Liga Española
jornada 23

ぎりぎりの勝利。
ムードを明るくするには至らず。

FC Barcelona CD Leganés
2 1
19 de Febrero - Dom 20:45 h
Camp Nou
: 63,378
Goles
Messi (3)  
  Unai López (70)
Messi (89pk)  
Titular
Ter Stegen【8】 Herrerín
Sergi Roberto【3】 Tito
Umtiti【5】 Mantovani
Mathieu【6】 Siovas
Digne【5】 D. Rico
André Gomes【3】 A. Martín
Rakitic【6】 Szymanowski
Rafinha【3】 Moran
Messi (c)【6】 El Zhar
Suárez【5】 Gabriel
Neymar【6】 Guerrero
Cambios
André Gomes→ Denis【5】(79) Moran→ Unai López (64)
Rafinha→ Iniesta【5】(79) Szymanowski→Machís (69)
Digne→ Jordi Alba【6】(81) Siovas→ Insua (86)
Entrenadores
Luis Enrique 【3】 Asier Garitano
Arbitro
Ignacio Iglesias Villanueva (gallego)
Tarjetas
Suárez (46) Mantovani (55)
  Siovas (86)
  Martín (90+5)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 3 3 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
8 6 14 (6) Tiros a puerta 12 (6) 8 4
2 3 5 Ocasiones de Gol 6 3 3
3 1 4 Corners 4 2 2
0 0 0 Fueras de juegos 1 0 1
2 6 8 Faltas 18 8 10
446 408 854 pases 422 197 225
74%   74% Posesion del Balon 26%   26%
Formacion

アルダ、マスチェラーノ、アレイシが負傷欠場。ブスケツが出場停止。マシップが監督判断で招集外。ピケ、デニス、イニエスタ、シレセン、アルカセル、アルバ、アラニャがベンチスタート。

複数のポジションでローテーション。ピケ、アルバ、イニエスタが先発から外れた。中盤の底はアンドレ・ゴメス。両インテリオールはダブルR。

最初の交代は2人同時。アンドレ・ゴメスとラフィーニャがベンチに下がり、デニス・スアレスとイニエスタがピッチに入った。ラキティッチがピボーテへ移動。3枚目のカードはディニェに代えてジョルディ・アルバ。

Titular Final
先発時 終了時
Goles
Messi (3)  
  Unai López (70)
Messi (89pk)  
Reporte

まさに辛勝の言葉が相応しい、最後にどうにか勝てた試合。パリでの惨敗に対するリアクションを示すべき試合で、降格圏ぎりぎりのレガネスにこの調子では、次節アトレティコ戦やPSGとのブエルタに向けた光を見いだすことは難しい。バルサはこの日2得点のメッシ弾によって早々に先制したものの、その後のプレーはパッとせず、後半に同点にされると終了間際のPKでなんとか勝点3を確保。暫定2位は守ったが、来週末のカルデロンでレース終了になりそうで怖い。

3分で先制するが・・・

試合はまず、開始3分での先制点というバルサにとって上々の形で始まった。ラフィーニャのチェックでボールを奪い取ると、ショートカウンターからネイマールが左の裏のスペースへとパスを送り、抜け出したスアレスの右足アウトサイドでのクロスを逆ポスト前に詰めていたメッシが押し込んで1-0。パリでの敗北による緊張感があっただけに、早い時間帯での先制点はチームをひとまず安堵させたことだろう。

だがしかし、それによってバルサのプレーが改善したかといえばそうでもなかった。結局のところ中盤で組み立てるバルサらしいフットボルはこの試合でも見られることはなく、前線頼みの中盤省略を継続。パス数は前後半ともに400本以上なのだが、その内容は数年前とは全く異なっている。

レガネスは高い位置からのプレッシングでバルセロナを窒息させるのではなく、ラインを少し上げつつもエリア前で守りを固め、カウンターに勝機を見いだそうとしていた。その試みは16分、功を奏す手前までいく。だがこのピンチではテル・ステーゲンが壁となって立ちはだかり、エル・ザールの2本のシュートを連続ブロック。ドイツ人守護神は前半集力間際にもエル・ザールの決定機をパンチングで阻止しており(ウンティティに当たりコースも変わっていた)、彼の活躍がなければバルサは少なくともリードしてハーフタイムを迎えられなかったところだ。このところはステーゲンに助けられる場面が非常に目立つ。

前半のゴールチャンス数はバルサの2に対してレガネスが3。泣ける。

ギア上がらず、レガネス同点

さらに泣けてくるのは、ハーフタイムでの指示を受けたであろう後半もバルセロナのプレーが良くならなかったことだ。選手間の距離が悪く、上手い具合につながっていかないパス。一方でレガネスは54分、1本のパスからゲレーロが好機を手にし、またしてもテル・ステーゲンが左足で同点弾を阻止している。

58分には数少ないパス連鎖からネイマールがシュートへと持っていったが、チーム全体としてのパフォーマンスは一向に上がらず、ゴールへ迫る場面は個人突破によるものばかり。さっぱりなフットボルを続けるバルサにカンプノウのスタンドはざわつき始めた。

そして選手交代による状況改善への動きもないまま時間は進み、70分にはついにレガネスにスコアを振り出しへと戻されてしまうから悲しくなる。腕を引っかけられたセルジ・ロベルトが転んでエリア横でボールを失うと、マチスが戻したボールをウナイ・ロペスが蹴り込み1-1の同点とされた。

交代選手が同点弾を決めたのとは対照的に、動かないルイス・エンリケ。観客席の苛々は高まり、79分にようやく選手交代が行われた際には(2枚同時。ゴメスラフィーニャが去り、イニエスタデニスが登場)、アンドレ・ゴメスに対して指笛が鳴らされるに至った。

辛うじてPKで同点

勝利のためには残り10分少々で1点が必要となったバルセロナだが、勝点1を持ち帰るべく闘志を燃やすレガネスの守備網をなかなか崩せない。84分のネイマールの突破は、GKエレリンがセーブ。試合はそのまま同点で試合終了かとも思われたが、89分、強引に勝負を仕掛けたネイマールマントバニが倒したことでPKの笛が吹かれ、メッシがやけくそ気味にこれを沈めて辛うじて勝利を手にしたのだった(終了間際にはポストをかすめるエル・ザールの強力シュートで冷や汗)。

勝つには勝ったが内容に改善は見られず、PSGに大逆転できると信じさせるものは何もなく。むしろ悪いイメージが固定化されたともいえるほどで、次のカルデロン遠征が心配でしかない。