Liga Española
jornada 12

メッシ、スアレス不在で湿気た火力。
カメニの壁を破れず、マドリーとの勝点差4へ広がる。

FC Barcelona Malaga CF
0 0
19 de Noviembre - Sab 16:15 h
Camp Nou
: 83,439
Goles
   
Titular
Ter Stegen 【5】 Kameni
Sergi Roberto 【5】 Rosales
Piqué 【7】 M. Torres
Mascherano 【5】 Mikel Villanueva
Digne 【4】 Ricca
Busquets 【5】 Llorente
Rafinha 【4】 Pablo
Denis 【4】 Ontiveros
Arda 【4】 Juankar
Paco Alcacér 【4】 Juanpi
Neymar 【5】 Sandro
Cambios
Digne→ Alba【4】(62) Ontiveros→ Luis Muños (69)
Denis→ André Gomes 【5】(68) Sandro→ En Nesyri (80)
Rafinha→ Rakitic 【5】(77) Pablo→ Duda (90+5)
Entrenadores
Luis Enrique 【5】 Juande Ramos
Arbitro
Ricardo de Burgos Bengoetxea (vasco)
Tarjetas
  Ricca (22)
  Ontiveros (61)
  Llorente (68TR)
  Juankar (90+7)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 0 0 Tarjetas Amarillas 2 1 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 2 2 0
10 18 28 Tiros a puerta 4 2 2
2 3 5 Ocasiones de Gol 1 1 0
6 8 14 Corners 1 1 0
3 2 5 Fueras de juegos 1 0 1
5 8 14 Faltas 11 7 4
475 448 923 pases 352 177 175
82%   81% Posesion del Balon 19%   18%
Formacion

イニエスタ、マティエウ、ウンティティが負傷欠場、メッシが直前の病欠。マシップが監督判断で招集外。ラキティッチ、シレセン、アルバ、アンドレ・ゴメス、アレイシ、アラニャ、マルロンがベンチスタート。

ピケが先発へと復帰したものの、レオ・メッシが体調不良によって急きょ欠場。大エースとキラー・スアレスの不在はチームのパンチ力に大きな影響を及ぼした。インテリオールはラフィーニャとデニスの若者コンビ。右の偽エストレーモにはアルダ。9番には予定どおりアルカセル。セルジ・ロベルトの突破が攻撃の良いオプションに。

5人+3人のラインでエリアを固めるマラガに手を焼く。最初の交代はディニェに代えて怪我明けのアルバ。残り2枚はインテリオールで、デニスとラファがベンチへ退き、アンドレ・ゴメスとラキティッチがそれぞれのポジションに入った。

Titular Final
先発時 終了時
Goles
   
Reporte

代表戦によるパロン明けの試合は毎回難しいものだが、カンプノウにマラガを迎えてのこの一戦もしんどい試合となった。ゲーム展開に大きな影響を与えたのは、体調不良によるメッシの欠場だ。出場停止のルイス・スアレスに加え、大エースのレオ、中盤の核イニエスタを欠いたことでバルセロナの火力は大幅に低下。ほぼ全員でエリアを固める超守備的なマラガを崩すのは容易ではなく、数少ないチャンスも天敵カメニのパラドンによって阻止され無得点エンパテに終わっている。カンプノウでの勝点取りこぼしは、これで早くも7ポイントに。鬼門アノエタ遠征とそれに続くクラシコを前にこの結果は非常に痛い。

マラガの守備戦術に苦労

言い訳には出来ないものの、ルイス・エンリケのゲームプランに確実に影響を及ぼしたのはレオ・メッシの欠場だ。アルゼンチン代表で圧巻のパフォーマンスを見せたバルサの10番だったが、試合当日の吐き気を伴う体調不良(ウイルス性疾患)によって急きょ自宅療養に。ジェラール・ピケジョルディ・アルバが招集リストに復帰したものの、ルイス・スアレスの出場停止とレオの不在が重なったのはバルサにとって痛手だった。

ファンデ・ラモス率いるマラガの戦術プランは、とにかく人数をかけて失点を防ぐことだった。元バルサのサンドロだけが前線に残る5-4-1で、GKカメニを含む10人でエリア周辺を防御。飛車角金落ちのバルセロナに対し、これが上手く機能した。バルサの攻めはサイド攻撃(右はセルジ・ロベルトの侵入、左はネイマールのドリブル)からのこぼれ球へのミドルシュートが中心。シュートはことごとくマラガの網にかかった。

引いて守るマラガに対し、ルーチョチームは圧倒的にボールを保持する(常に7割超え)。しかしながらスペースを見つける、あるいはこじ開けるにはリズムとコンビネーションが不足し、どうにか作り出した数少ない好機では天敵カメニが壁となって立ちはだかった。この人はエスパニョール時代から、バルサ相手に光るプレーをしてくれる。カメニは前半は11分にピケ、31分にラフィーニャのシュートをセーブしている。

スアレスの代役として9番を務めたパコ・アルカセルネイマールとの連係を心がけ、裏を取ろうとする動きなどでバルサ初ゴールを狙っていたが、あまり存在感を示せず今回も無得点。3分には技ありのシュートを決めたものの、これはオフサイドで認められなかった。

またもカメニの壁

後半に入っても、試合展開に変化はなかった。マラガはがっちりエリア周辺の守りを固め、バルサはそれを崩す手立てを見つけられない。ヒヤッとしたのはカウンター攻撃からフアンカルにネットを揺らされかけた場面だ。テル・ステーゲンが抜かれた瞬間は失点も覚悟。幸いシュートは枠を捉えず、カンプノウは安堵のため息をついた。

68分、ネイマールへのタックルによってディエゴ・ジョレンテが一発退場となったことで、マラガの守備姿勢は一段と強まった。一方でルイス・エンリケは62分から77分にかけ、ディニェデニスラフィーニャをベンチへと下げてジョルディ・アルバアンドレ・ゴメスラキティッチらを投入。マラガが全員で守るようになった試合終盤は、ジェラール・ピケも前線に加わるパワープレーとなった。

ゲーム最後の10分ほどは、クレ悶絶の展開だった。81分にはネイマールのCKに合わせたラキティッチのヘッドが右ポストの横を通過。83分のピケのゴールは、クロスバーにシュートを当てたアンドレ・ゴメスにオフサイドがあったとして無効となった。さらに追加タイムの94分にはセルジ・ロベルトのクロスに合わせたネイマールのヘッド弾をカメニが奇跡的パラドン。95分の波状攻撃もまた、カメルーン人GKの身体を張った守りによって弾き返された。90分に左腿を痛めたとして治療を受けていたカメニ。一体どこを痛めていたのか...!

あらゆる手を尽くしたバルセロナだったが、結局マラガの全力の守りを崩すことが出来ず、試合は無得点に終わった。首都デルビーでは白いマドリーが0-3で勝利したため、バルサとの勝点差は4へと拡大。ルーチョチームがカンプノウで落とした勝点はこれで今季7つとなり、リーガ優勝争いを難しくしている。しかも次はセルティックパークを訪れた後の恐怖のアノエタ訪問。過去6年で1分5敗のアノエタを、是が非でも攻略しなければならない。