Liga Española
jornada 30

前半のゴラッソ3発で勝負あり。
全体のコンディションも良さそう。

FC Barcelona Sevilla CF
3 0
5 de Abril - Mie 19:30 h
Camp Nou
: 85,511
Goles
Suárez (24)  
Messi (27)  
Messi (32)  
Titular
Ter Stegen【6】 Sergio Rico
Mascherano【6】 Mariano
Piqué【6】 Mercado
Umtiti【6】 Pareja
Busquets【7】 Lenglet
Rakitic【6】 Escudero
Iniesta (c)【6】 Nzonzi
Messi【8】 Nasri
Sergi Roberto【7】 Iborra
Suárez【8】 Vitolo
Neymar【7】 Correa
Cambios
Suárez→ Alcácer【5】(64) Nasri→ Sarabia (46)
Piqué→ Digne【5】(76) Mercado→ Kranevitter (46)
Rakitic→ Aleñá【5】(79) Iborra→ Jovetic (75)
Entrenadores
Luis Enrique 【7】 Jorge Sampaoli
Arbitro
Clos Gómez (aragonés)
Tarjetas
Piqué (14) Iborra (37)
Busquets (70) Vitolo (57)
Rakitic (77) Vitolo (90+1DA)
Aleñá (84)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 3 4 Tarjetas Amarillas 3 2 1
0 0 0 Tarjetas Rojas 1 1 0
8 7 15 (7) Tiros a puerta 7 (3) 5 2
4 2 6 Ocasiones de Gol 3 2 1
3 1 4 Corners 4 3 1
0 0 0 Fueras de juegos 2 0 2
6 10 16 Faltas 13 9 4
    601 pases 458    
64%   56% Posesion del Balon 44%   36%
Formacion

アレイシ、アルダ、ラフィーニャが負傷欠場。マティエウ、マシップが監督判断で招集外。デニス、シレセン、アルカセル、アルバ、ディニェ、アンドレ・ゴメス、アラニャーがベンチスタート。

週末のグラナダ戦で4バックを使ったルイス・エンリケだったが、メッシが戻った今回は再び3バック。前線の右サイドはセルジ・ロベルトが起用された。ロベルトの位置は流動的。後半はラテラルに入ってもいた。

前半で決着が付いたことで、64分にスアレスがベンチに下がってアルカセルが登場。続いてカードをもらっていたピケとラキティッチが任務終了となり、ディニェとアラニャ(2試合連続)の出番となった。それに伴いウンティティが中央へ移動。

Titular Final
先発時 終了時
Goles
Suárez (24)  
Messi (27)  
Messi (32)  
Reporte

平日で、雨にもかかわらず8万5千人の観客が訪れたカンプノウにてFCバルセロナがセビージャを圧倒。とりわけ前半の出来は出色で、プレーに迷いの見えたセビージャに何もさせなかった。ルイス・スアレスレオ・メッシ(2)による3得点はいずれもゴラッソ。ハーフタイム前に勝負が付いたことで後半のルーチョチームはギアを落とし、何度か得点機を作られながらも無失点で試合を終えている。重要なこの時期にイニエスタが復調していたことが、今後への希望を持たせる。

圧倒的にバルサ

失速しているとはいえリーガ4位でサンパオリ監督率いるセビージャをカンプノウに迎えるにあたり、注目点の一つはルイス・エンリケが前節の4-3-3を用いるのか、3-4-3に戻すのかだった。答えは3バックで、右の偽エストレーモはセルジ・ロベルト。このサイドはラキティッチが前へ出るなど流動的で、セビージャも対応に苦労していた。

キックオフの笛が鳴るや、バルセロナは圧倒的に試合を支配する。選手たちの距離が良く、テンポ良くつながっていくパス。バルサはセビージャをエリア前へと押し込み、相手に前へ出る機会を与えなかった。重要な試合のために出場時間を調整されてきたイニエスタの動きは軽く、ドンが好調だとバルサ全体の出来も非常に良くなる。セビージャはボールの後を追うしかない様子だった。

しかし、バルサは一瞬の隙から、先制点を奪われかけてもいる。スローインで始まるプレーからエンゾンジがライン裏へと抜け出し、テル・ステーゲンが1対1で阻止した場面(16分)だ。あまりにあっさりと大チャンスになったため、淡泊にシュートしてしまったか。

これに対してバルサ(トリデンテ)は驚愕のパンチ力でセビージャにお返しする。24分のスアレス弾はカウンターから生まれた。ラキティッチのパスを受けたメッシが力強いドリブルで右サイドを破り、DFに当たって浮いたボールをGKセルヒオ・リコを背にしたスアレスがチレーナで攻略!どうやればあのスピードであの判断が出来、身体も思い通りに反応するのかと感嘆し、半ば呆れる。

ゴラッソ×ゴラッソ

スアレスのスペクタクルな先制点は、クラックたちによるゴラッソSHOWの幕開けとなった。追加点は理不尽チレーナの興奮も冷めやらない27分のことだ。自陣でラキティッチが速攻を開始し、パスを受けたネイマールがゴールライン前から折り返しのボール。これはズレたかにも見えたが、追いついたスアレスが強靱な筋力によって中央へ戻し、待ち受けたメッシがネットへと沈めて2-0としている。それにしてもレオは正確なシュートで隙間を射貫く。

さらに3点目はえぐいものだった。ネイマールの左CKがぽーん、ぽーんと浮いたところを、逆ポスト前でフリーとなっていたメッシが左足で思い切り叩いて3-0!シュートボールはもう速すぎてハッキリとは見えず、ボレーでDFに当てることなくポスト横のわずかな空間に突き刺すのだから恐ろしすぎる。デビューから何年見続けても、メッシのプレーには驚かされっぱなしだ。

代表でのボリビア戦とバルサでの前節グラナダ戦を出場停止となり、休養十分で精神的にもハングリーになったギガクラックはもう、どうしても止め様はない。

後半はギアを落とし

前半だけで3点を奪われたサンパオリ監督はハーフタイム中に戦術を変更し、2人の選手を交代させた。セビージャは激しさを増し(ファールも増えた)、バルサがややギアを落としたこともあってボールがバルサ陣内で回る時間帯は増加。60分から70分にかけ、アンダルシアチームは2度ほど1点を返すチャンスを手にしている。バルセロナはボールを持たれた時、エリア前まで突破されることが何度かあった。

スペクタクルだった前半で勝負の決着は付いていたので、ルーチョチームはチャンスとなれば追加点を狙いつつも、後半は省力でプレーしていた。収穫だったのはカードを受けていたピケラキティッチ(どちらも累積5枚目で、次節マラガ戦は出場停止)やスアレスを休ませ、ディニェアルカセルアラニャといった選手たちに出番を与えられたこと。アラニャはグラナダ戦に続く出場となり、メッシイニエスタとのプレーは良い経験になっただろう。失点なく試合は終了し、カンプノウでのリーガ800勝も達成。シーズンの成否を握る4月はこれまでのところ、順調に推移している。