Liga Española
jornada 30

守備乱れ、連続2失点。
リーガ連勝止まるも、優勝へは前進。

Villarreal FC Barcelona
2 2
20 de Marzo 2016 - Dom 16:00 h
El Madrigal
: 23,000
Goles
  Rakitic (19)
  Neymar (40pk)
Bakambu (57)  
Mathieu (62pp)  
Titular
Sergio Asenjo 【6】 Bravo
Mario 【6】 Sergi Roberto
Bailly 【6】 Pique
Victor Ruiz 【7】 Mascherano
Rukavina 【6】 Jordi Alba
Castillejo 【5】 Busquets
Bruno 【7】 Rakitic
Trigueros 【5】 Arda
Denis Suarez 【6】 Messi
Soldado 【5】 Luis Suarez
Bakambu 【6】 Munir
Cambios
Bakambu→ Adrian (70) Pique→【3】 Mathieu (53)
Denis Suarez→ Pina (73) Arda→【4】 Alves (56)
Soldado→ Julio Baptistao (82)  
Entrenadores
Marcelino Garcia Toral 【5】 Luis Enrique
Arbitro
Sanchez Martinez (murciano)
Tarjetas
Soldado (19) Arda (12)
Bruno (23) Pique (15)
Asenjo (39) Jordi Alba (52)
Victor Ruiz (39) Mascherano (93)
Rukavina (43)  
Pina (77)  
Mario (84)  
Trigueros (85)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
5 3 8 Tarjetas Amarillas 4 2 2
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
5 11 16 Tiros a puerta 14 7 7
2 3 5 Ocasiones de Gol 5 3 2
0 4 4 Corners 4 4 0
1 1 2 Fueras de juegos 4 3 1
6 10 16 Faltas 8 4 4
35%   36% Posesion del Balon 64%   65%
Formacion

イニエスタ、サンドロが負傷欠場。マシップ、ドグラス、ラフィーニャ、ベルマーレンが監督判断で招集外。サンドロはベンチ外。テル・ステーゲン、アルベス、バルトラ、ムニール、アレイシ・ビダル、アドリアーノ、マティエウがベンチスタート。

メッシは中央でプレーすることが多く、空いたスペースをラキティッチとセルジ・ロベルト(右ラテラル起用)がカバー。左のインテリオールはアルダ・トゥランだった。その他はいつもの顔ぶれ。

交代は二人で、どちらも最終ライン。まずカードを貰っていたピケを下げてマティエウが登場。マスチェラーノが右へ移動した。もう一人はアルダに替えてアルベス。セルジ・ロベルトが中盤となった。

Titular Final
先発 終了時
Goles
  Rakitic (19)
  Neymar (40pk)
Bakambu (57)  
Mathieu (62pp)  
Reporte

難地エル・マドリガルにて2-2のエンパテ。上位チームが軒並み敗北しているスタジアムゆえ、引き分けたこと自体は仕方ないといえ、後半に2点リードを追いつかれての結果だけに勿体ない。全体としての内容も優れず、チームとしてビジャレアルを崩せた場面はあまりなかった。ただアトレティコがヒホンで敗れたため、後続との差は少し拡大。公式戦での無敗記録も39へと伸びた(リーガでの連勝は12でストップ)。

ビジャレアルの攻勢、ラキティッチの先制弾

試合はいきなりのビジャレアルの得点機で始まる。開始わずか数十秒、左サイドのバカンブピケをかわしてセンタリングを入れると、中央トリゲロスのシュートが左ポストへ。さらに跳ね返りがラインを超えようかというところを、クラウディオ・ブラボがなんとか掴んで失点は免れた。

前線から激しくプレッシングをかけるビジャレアルは5分にも、デニス・スアレスの個人技からチャンスを演出する。この場面ではシュートには結びつかなかったが、デニスは右方面から良い動き出しによって攻撃を組み立て、存在感を放っていた。

序盤はホームチームの優勢。しかし先制点を手にしたのは縦への突破に物足りなさのあったバルセロナだった。流れで崩せなければ、セットプレーを活かせば好い。19分のレオ・メッシによるフリーキック、決めたのはラキティッチだ。スアレスを目掛けて送り込まれたボールがこぼれたところを、備えていたラキティッチが思い切りよく蹴り込んで0-1!この先制点でバルセロナは落ち着き、ボールをコントロールできるようになった。

マルティネス主審が悪目立ち

この試合で悪い意味での存在感を出していたのは、サンチェス・マルティネス主審だった。売出し中だというこの審判殿は厳格なジャッジによって試合を制御しようとして失敗。神経質な判定基準でカードを連発し、スタジアムをピリピリさせていく。16分には胸でトラップしたピケにカードを提示し、同じくピケが明らかに手で触れていた23分の場面では見逃すちぐはぐさも。これに抗議したマルセリーノ監督は退席を命じられている。

判定に不満を抱いていたエル・マドリガルの怒りがさらに爆発するのは、メッシのスルーパスによって1対1になったネイマールがGKアセンホと絡み合い、PKの笛が鳴った時だ。アセンホはボールには触れていたので、クレからしても厳しい判定。ビジャレアルファンが怒るのは尤もだった。成功率半分のPKはネイマールがメディオ・パネンカで決め、バルサのリードは2点に広がった(40分)。

スコアの経過は非常に順調。ただルーチョチームはビジャレアルのプレッシングと統制の取れた守備に手を焼き、流れの中からはこれといった好機は作れていない。激しいバトルが各所で繰り広げられていたものの、両チームに汚さはなかった。

交代が裏目に出て同点

0-2で始まった後半はまず、バルサのペースで進んでいった。ビジターは落ち着いてパスを展開し、ホームチームはブラボへと迫れない。その流れが変わったのは、ルイス・エンリケが駒を動かしてからのことだった。バルサ監督はまず、カードを受けて退場(=次節マドリー戦出場停止)の危険性のあったピケアルダをベンチへと下げ、マティエウアルベスをピッチへ送り出す。試合のマネージメントとしては判る采配。だが残念なことにムッシュダニもプレーに冴えがなく、試合はそれよりイエローサブマリンのペースとなっていった。

ビジャレアルのゴールが生まれたのは、バルサが守備陣を入れ替えた1分後のことだ。デニス・スアレスが2列目からエリア内へと切れ込んでシュートを放ち、ブラボが弾いたところをバカンブが押し込んで1-2(56分)。マティエウさん、もうちょっとこぼれ球に反応して...。

マティエウの悪夢はさらに続いた。巧みなドリブルとフェイントからネイマールの放った決定的シュートをGKアセンホがパラドン(60分)し、1-3となることを阻止したその直後、CKからのマティエウのオウンゴールでビジャレアルが同点に追いつくのだ。“神の手”ならぬ“ムッシュの手”によるゴール。どうしてルーチョバルトラを使わないのだろう。

反撃ならず

守備陣を入れ替えた後の混乱を利用され、2点差を追い付かれたバルセロナ。そのまま逆転負けもありえるか...と思われたが、幸いルーチョチームはそこから落ち着きを取り戻し、ボールをコントロールしていく。ただしビジャレアルの守備陣を崩すには至らず、ゴールの匂いがしたのはアセンホがセーブしたラキティッチによるCKからのヘディング弾(70分)と同じくラキティッチのこぼれ球シュート(82分)くらいだった。

頼れるトリデンテにはいつもの輝きは見られず。特にルイス・スアレスには普段の迫力が感じられなかったのは、カードを受ければクラシコが出場停止となるため、思い切りプレーできなかったからか。

ということで試合は2-2で終了。2位アトレティコとの勝点差がまた開いたことで、結果としては悪くないのだが、2点差を追いつかれたことの不完全燃焼感が強く残る試合となった。さて、次は国際代表戦ウィークを挿んで、いよいよカンプノウクラシコだ。選手たちには怪我なく元気に戻ってきてほしい。