Copa del Rey
1/8 final, vuelta
4ヶ月ぶりのトリデンテ揃いぶみ。
メッシの3試合連続フリーキック弾で勝ち抜け。
FC Barcelona | Athletic Club |
3 | 1 |
11 de Enero - Mie 21:45 h Camp Nou: 71,455 |
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Goles | |
Suárez (35) | |
Neymar (48pk) | |
Saborit (51) | |
Messi (77) | |
Titular | |
Cillessen【5】 | Iraizoz |
Sergi Roberto【5】 | Bóveda |
Piqué【6】 | Etxeita |
Umtiti【5】 | Laporte |
Jordi Alba【6】 | Balenziaga |
Busquets【5】 | Beñat |
Rafinha【5】 | San José |
Iniesta (c)【6】 | Williams |
Messi【8】 | Eraso |
Suárez【6】 | Saborit |
Neymar【7】 | Sabin Merino |
Cambios | |
Rafinha→ Rakitic【6】(80) | Etxeita→ Elustondo (29) |
Neymar→ Denis【5】(87) | Sabin Merino→ Aduriz (46) |
Iniesta→ Arda【sc】(89) | Saborit→ Susaeta (79) |
Entrenadores | |
Luis Enrique【6】 | Ernest Valverde |
Arbitro | |
Gil Manzano (extremeño) | |
Tarjetas | |
Umtiti (30) | Exteita (28) |
Laporte (40) | |
Elustondo (73) | |
Beñat (76) | |
Williams (90) | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
1 | 0 | 1 | Tarjetas Amarillas | 5 | 3 | 2 |
0 | 0 | 0 | Tarjetas Rojas | 0 | 0 | 0 |
4 | 11 | 15(5) | Tiros a puerta | 4(1) | 4 | 0 |
1 | 6 | 7 | Ocasiones de Gol | 1 | 1 | 0 |
2 | 3 | 5 | Corners | 1 | 1 | 0 |
6 | 3 | 9 | Fueras de juegos | 1 | 1 | 0 |
3 | 6 | 9 | Faltas | 19 | 10 | 9 |
663 | pases | 446 | ||||
65% | Posesion del Balon | 35% |
Formacion | |
負傷欠場はなし。マシップ、アンドレ・ゴメス、アレイシ、マティエウが監督判断で招集外。テル・ステーゲン、ラキティッチ、デニス、アルダ、マスチェラーノ、アルカセル、ディニェがベンチスタート。 怪我から回復したシレセンが先発に復帰。ピケの相棒にはウンティティが、右インテリオールにはラフィーニャが選ばれた。ラキティッチの心境が心配ではある。 交代は3-1とした残り10分から開始。ラフィーニャからラキティッチへ、ネイマールからデニスへ、イニエスタからアルダへと入れ替えられた。 |
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Titular | Final |
Goles | |
Suárez (35) | |
Neymar (48pk) | |
Saborit (51) | |
Messi (77) | |
Reporte | |
FCバルセロナがアスレティック・クルブとの拮抗した勝負に勝ち抜き、国王杯1/4ファイナルへの進出を決めた。チームを逆転勝ち抜けへと導いたのは、トリデンテのゴールだった。前半は思うように得点機を作れずに苦労したバルサではあったが、スアレスの先制点によって1-0でハーフタイムへと入ると、後半は早々にネイマールがPKを獲得。すぐさまサボリに1点を返されたものの、メッシのフリーキックによって再びアスレティックを突き放し、そのまま3-1(合計スコア4-3)で押し切った。レオのフリーキック弾はこれで3試合連続。チームが必要とする場面で大仕事をやってのける、さすがは大エースだ。 裏スペースを狙い続けた前半サン・マメスでの2-1をひっくり返すためには、1-0、もしくは2点差以上の勝利が必要だったバルセロナ。“レモンターダ”を達成すべく採用された作戦は、少し長めのボールでアスレティックの背後のスペースを狙う、だった。その多くはオフサイドとなっていたが(前半だけで6回)、裏を狙う攻撃はかなり意識的に行われた。中盤は省略。前半は両チームともに相手ゴールへと迫る回数は少数で、盛り上がる場面は少なかった代わりに、アスレティックには1本のシュートも許していない。 バルサが得点機を作れたのは30分前後の2回だ。26分の場面はルイス・スアレスがネットを揺らすも、アシストしたネイマールの抜け出しがオフサイドと判断され得点は認められず(実際はオンサイドで、審判への抗議の指笛轟く)。だがもう1つの決定機ではスアレスのアクロバティックなボレーシュートが決まり、バルサが待望の先制点をものにする。起点となったのはメッシの粘りとネイマールへの縦パス。最後はネイの逆ポストへのクロスを、スアレスが豪快に右足で合わせ1-0としている(35分)。クレの喜ぶコンビネーションはほぼ見られず、トリデンテの能力で得点した前半だった。 ネイのPK、サボリーの反撃弾合計スコアで並ばれたことで、バルベルデ監督は温存?していたアドゥリスを投入する。しかし反撃を試みるアスレティックに対し、バルセロナは早々に一撃を与えた。それは試合が再開されてわずか1分半ほどでの出来事だった。ウンティティからのロングボールを受けたネイマールが左サイドを突破し、DFを1人抜いてエリアに入ったところで、すでに転んでいたボベダが堪らずファール。明らかなペナルティにヒル・マンサーノ主審は迷わず笛を吹き、ネイ自らがこれを決めてスコアを2-0としている(合計スコア3-2)。 しかしこれでうな垂れるほどアスレティックはやわではない。彼らはすぐさま1点を返し、合計スコアでバルセロナに並んで見せるのだ。50分、右サイド(バルサから見て左)から崩されると、エルストンドによる逆サイドへのクロスをサボリーが頭で合わせて2-1。ジョルディ・アルバの対応が軽く、サボリーへのセルジ・ロベルトのマークも甘くなっていたが、試合を通じて初めてのシュートで決められるのだからフットボルは難しい。 メッシ、3試合連続FK得点合計スコアで並んだことで試合は激しさを増し、バルサは勝ち抜けに必要な3点目を求めてイライソスの守るゴールへ次々に迫っていった。主に用いられたのはネイマール、イニエスタ、アルバの左サイドだ。 58分、レオ・メッシの右からの鮮やかなドリブル侵入とパスをGKが辛うじてCKへ逃れる。61分、抜け出したアルバのシュートをイライソスがキャッチ。62分、ネイマールのミドルシュートはGK正面。68分、スアレスのシュートがわずかに枠を外れる。ゴールには近付いているけれど、あと一歩で決まらない。そんな焦れる展開を卓越した能力で解決してしまうのが、大エースでDIOSたるメッシだった。 きっかけはエリア正面でルイス・スアレスが得たフリーキックだ。キッカーとなったレオが狙ったのは、日曜日のビジャレアル戦と同様に、相手GKが決まらないと山を張っていた方向。クラックの蹴ったボールは壁の頭上を超え、右ポストの根元に当たりながらネットを揺らすのだが、すでに逆方向へ動き出していたイライソスにこれを止める術はなかった。メッシはこれで3試合連続してフリーキックから得点。本当の“ザ・ベスト”が誰なのかを、改めて知らしめている(77分、3-1)。 勝ち抜け条件を再び満たした後も、バルセロナは得点を狙い続けた。80分にはネイマールがメッシの如きドリブル&シュートでスタジアムを沸かせ(ボールはDFに当たりCK)、スアレスもメッシも最後の瞬間まで走り続けた。終盤のカンプノウの雰囲気は、平日の夜更け(23時前)とは思えぬ盛り上がりでチームを後押し。バルセロニズモが一丸となり、目標だった国王杯1/4ファイナル進出を果たせたことで、年明けからのすっきりしなかった空気が好転することを期待しよう。
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