Liga Española
jornada 17

立ちはだかったビジャレアルの堅守、メッシのゴラッソ。
誤審騒動、続く。

Villarreal FCBarcelona
1 1
8 de Enero - Dom 20:45 h
Estadio de la Cerámica
: 22,893
Goles
Sansone (50)  
  Messi (90)
Titular
Sergio Asenjo 【5】Ter Stegen
Mario 【5】Sergi Roberto
Musacchio 【7】Piqué
Victor Ruiz 【6】Mascherano
Jaume Costa 【6】Digne
Jonathan dos Santos 【6】Busquets
Trigueros 【5】André Gomes
Bruno 【6】Iniesta(c)
Roberto Soriano 【7】Messi
Sansone 【6】Suárez
Pato 【5】Neymar
Cambios
Pato→Samu Castillejo (76) André Gomes→【6】Denis Suárez (68)
Roberto Soriano→ Rodrigo (83) Digne→【5】Arda (71)
Musacchio→ Álvaro González (87)  
Entrenadores
Fran Escriba 【5】 Luis Enrique
Arbitro
Ignacio Iglesias Villanueva (gallego)
Tarjetas
Jaume Costa (70) Sergi Roberto (78)
Sansone (78) Piqué (83)
Jaume Costa (90+4DA)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 3 3 Tarjetas Amarillas 2 2 0
0 1 1 Tarjetas Rojas 0 0 0
4 3 7 Tiros a puerta 20 11 9
2 1 3 Ocasiones de Gol 6 3 3
1 1 2 Corners 4 2 2
2 0 2 Fueras de juegos 2 0 2
8 8 16 Faltas 10 5 5
227 203 430 pases 809 378 431
36%   38% Posesion del Balon 62%   64%
Formacion

シレセンが負傷欠場。ラキティッチ、アレイシ、マティエウが監督判断で招集外。デニス、アルダ、ラフィーニャ、アルカセル、ウンティティ、マシップがベンチスタート。

3日前のサンマメスで先発したラキティッチが招集リストから外れ、アンドレ・ゴメスが右インテリオールに。左ラテラルはジョルディ・アルバを休ませてディニェを起用。

選手交代はまたまた2人のみ。まずはアンドレ・ゴメスに代えて、去年ビジャレアルにいたデニス・スアレスが登場。2人目は攻撃的な采配でディニェを下げてアルダ。攻撃時は3バック、守備時はセルヒオがセントラルに入り、マスチェラーノが左にシフトしていた。

Titular Final
先発時 終了時
Goles
Sansone (50)  
  Messi (90)
Reporte

難しい試合になると予想されたビジャレアル戦が、その通りに難しくなり、1-1のエンパテ。バルセロナはシュート数、ゴールチャンス数でイエローサブマリンを上回っていたが、カウンターからいとも容易くサンソーネに先制点を奪われると、リーガ最少失点チームの守備に苦戦。終了間際にメッシのフリーキックから1点を返すのが精一杯だった。前夜マドリーが勝利していたことで、1試合少ない彼らとのポイント差は5へと拡大。逆転優勝からまた遠ざかってしまった。

ビジャレアルのカウンター

この日曜から、名称がエル・マドリガル改めエスタディオ・デラ・セラミカとなったビジャレアルのスタジアム。マドリーに離されないためには勝点3が必要だったバルセロナは、キックオフ直後から集中して試合に入っていった。ビジャレアルは統制の取れた守備からの速攻が主な武器。ボールを奪ってからの前への推進力は非常に高く(パトが存在感)、ルーチョチームは多く走らされることになっていた。拮抗しつつも、試合をより思うように進めていたのはビジャレアルという印象だ。

バルサとしては、押し込んでいた序盤に先制点を奪っておきたかった。惜しかったのは8分、メッシの浮き球パスに抜け出したネイマールのシュートがGKアセンホにブロックされた場面。これでスイッチが入ったかホームチームのトランジションが効果を発揮し始め、9分にはジョナタン・ドスサントスの決定的シュート(吹かした)で肝を冷やすと、12分には左をパトに崩されジョナタンに仕留められようかというピンチをディニェのぎりぎりのシュートブロックによって阻んでいる。

前半の後半は、バルセロナが幾つか好機を作り出した。24分、ネイマールのロスカはゴール右角をかすめるも枠の外。33分にはセルジ・ロベルトのパスから抜け出したルイス・スアレスのキラー横パスにネイマールがあと一歩及ばず(寸前でマリオがブロック)。43分、CKからのメッシのヘディング弾はGKセルヒオ・アセンホがCKへ逃れ、45分のスアレスのミドルシュートも守護神によって阻まれた。

サンソーネの先制点

後半も試合展開は変わらず、バルサがボールを支配し、ビジャレアルがカウンターからチャンスを狙う図式で進んでいった。地元チームの作戦が功を奏したのは50分のことだ。攻めていたディニェの横パスがずれたところを奪われ、パトが縦へと推進、最後はアシストを受けたサンソーネのやや角度のない位置からのシュートが逆ポストのネットを揺らして1-0となっている。申し分の無いカウンターではあったが、テル・ステーゲンはもう少し何か出来たのではなかろうか。

勝利のためには2得点が必要となったバルセロナ。ここからはルーチョチームの猛反撃が開始された、、、といきたいところだが、希望と現実はいつも重なるわけではない。バルサは依然リズムの上がらない時間が続き、シュートでビジャレアルを脅かせるようになったのは70分を回った頃からだった。ルイス・エンリケは状況打破のため68分にアンドレ・ゴメスからデニスへ、71分にはディニェからアルダに代える采配を行っている(3バックへ変更)。

ハンドを取らないビジャヌエバ主審

このあたりから、ボールは落ち着きなく両陣営を行き来するようになる。得点機を多く作り出したのはバルサだ。72分、メッシのシュートをエリア内でブルーノが手を使ってブロック。73分、メッシのシュートが左ポストを直撃。75分、今度はロベルト・ソリアーノのシュートがマスチェラーノの手に当たる。その直後、スアレスの強烈シュートをアセンホが弾く。78分、またもやブルーノがエリア内でハンドを犯す。この一連の流れでは、まず最初のブルーノがハンドで警告もしくは退場、PKになっているべきだったろう。するとその後の展開は全く異なっていた。

敗北から救うメッシのフリーキック

そんなこんなで、シュートは打てるけれどもビジャレアルの壁を崩しきることは出来ないバルサ。時計はついにアディショナルタイムに入る目前、敗色濃厚という時、恐るべき個人能力によってバルセロナに1点をもたらしたのがレオ・メッシだった。自ら獲得したゴール正面からのフリーキックを、豪快に左角へと突き刺さすクラックパワー。壁の上を狙ってくるだろうと読んだGKアセンホの逆を突く獰猛なシュートで、ようやく潜水艦に一撃を食らわせた。

だが残念ながら、バルセロナの反撃はこのメッシの飛び道具のみに終わる。ゴールチャンスの数でいけば、もっと多くの勝点、つまりは勝利が相応しかったバルサだが、得点の多くがメッシの個人能力頼みになっている現状は、もう少し解決しなければならない。ビジャレアルはリーガ最少失点だけあり、シュートコースの消し方が非常に巧みだったけれど。

失敗してはならないビジャレアル遠征がほぼ失敗に終わったことで、首位マドリーとの勝点差は5へと拡大した。彼らの試合消化が1つ少ないことを考えると、非常に厳しい状況。再び中2日の国王杯アスレティック戦で、第一のリアクションとなるか。