Liga Española
jornada 2

聖地サン・マメスで貴重な無失点勝利。
得点こそ1つだったが、出来は良かった。

Athletic Club FCBarcelona
0 1
28 de Agosto - Dom 20:15 h
San Mames
: 46,365
Goles
  Rakitic (21)
Titular
Iraizoz 【7】 Ter Stegen
De Marcos 【8】 Sergi Roberto
Boveda 【7】 Piqué
Laporte 【7】 Umtiti
Balenziaga 【7】 Jordi Alba
Iturraspe 【6】 Busquets
Beñat 【8】 Rakitic
Eraso 【6】Denis
Williams 【7】 Messi
Susaeta 【6】 Suárez
Aduriz 【7】 Arda Turan
Cambios
Iturraspe→ Raul Garcia (62) Umtiti→【6】 Mascherano (71)
Eraso→ Vesga (62) Denis→【5】 André Gomes (71)
Susaeta→ Muniain (75) Arda→【5】 Rafinha (83)
Entrenadores
Ernest Valverde 【7】 Luis Enrique
Arbitro
Mateu Lahoz (valenciano)
Tarjetas
Susaeta (45) Umtiti (9)
Iturraspe (55) Suárez (37)
Eraso (61) Busquets (37)
Beñat (82) Sergi Roberto (58)
Balenziaga (88)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 4 5 Tarjetas Amarillas 4 1 3
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
4 5 9 Tiros a puerta 12 6 6
1 3 4 Ocasiones de Gol 5 3 2
2 2 4 Corners 4 4 0
1 0 1 Fueras de juegos 4 2 2
10 10 20 Faltas 13 7 6
    341 pases 599    
37%   37% Posesion del Balon 63%   63%
Formacion

イニエスタ、マティエウが負傷欠場。シレセンは手続きの関係で出場できない。ネイマールは特別休暇中。ラフィーニャ、マスチェラーノ、ムニール、ディニェ、アンドレ・ゴメス、アレイシ、マシップがベンチスタート。

ブラボがマンチェスターへと移籍し、テル・ステーゲンがゴールを守る。負傷明けのマスチェはベンチとなり、信頼を得ているウンティティがピケとコンビを組んだ。右ラテラルはセルジ・ロベルト。イニエスタの代役はデニスで、偽エストレーモには今回もアルダが選ばれた。

交代枠は3つとも使われた。まずは2枚同時でウンティティとデニスがベンチに退き、マスチェラーノとアンドレ・ゴメスが登場。3人目はアルダがお役御免となって、五輪から戻ってきたラフィーニャが今季初出場。

Titular Final
先発時 終了時
Goles
  Rakitic (21)
Reporte

FCバルセロナが雨のサン・マメスで貴重なる勝点3を獲得。幾つかの決定機で決めきれなかったため、最後まで気を抜けない展開となったが、1点差を守りきって白星(0-1)を手にしたのは大きい。殊勲のゴールをあげたのはラキティッチで、高精度なアシストは好調のアルダ。昨年4失点のカテドラルで先発となったテル・ステーゲンは致命的なエラーを犯したものの、気迫の顔面ブロックで自ら後始末し事なきを得ている。なにはともあれ、良いフットボルで開幕2連勝は明るい要素。代表戦ウィーク後もこの流れが続くことを願う。

テル・ステーゲンのエラーと後始末

バルサをカテドラルに迎えるにあたり、アスレティック監督エルネスト・バルベルデはどうやら、ハイプレスは行わずに引いて待つことを仄めかしていたようだ。しかしふたを開けてみれば怒涛のハイプレス。そのあたりはルイス・エンリケも読んでいたのか、先発には怪我明けのマスチェラーノではなくウンティティを起用し、ピケテル・ステーゲンとのパス回しで圧力をかわした。相手がぐいぐい来ようとも、とにかくつないで攻めにつなげるバルサ。テル・ステーゲンが左右両足を使えることも非常に役立っている。

ただし、最終ラインでのつなぎは一つ間違えば致命的となる。11分、ブスケツへと送ろうとしたテル・ステーゲンのパスがベニャによってカットされ、1対1の大ピンチ到来。失点を覚悟した場面だったが、ここはドイツ人GKが踏ん張り、顔面ブロックでどうにか凌ぎきった。時にひやりとすることもあるが、この逃げない姿勢も彼の持ち味だ(クリアすべき局面ではリスクを負わず、蹴り出してほしくはある)。

バルサ支配、ラキティッチ弾

大ピンチを凌いだバルセロナは、その後は危なげなく試合を支配していく。先制点が生まれたのは21分のことだった。ルイス・スアレスの巧みな展開でボールを受けたアルダ・トゥランが左サイドから超高精度なるセンタリングを逆ポスト側へ送り込み、後列から飛び込んだラキティッチがこれを頭で沈めて0-1!自信をつけたアルダは、偽エストレーモとしては十分に計算のできるレベルへと復活している(ネイが戻ってきても彼を見たいほど)。次はインテリオールで同様の存在感を出せるかどうかだ。

リードを手にしたバルサは落ち着いてゲームをコントロールし続けた。惜しかったのは35分のウンティティ、38分のデニス、44分のアルダなど追加点のチャンスを活かせなかったこと。雨がシュート時に微妙な誤差を生じさせていたのだろうか。

マテウ・ラオス主審は今回も悪目立ちをしていた。

決定機を活かせない、イヤな展開

後半も展開に大きな変化はなかった。ボールはカタランチームがコントロールを続け、プレーの大半はバスクチーム陣内で行われた。しかしこの夜はレオ・メッシルイス・スアレスのものではなかったようで、両クラックはいつもなら決めている場面でシュートを枠内へと飛ばせない。56分のスアレス、69分のメッシなど、彼らがボールを大きく吹かしてしまうシーンは珍しかった。

バルセロナが決定機を逃し、1点差のまま試合が進んでいくことで勇気が湧いてくるのはアスレティックだ。逆転は無理でもエンパテはあると思える状況。サン・マメスの観客に後押しされたビルバオはゲーム終盤に2、3のゴールチャンスを作り出し、バルセロニスタは冷や汗をかくことになった。そしてアディショナルタイムにはカウンターから作った決定機をスアレスが仕留めきれず(DFが右足セーブ)。結果への影響はないにせよ、勿体ない得点を逃したルイシートだ。

ということで、1点差ながらも難地サン・マメスから勝点3を持ち帰ったルーチョチーム。アクシデントに見舞われることなく、無失点で勝利を手にできたのは大きい。アルダデニスアンドレ・ゴメスらがいることで総合力が増したと感じられるのも良い収穫。リーガはこれからパロンに入るが、代表戦へ赴く選手たちには怪我なく元気に帰ってきてほしい。