Liga Española
jornada 29

NON STOPバルサ、パワー全開。
メッシが切れまくり。

FC Barcelona Getafe
6 0
12 de Marzo 2016 - Sab 16:00 h
Camp Nou
: 87,533
Goles
Juan Rodriguez (8pp)  
Munir (19)  
Neymar (31)  
Messi (40)  
Neymar (50)  
Arda (56)  
Titular
Bravo 【7】 Guaita
Aleix Vidal 【7】 Emi
Pique 【7】 Velazquez
Mathieu 【7】 Vergini
Jordi Alba 【7】 Pereira
Sergi Roberto 【8】 Pedro Leon
Arda 【7】 Wanderson
Iniesta 【8】 Juan Rodriguez
Messi 【9】 Yoda
Munir 【7】 Medran
Neymar 【8】 Scepovic
Cambios
Mathieu→ Vermaelen 【6】(60) Pedro Leon→ Victor (54)
Iniesta→ Samper 【6】(60) Scepovic→Moi (54)
Pique→ Bartra 【6】(68) Wanderson→ Mensah (77)
Entrenadores
Luis Enrique 【7】 Fran Escriba
Arbitro
Perez Montero (andaluz)
Tarjetas
  Velazquez (11)
  Medran (41)
  Pedro Leon (49)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0 Tarjetas Amarillas 3 1 2
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
8 6 14 Tiros a puerta 6 6 0
5 4 9 Ocasiones de Gol 1 1 0
4 1 5 Corners 3 3 0
1 0 1 Fueras de juegos 2 0 2
5 1 6 Faltas 13 5 8
70%   66% Posesion del Balon 34%   30%
Formacion

ラフィーニャ、サンドロが負傷欠場。マスチェラーノが出場停止。マシップ、ドグラス、ブスケツ、アドリアーノが監督判断で招集外。テル・ステーゲン、ラキティッチ、アルベス、スアレス、バルトラ、ベルマーレン、サンペールがベンチスタート。

幾つかのポジションでローテーション。第一子誕生のブスケツ、カード累積がリーチのスアレスを温存し、セルジ・ロベルトとムニールが先発。ラキティッチも休ませアルダが入った。出場停止のマスチェラーノの代役はマティエウ。右ラテラルはアレイシ・ビダル。メッシとネイマールの位置によってムニールは右へ左へ。

後半早々に6点リードとなり、交代開始。守備陣を3人入れ替えた。まずマティエウとイニエスタに代えてベルマーレンとサンペール(リーガ初出場)。セルジ・ロベルトがインテリオールに位置変え。3枚目はピケからバルトラ。

Titular Final
先発 終了時
Goles
Juan Rodriguez (8pp)  
Munir (19)  
Neymar (31)  
Messi (40)  
Neymar (50)  
Arda (56)  
Reporte

一週間の休みを得て元気になったバルセロナが、要塞カンプノウにてヘタフェを6-0粉砕。 圧倒的だったバルサの攻撃をリードしたのはフォームをぐいぐい上げているレオ・メッシで、ムニール、ネイマール(2)の3得点をアシストしたほか、自らも1ゴールを決めている。PKをまた外したのはご愛嬌か。春の午後の良い勝利。バルサはこれでリーガ12連勝となり、公式戦無敗記録は37にまで伸びた。

ローテーションしても圧倒

早春の土曜の16時キックオフ。ここはひとつカンプノウに好調バルサを観に行こう、という家族が多かったのだろう。相手が残留争いをするヘタフェながら、スタジアムは87,000人の観衆で埋まった。そのバルセロニスタたちの選択は大成功。このヘタフェ戦はレオ・メッシが先導するチームによるスペクタクルショーとなっていく。主力メンバーを複数休ませたにもかかわらず、それだからレベルが違う。

ルイス・エンリケはこのヘタフェ戦にローテーションを行った。マスチェラーノが出場停止だったほか、第一子誕生のブスケツを招集外とし、アルベスラキティッチ、カード4枚のルイス・スアレスをベンチ温存。セルジ・ロベルトがメディオセントロに、ムニールが前線に起用された。インテリオールにはアルダ・トゥラン、右ラテラルにはアレイシ・ビダル

試合は終始バルセロナペースで進んでいった。ヘタフェの面子が出場停止と怪我人によってかなり制限されていたとはいえ、前半のうちに4点を奪い、マドリーチームのシュートを0本に抑える全く危なげないモード。前半だけでマニータとなる可能性も十分にあった。

メッシSHOW

バルサの攻撃を率いていたのはメッシだった。右からプレーを開始しつつ、状況を見ては中央へと入り、えげつないほどのラストパスを連発。ドリブルをしては取られず、凡人には見えないコースでパスを出し、手が付けられない状態のギガクラックだった。彼をサポートするアンドレス・イニエスタアルダ・トゥランセルジ・ロベルトの中盤も上々の出来栄え。ロベルトのピボーテは運動量が豊富、アルダが適応し徐々に本領発揮、ドンメッシネイと魔法のコンビネーションと、ブスケツラキティッチが不在でも全く遜色のないパフォーマンスだった。

8分、ファン・ロドリゲスのオウンゴールとなった先制点の起点はメッシのスルーパスだ。これにジョルディ・アルバが抜け出し、鋭いセンタリングを入れた時点でほぼ勝負あり。ボールはニアのヘタフェ選手の足に当たり、ネットへと吸い込まれている。

19分の2-0もアシストはメッシだった。イニエスタの浮き球パスにレオが抜け出し、直接中央へと送り込んだボールをムニールが頭で押し込んでのゴール。ボールがちょっと速くて頭に当たりました、てな風に見えなくもないが、ムニールはこれで2試合連続ゴールと結果を出している。それによって自信が付いてきてる感が良い。

ネイマールが決めた3点目は芸術的だった。セルジ・ロベルトが猛然とバイタルエリアへと走り込み、スライディングしながら左のメッシへとボールを送り届ける。バルサの10番はそこでエリア内へと必殺の斜めスルーパス。最後は抜け出したネイマールが右ポスト横へと直接右足で流し込んみ、GKグアイタの壁を破っている。ため息の出るような流れるプレーでの得点だった(31分)。

そして40分には、ここまでアシストに専念していたメッシが自ら決めて4-0となる。エリア外でボールを受けたレオは中央へ向けドリブルを仕掛け、コースが開いたと見るや強烈なミサイルシュートをゴール右端へと一撃。20分にはPKを外していたメッシだが(グアイタが止めた)、彼にとってはこれくらい距離があってドリブルしながらの方が決め易いのかもしれない^^

前半だけで4点リード。他にもエリア内でのネイマールへのファールがPKにならなかった場面や(25分)、ピケ(30分)とネイマール(38分)のシュートがクロスバーに嫌われたりなど、点差がさらに拡大しそうな場面は幾つもあり、かつヘタフェのシュートは0本と圧倒的な45分だった。

“マニータ”、さらに“セット”の完成

ハーフタイム後のバルサは幾分アクセルを緩めたものの、ヘタフェの守備の脆さに変化がなかったため、ネットを揺らし続けた。マニータを完成させたのはネイマール、アシストはメッシだった。後半が始まってわずか5分後、セルジ・ロベルトからボールを受けたメッシがエリア際中央のネイマールへとパス。ひらりとターンを決めたネイが抜け出しグアイタと1対1になり、落ち着いて足元を抜くシュートをネットへと沈めている(5-0、50分)。メッシはこれで1ゴール3アシストの大活躍。

さらにその6分後には左CKから、アルダ・トゥランが少し奇妙なチレーナを決めて6-0(セット)の完成する。ニアのムニールが頭で逸らし、さらにゴールに背を向けたピケが右足で浮かせたボールを、トルコ人MFが左足の変則バイシクルシュート。曲者マジシャンは徐々に本領を発揮しつつある。

6点リードを付けた後、ルイス・エンリケは選手交代を開始。マテューイニエスタ(60分)、ピケ(68分)をベンチへと下げ、ベルマーレンサンペールバルトラを送り出した。水曜のアーセナル戦に向け、イニエスタを30分休ませられたのは大きい。サンペールはこれがリーガ初出場となる。

最後の30分間はチーム全体としてのギアが下がったので、相対的にヘタフェがバルサ陣内に侵入する機会も増えた。前半は0本だったシュートも6本を数え、クラウディオ・ブラボが脅かされる場面も一度二度。ただブラボのプレーはいつものように安定しており、ヘタフェに意地の1点を与えることはなかった。

ということでバルセロナがヘタフェを悠々と下し、リーガ12連勝を達成。カンプノウにて週末のひと時を過ごした家族連れにとっても大満足の試合だったことだろう。