Copa del Rey
1/4 final, ida

9度目の正直でアノエタ攻略。
実益を重視し、ネイマールのPK弾で勝利。

Real Sociedad FCBarcelona
0 1
19 de Enero - Jue 21:15 h
Anoeta
: 28,461
Goles
  Neymar (21pk)
Titular
Rulli 【5】Cillessen
Aritz Elustondo 【6】Sergi Roberto
Raúl Navas 【6】Piqué
Íñigo Martínez 【5】Umtiti
Yuri 【6】Digne
Xabi Prieto 【6】Busquets
Illarramendi 【5】Rakitic
Zurutuza 【7】Iniesta (c)
Carlos Vela 【6】Messi
Willian José 【5】Suárez
Oyazabal 【7】Neymar
Cambios
Carlos Vela→ Juanmi (72) Iniesta→【5】André Gomes (46)
Xabi Prieto→ Canales (76) Rakitic→【6】Denis Suárez (69)
Willian José→ David Concha (80)  
Entrenadores
Eusebio Sacristan 【6】Luis Enrique
Arbitro
José Luis González González (castellano-leonés)
Tarjetas
Illarramendhi (90+2) Messi (43)
  Neymar (64)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 2 1 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
5 5 10 Tiros a puerta 9 6 3
      Ocasiones de Gol      
2 1 3 Corners 5 4 1
2 2 4 Fueras de juegos 1 1 0
7 7 14 Faltas 20 11 9
    551 pases 590    
48%   48% Posesion del Balon 52%   52%
Formacion

ラフィーニャが負傷欠場。テル・ステーゲン、アレイシ、マティエウが監督判断で招集外。デニス、アルダ、マスチェラーノ、アルカセル、アルバ、アンドレ・ゴメス、マシップがベンチスタート。

ポルテーロはシレセン、左セントラルはウンティティ、左ラテラルはディニェ。ラキティッチがアスレティックとのコパ1/8イダ以来2週間ぶりの先発。ふくらはぎに痛みを感じたイニエスタがハーフタイムでアンドレ・ゴメスと交代。2人目はラキティッチからデニス・スアレスへ。

Titular Final
先発時 終了時
Goles
  Neymar (21pk)
Reporte

ついにバルセロナがアノエタを攻略した。過去8度の訪問で3分5敗と1つの勝利もあげられず、苦手中の苦手としていたサン・セバスチャンで、FCバルセロナがレアル・ソシエダに0-1で勝利。華々しいプレーよりも結果にこだわったフットボルによってエウセビオチームに対抗し、前半に奪ったネイマールのPK得点によって僅差の勝利をものにした。スコアは決して決定的ではないが、アノエタで勝てたのだから申し分なし。次週に控えるカンプノウのブエルタできっちりとコパ準決勝進出を決めたい。ドノスティアでの“呪い”、未勝利の呪縛から解放されたであろうことも大きい。

ネイマールの速さがPKを生む

アノエタにおいてはバルセロナを圧倒しているレアル・ソシエダは試合開始の笛がなるや否や、バルサにダメージを与えるべく襲撃を開始してきた。11月末のリーガ対決では、ハイプレッシングによってルーチョチームを窒息させてパスをつないだエウセビオチームがやりたい放題。しかしながらその前例を分析したルイス・エンリケは選手たちにボールをコントロールするようプランニングし、戦術的に試合を進めていった。ラ・レアルの激しさに負けることなく、バルサは敵陣へと入ることが出来ていた。

相手のプレッシャーもあり、なかなか決定機を作り出せないバルセロナではあったが、ネイマールのスピードある突破は大きな武器となっていた。序盤の圧力を乗り越えるとバルセロナは徐々にペースを掴んでいく。そして19分、スコアは動いた。

ウンティティからの長いグラウンダーパスがきっかけとなってネイマールがDFラインの裏を取り、ドリブルでエリア内まで侵入。切り替えしたところでエルストンドに足をかけられて転倒すると、ゴンサレス・ゴンサレス主審は迷うことなくPKを宣告した。これをネイマールが自ら沈めて0-1。彼にとっては国王杯1/4のアスレティック戦に続いてのPK得点となった。

1点を追う立場となったレアル・ソシエダはそこから、縦を強く意識したプレーで反撃を試みる。しかしバルセロナ守備陣はそれに上手く対応。この日ゴールを守ったシレセンが脅かされる場面は特に訪れることなく、試合は0-1のままハーフタイムを迎えた。

(43分にはラウール・ナバスにボールをぶつけられたりユーリに肩を掴まれたりしていたメッシが逆に、遅延行為との咎でイエローカードを提示されている。レオはここから不機嫌な様子だった)

好機は少ないが、ピンチも無く

後半はバルセロニスタにとって心配なニュースとともに始まった。アンドレス・イニエスタが筋肉のトラブルによってハーフタイムでアンドレ・ゴメスと交代となったのだ。試合後のルーチョ説明によると、左ふくらはぎの違和感。軽傷でありますように。

カタランチームはしかし、カピタンが不在でも精力的に後半を開始した。49分には、したたかさによって追加点のチャンス。スアレスへのファールで止まったプレーを再開する際、相手の隙を突く裏へのボールによってネイマールがエリアまで突っ走るのだが、最後のコントロールが乱れ、GKルリに処理されてしまったのが惜しかった。ネイは56分にはロスカでゴールを狙うも、このシュートは枠を捉えなかった。

命拾いしたレアル・ソシエダはそこから元気を取り戻した。60分前後は彼らが主にボールを保持(ドン不在の影響)。危なかったのは62分、カウンターからセルジ・ロベルト横のスペースを利用され、ユーリのシュートがポストをかすめた場面だ。あとは終了間際90分のイジャラメンディのヘディングシュート。その他はバルセロナの守備がうまく機能し、ホームチームに危険な侵入を許すことはほとんどなかった。

フットボルよりも相手への抗議、このファールはカード対象ではないのか?といった訴えが目立った試合となり、その点では残念だったが、いずれにしてもバルセロナがチームとして団結し、過去8回勝利のなかったアノエタで価値ある白星を持ち帰れたのは大きい。油断はできないものの、ブエルタのカンプノウ対決は圧倒的にバルサ有利。コパ前年度王者が、準決勝へ駒を進める可能性は高いだろう。シーズン後半戦へ向けても、ルーチョチームに弾みをつける勝利となりそうだ。