Liga Española
jornada 3

パロン明けは難しい...。
疲労感とローテーションしすぎた感。

FC Barcelona Alaves
1 2
10 de Septiembre - Sab 20:30 h
Camp Nou
: 74,237
Goles
  Deyverson (39)
Mathieu (46)  
  Ibai (64)
Titular
Cellessen 【4】 Pacheco
Aleix Vidal 【3】 Kiko Femenia
Mascherano 【3】 Alexis
Mathieu 【5】 Laguardia
Digne 【4】 Raul Garcia
Busquets 【4】 Marcos Llorente
Rakitic 【4】 Edgar
Denis Suárez 【4】 Dani Torres
Arda Turan【4】 Ibai Gomes
Paco Alcácer 【3】 Theo
Neymar 【4】 Deyverson
Cambios
Denis→ Messi 【5】(60) Edgar→ Espinoza (70)
Arda→ Iniesta 【4】(63) Kiko Femenia→ Vigaray (73)
Alcácer→ Luis Suárez【4】(66) Ibai Gomez→ Camarasa (79)
Entrenadores
Luis Enrique 【4】 Mauricio Pellegrino
Arbitro
Mario Melero López (andaluz)
Tarjetas
Mascherano (56) Raul Garcia (71)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 1 1 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
6 10 16 Tiros a puerta 5 2 3
3 4 7 Ocasiones de Gol 2 1 1
4 9 13 Corners 0 0 0
3 2 5 Fueras de juegos 3 1 2
7 4 11 Faltas 12 6 6
417   803 pases 353   195
72%   71% Posesion del Balon 29%   28%
Formacion

テル・ステーゲンが負傷欠場。ピケ、セルジ・ロベルト、アンドレ・ゴメスがベンチ外。イニエスタ、スアレス、メッシ、ラフィーニャ、ジョルディ・アルバ、ウンティティ、マシップがベンチスタート。

代表ウィーク明けにつき、前節アスレティック戦から大幅に選手を入れ替え。メッシ、スアレス、イニエスタ、ピケ、セルジ・ロベルト、アルバ、ウンティティをベンチもしくはスタンドに置き、アレイシ、ディニェ、マティエウ、アルカセル(初出場)らが起用された。テル・ステーゲンが前日の練習中に負傷したことで、シレセンもバルサデビュー。ブラジル戻りのネイマールは今季初出場。これだけ入れ替えると、さすがに影響も大きい。

交代は60分から66分にかけて行われた。デニス、アルダ、アルカセルがベンチへ下がり、超主力のメッシ、イニエスタ、スアレスが登場。今季初めてトリデンテが揃ったものの、連係はいまひとつだった。

Titular Final
先発時 終了時
Goles
  Deyverson (39)
Mathieu (46)  
  Ibai (64)
Reporte

国際代表戦によるリーガ中断を終え、カンプノウにフットボルが帰ってきた。しかし結果はバルセロニスタが期待したものとはならず、昇格組のデポルティーボ・アラベスに1-2で敗北。バスクチームは数少ない得点機を確実に活用し、10年ぶりとなるカンプノウ訪問で大金星を手にした。バルセロナは対照的に好機を活かせず、得点はコーナーからのマティエウのヘッド弾のみ。代表戦の疲労と翌週のチャンピオンズ初戦を考慮し大幅なローテーションを採用したことで連係を欠き、ゴール前での効率性も悪くアラベスを攻略できなかった。手痛い黒星だ。

大胆なローテーション、冴えぬプレー

代表戦とチャンピオンズ初戦に挟まれた、昇格組アラベスをカンプノウに迎えての一戦。勝点3を計算できるこの試合に、ルイス・エンリケは大きなローテーションを行って臨んだ。怪我明けor疲れのあるメッシスアレスイニエスタアルバをベンチに置き、ピケセルジ・ロベルトはスタンド観戦。アレイシディニェアルカセルらが先発で起用された。前線にはブラジル帰りのネイマールが復帰。テル・ステーゲンが前日に怪我をしたため、シレセンがゴールを守った。

バルセロナがこの夏チーム層を厚くすることにこだわったのは、主力が万全ではないこういう試合のためだ。しかしオートマチック性で相手守備陣を崩すバルサのプレーがそう簡単に身に付くこともなく、実験的なイレブンは5-4-1布陣を敷いたアラベスの壁の前に突っかかっては弾き返されることを繰り返していた。ポゼッションは7割以上と高い数字を示したものの、アイディアは不足。バルセロナは最初のシュートを放つのにも18分を要し、アラベスを慌てさせることはほとんどなかった。一番惜しかったのは33分のネイマールのフリーキックの場面か。右へ流してアレイシを使うサインプレー。しかしラテラルのシュートはGKに阻止され得点とはならなかった。

アラベス先制

元バルサ選手ペジェグリーノ率いるアラベスはほとんどの時間を守備に費やしていたが、カウンターによって攻めに転じた際には、わりとシュートまでたどり着くことは出来ていた。そして39分、右ラテラルのキコ・フェメニア(元バルサB)がデニスを抜いて高精度のセンタリングを供給。マスチェラーノに先んじたデイベルソンがニアポスト前で合わせて先制に成功している。

マティエウヘッド

1点ビハインドで迎えた後半、バルサはいきなりスコアを振り出しに戻した。46分のコーナーキックで、上手くマークを外したジェレミー・マティエウのヘッド弾が炸裂。痛恨だったのはそのわずか2分後、同じくコーナーキックから決定機を手にしたムッシュがフリーでの近距離シュートを外してしまったことだ。もし決まっていればマティエウ祭り。落ち着いて押し込むだけで良かったので、この失敗は痛かった。

その直後にはエドガルがネットを揺らし、バルサが再びリードを許したかに見えたが、エドガルがわずかにオフサイドだったことで得点は認められず、クレは胸を撫で下ろした。一方でルーチョチームは48分にアルダが、52分にアルカセルが好機を手にしたがこちらもゴールにはならず。試合は1-1のまま進んでいった。

状況変わらず、守備のエラーで再失点、敗北

勝点3が必要なバルサ。ルイス・エンリケは60分を回ると、温存していた主力たちをピッチに送り出していった。デニスアルダアルカセルに代わって、レオ・メッシイニエスタルイス・スアレスが登場。疲労が出てくる時間帯にこの面子が出てくるのはアラベスにとっては責め苦だと想像するが、しかしながら彼らはその後も崩れることなく組織立った守備を継続させていた。そしてルーチョが選手を代えていた最中の64分、アラベスは再びリードを手にする。

バルサとしてはこの失点も守備の乱れによるものだった。マスチェラーノがまさかのクリアミスを犯し、アレイシ・ビダルも全く簡単に突破を許してイバイがシレセンと1対1に。オランダ人GKはどうにかボールに指先を当てることは出来たようだがコースを変えるには至らず、呆気なくゴールを割られている。つい浮かぶ、ブラボなら弾けていたかも、、というイメージを頭からふり払う。

これにて試合に勝つには2得点が必要となったルーチョチームだが、ここまでの出来栄えからはそれはかなり難易度の高い任務に思えた。MSN+イニエスタの火力に期待するしかなかったが、今季初めて顔を揃えた3人の連係はまだ本来の姿を示さず。3人が単体でどうにかしようと努力するに止まっていた。試合終了直前にはディニェのセンタリングからメッシが決定機を迎えるが、クラックのシュートはわずかにポスト横を通過。カンプノウが沈黙する中、アラベスに黒星を喫することとなった。

成果を期待された準主力の選手たちが結果を残せずに敗北したのは痛いが、熟成にはやはり時間は必要だ。ルイス・エンリケが実験的なイレブンを採用した際は苦渋を舐めることもしばしば。そのあたりの配分が今後の教訓に活かされることを期待し、さっさとこのアラベス戦は忘れて次のセルティック戦に気持ちを向けたい。