Liga Española
jornada 6

メッシ不在の初戦に快勝。
主役/脇役たちの得点力が炸裂。

Sporting Gijon FCBarcelona
0 5
24 de Septiembre - Sab 16:15 h
El Molinon
: 29,000
Goles
  Luis Suárez (29)
  Rafinha (32)
  Neymar (81)
  Arda Turan (85)
  Neymar (88)
Titular
Cuéllar 【7】 Ter Stegen
Lora 【8】 Sergi Roberto
Meré 【8】 Piqué
Amorebieta 【7】 Mathieu
Lillo 【6】 Digne
Sergio 【6】 Busquets
Cases 【6】 Andre Gomes
Moi Gómez 【7】Arda Turan
Victor Rodriguez 【7】 Rafinha
Burgui 【7】 Suárez
Duje Cop 【8】 Neymar
Cambios
Moi Gómez→Dani Ndi (67) Busquets→【7】Denis Suárez (68)
Duje Cop→ Carlos Castro (67) Luis Suárez→【7】Paco Alcácer (72)
Victor Rodriguez→ Douglas (76)  
Entrenadores
Pitu Abelardo 【7】 Luis Enrique
Arbitro
Del Cerro Grande (madrileño)
Tarjetas
Lora (9)  
Lora (73DA)  
Amorebieta (87)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 2 3 Tarjetas Amarillas 0 0 0
0 1 1 Tarjetas Rojas 0 0 0
4 3 7 Tiros a puerta 12 6 6
0 1 1 Ocasiones de Gol 7 4 3
1 2 3 Corners 4 1 3
0 0 0 Fueras de juegos 5 1 4
6 8 14 Faltas 9 4 5
222 246 468 pases 694 313 381
34%   38% Posesion del Balon 62%   66%
Formacion

メッシ、ウンティティが負傷欠場。アレイシ、マシップが監督判断で招集外。シレセン、ラキティッチ、デニス、イニエスタ、マスチェラーノ、アルカセル、ジョルディ・アルバがベンチスタート。

ローテーションが行われ、名前だけ見れば選手がどう配置されるのか分からない11人。今回はマティエウがピケの相棒となり、左サイドに4試合ぶりとなるディニェ。3日前は風邪で体調不良だったブスケツは元気に回復。インテリオールはアンドレ・ゴメスとアルダが務め、ラフィーニャが偽の右エストレーモとなった。ラファは中へと入っていくので、右サイドはセルジのためのスペースとなる。

選手交代は二人で、ブスケツがお役御免となってデニス・スアレスに出番。アンドレ・ゴメスがピボーテに移動した。続いてはルイス・スアレスに代えてパコ・アルカセル。ニアポストに飛び込む動きが上手い。

Titular Final
先発時 終了時
Goles
  Luis Suárez (29)
  Rafinha (32)
  Neymar (81)
  Arda Turan (85)
  Neymar (88)
Reporte

リーガ第6節。スポルティング・ヒホンの本拠地 エル・モリノンに乗り込んでの一戦に、FCバルセロナが0-5で大勝した。負傷したレオ・メッシを欠いての敵地戦ではあったが、スアレスネイマールを始め、ラフィーニャアルダらにもゴールが飛び出し、パンチ力でスポルティングを攻略。相手が1人少なくなって以降は連続3得点で畳み掛け、マニータを完成させた。行き来のある落ち着かないゲームだったが、個々の効率性が勝負のポイントに。右ラテラルで躍動したセルジ・ロベルトがすばらしかった。マドリーがラス・パルマスで引き分けたことで、両者の勝点差は「1」に縮小。

主力の半分を温存

チャンピオンズの敵地でのボルシア戦が控えていることで、ルイス・エンリケはこの試合に思い切ったローテーションを行った。温存されたのはイニエスタラキティッチジョルディ・アルバマスチェラーノたち。マティエウディニェアンドレ・ゴメスアルダラフィーニャが先発に起用された。カンプノウで敗れたアラベス戦ほどではないにせよ、割と大きな入れ替え。違いは選手たちのコンディションと、中心線(ステーゲン・ピケ・ブスケツ・スアレス)はレギュラー陣が揃っていたことだ。

アンドレ・ゴメスアルダ・トゥランがインテリオールでコンビを組むなど、実戦演習的な顔ぶれだったため、試合は序盤からオープンな展開となった。バルサがリズムよくボールを支配することはなく、選手たちは敵陣へ、自陣へと忙しく。スアレスネイマールらへのパスは単発で、19分には前へ出て空中キャッチしたテル・ステーゲンがエリア外に出てしまいフリーキック、というドタバタもあった。

守備においては、試合を通してのジェラール・ピケの活躍が目覚しかった。カバーするエリアの広さ、先読み、タックル精度など非の打ち所のないパフォーマンス。アルバに代わって起用されたディニェも、攻撃参加は控えめだったが守りは上々。ムッシュにも特に穴はなかった。

スアレス先制、ラフィーニャの追加点

得点の匂いのあまりしないバルサではあったが、ワンチャンスあれば仕留めてしまう“キラー”がいることで試合を有利に進められる。先制点は29分だった。センターサークル中央でボールを奪取したアルダからの長いボールにルイス・スアレスが抜け出すと、焦って出てきたGKクエジャルを優しいタッチで料理。無人のゴールにシュートを流し込み、スコアを0-1としている。

そしてその先制点の余韻も残っていた3分後、ルーチョチームは追加点で流れを大きく自分たちの方へと引き寄せる。ネイマールによる絶妙なるエリア内へのパスにセルジ・ロベルトが追い付き、速く正確なセンタリングにニアポスト前へと詰めたラフィーニャがジャンプヘッドで合わせて0-2。メッシの負傷で機会を得たカンテラーノが結果を残すのはクレとして実に嬉しいことだ。

2点のリードを手にした後も、バルサがボールを支配下に置くことはなく、いまひとつ落ち着かないままに試合は進んでいった。スポルティングに決定機を許しテル・ステーゲンが脅かされることもなかったのだけれど。

スポルティング、10人になる

後半も試合展開にこれといった変化はなかった。バルセロナは来週のボルシア遠征を意識しつつ、相手の様子を窺いながら勝負を決める3点目を狙う。54分にはセルジ・ロベルトからのパスにルイス・スアレスがエリア深く侵入し、サイドネットを揺らす豪快なシュート。チャンスになりそうにないボールを決定機にしてしまうこの人の能力は相変わらずすごい。

残り時間が20分ほどとなると、ルイス・エンリケは選手の疲労管理を行っていった。68分には風邪がまだ治りきっていないセルヒオ・ブスケツをベンチへと下げ、デニス・スアレスをピッチへ。これに伴いアンドレ・ゴメスがメディオセントロへと移動した。その4分後にはアモレビエタとやり合っていたルイス・スアレスを休ませ、パコ・アルカセルが9番に入っている。3人目の交代は今回もなかった。

そして73分にはセルジ・ロベルトを削ったロラが2枚目のカードで退場となり、これは一矢報いようとするスポルティングにとって痛手となった。この日のアベラルドチームは少々荒っぽさが目立っていた。

冴えるロベルトのセンタリング

勝負を決める3点目、続く4点目はそのロベルトのセンタリングから生まれている。81分、グラウンダーのクロスに巧みに合わせたパコ・アルカセルのシュートはクロスバーを叩いたのだが、跳ね返りをネイマールが蹴り込んで0-3(胸トラップでGKをかわす)。84分にはファーポスト前のアルダ・トゥランが頭で決めて0-4となった。アルダラキティッチとなにやら賭けでもしていた様子で、ベンチのイバンがやけに楽しそうだったのが印象的。カメラもそれを逃さずよく映している。

ケーキに最後のイチゴを乗せたのは、イチゴ名人のネイマールだった。デニス・スアレスからの見事なるスルーパスに反応してエリア内へと入ると、GKクエジャルの股間を抜くシュートで0-5(88分)。ネイはさらにハットトリックかというシュートを放つも、こちらは惜しくもポストに弾かれている。

というわけでボールが両陣営を行き来する落ち着かない試合となったものの、バルサ選手たちの決定力が光ってマニータ大勝。メッシ不在をチーム全体で埋めようとしていたところや、ラフィーニャアルダら脇役たちの得点も生まれたこと、それにセルジ・ロベルトのセンタリングが秀逸だったので満足というところだ。ラス・パルマスでマドリーが引き分けたことで(2-2)、彼らとの勝点差も1つに縮まっている。

【試合終了後のルイス・エンリケのコメント】

結果は試合内容を反映していないよ。0-5は簡単な試合のように映るが、現実とは程遠い。スコアが0-5となった、それだけのことだ。実際、スポルティングは0-2からも私たちを苦しめてきた。1点を決められていれば、試合は複雑になっていた」

相手に退場者が出たことで、試合は完全にこちらに傾いたね。それまでは試合は順調に進んでいたにせよ、閉じてはいなかった。1点返されていたら恐怖が生まれ、別の試合となるからね」

「引いた相手に対してボールを保持しようとするチームのバルサにとって、セルジ・ロベルトは一番良いラテラルだと思う。それだけでなく彼はインテリオールやピボーテでもプレーできるけれどね」「彼はボールの動かし方が上手く、チームに多くの引き出しをもたらしている。とても嬉しいよ」