Liga Española
jornada 33

聖メッシの独壇場。
D10Sの公式戦500ゴールで劇的勝利!

Real Madrid CF FCBarcelona
2 3
23 de Abril - Dom 20:45 h
Santiago Bernabeu
: 81,044
Goles
Casemiro (28)  
  Messi (32)
  Rakitic (72)
James (85)  
  Messi !!! (90+2)
Titular
Keylor Navas 【7】Ter Stegen
Carvajal 【8】Sergi Roberto
Nacho 【7】Piqué
Sergio Ramos 【7】Umtiti
Marcelo 【7】Jordi Alba
Casemiro 【7】Busquets
Kroos 【7】Rakitic
Modric 【7】Iniesta (c)
Bale 【10】Messi
Benzema 【7】Suárez
Cristiano Ronaldo 【7】Alcácer
Cambios
Bale→ Asensio (39) Alcácer→【6】André Gomes (69)
Casemiro→ Kovacic (69)  
Benzema→ James (81)  
Entrenadores
Zinedine Zidane 【7】 Luis Enrique
Arbitro
Hernandez Hernández (las palmas)
Tarjetas
Casemiro (12) Umtiti (38)
Sergio Ramos (77TR) Messi (90+2)
Carvajal (78)  
Kovacic (80)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 2 3 Tarjetas Amarillas 2 1 1
0 1 1 Tarjetas Rojas 0 0 0
9 13 22 (14) Tiros a puerta 16 (9) 9 7
3 4 7 Ocasiones de Gol 9 6 3
1 6 7 Corners 4 3 1
4 2 6 Fueras de juegos 2 1 1
5 8 13 Faltas 8 5 3
210 178 388 pases 537 232 305
41%   42% Posesion del Balon 58%   59%
Formacion

アレイシ、アルダ、ラフィーニャが負傷欠場。ネイマールが出場停止。マシップが監督判断で招集外。デニス、アルダ、シレセン、マスチェラーノ、ディニェ、アラニャがベンチスタート。

すったもんだあったネイマールは結局招集されず、アルカセルが先発起用された。2トップに近く、左のスペースはジョルディ・アルバがかなり積極的に上がっていた。守備時はラキティッチがマルセロに応対し、5バック的に。

選手交代は1人だけで、アルカセルに代えてアンドレ・ゴメス。今回は前線の左にそのまま入った。

Titular Final
先発時 終了時
Goles
Casemiro (28)  
  Messi (32)
  Rakitic (72)
James (85)  
  Messi !!! (90+2)
Reporte

クラシコ史に残る試合がまた一つ。カタルーニャの守護聖人を祝うサン・ジョルディの日に、バルセロニスタへと劇的勝利をプレゼントしたのは神D10Sことリオネル・メッシだった。バルサの10番はここ数試合の鬱憤を晴らすかのように、サンティアゴ・ベルナベウで躍動。先制点と決勝点を決めただけでなく、マドリー選手に次々にカードを出させることで試合全般へと影響を及ぼし、圧巻のプレーで誰が世界NO.1選手であるかを改めて広く示した。レオはまた、今回のゴラッソ2発でバルサでの公式戦500得点を達成しており、後半追加タイムの決勝弾でやってしまうところが並ではない。バルセロナはこの勝利によって暫定ながらリーガ首位に立った。

序盤はマドリー

スポーツ行政裁判所との擦った揉んだの結果、リスクを冒しても出場停止のネイマールを起用することは避けたバルサ。遠征にも参加しなかった彼の代役にルイス・エンリケが選んだのはパコ・アルカセルだった。最終ラインは4バックとし、左サイドの空いたスペースをジョルディ・アルバが頻繁に活用。ただしこのアルバが上がったスペースはベイル(39分に負傷交代)によく突かれてもいた。

立ち上がりのバルサはレアル・マドリーのプレッシングに苦しむことになった。相手のハイプレスによってバルセロナはパスをつなぐことが出来ず、相手陣内へと進むことにも四苦八苦。5分にはクリスティアノにまず最初のチャンスを作られている(ステーゲンがキャッチ)。

ルーチョチームはそこから徐々にペースを掴んでいくのだが、そこでチームを牽引したのがレオ・メッシだ。この夜のレオは相当に気合いが入っており、マークに付いていたカゼミロを次々に料理。12分にして1枚目のカードを出させ、もし審判がまともであれば、やつは前半で退場となっていただろう。審判団はマルセロメッシに対する肘打ちもお見逃し(20分)。口を切って出血したメッシはハーフタイムまでティッシュ?をくわえてプレーをしていた。

ゴールの応酬、メッシのゴラッソ

ボールが落ち着きなく自陣敵陣を行き来する試合で、先制したのは白組だった。それは28分のCKから続くプレーで、マルセロのクロスボールに合わせたセルヒオ・ラモスのシュートがポストに弾かれたところを、カゼミロが無人のゴールへ押し込んで1-0。相変わらずこのバルサはセットプレーに弱い。

バルセロナが良かったのは、ベルナベウでリードを許しても全く怯まなかったことだ。リアクションも早かった。アスルグラナの10番はそのわずか3分後、エリア正面でラキティッチからのパスを受けると、モドリッチカルバハルを華麗なボールタッチでかわし、フリーとなって最後の壁ケイロル・ナバスも攻略。トップスピードであの狭いエリアをぶち抜けるのだから恐れ入る。。。

このメッシの同点ゴールからハーフタイムまでは、バルセロナがコントロールをしていた。追加点は生まれなかったが惜しいシュートは何本かあり、バルセロニスタは良い感触と共に前半を終えている。モドリッチの威力あるミドルシュートはひやりとしたが、ここはテル・ステーゲンが横っ飛びでブロックして難を逃れた。

ラキティッチの逆転弾、ラモスの退場

だが後半立ち上がりは前半のそれと同じく、白いチームの襲撃にバルサは防戦一方となる。ここでチームを救ったのは、クロースのミドルシュートを弾き、ベンセマの至近距離ヘッド弾を足で阻止したテル・ステーゲンだ。バルサは守備が緩く、上記のピンチ以外にもロナウドアセンシオの失敗に助けられてもいる。一方でケイロル・ナバスにも複数のパラドンがあり(アルカセルピケのヘッド、スアレス)、両守護神の好パフォーマンスが試合を盛り上げていた。

決まりそうで決まらないゴールに両チームのファンがため息をつく中、ついに再び均衡が破られたのは72分だ。こぼれ球を受けたイバン・ラキティッチのエリア際からの豪快な左足ミサイルが、ゴール左端へと突き刺さって1-2!さしものナバスもどうしようもないコースと威力で、最近はよくシュートを外していたこともあって嬉しさ倍増のゴラッソだった。

さらに77分には、セルヒオ・ラモスレオ・メッシへの危険きわまりない両足タックルで一発退場。絶句するベルナベウの観客席の映像はクレにとってのごちそうだ。

しかし・・・バルセロニスタはその13分後(85分)、途中出場ハメス・ロドリゲスの同点弾によって冷や水を浴びせられる。何度もやられていたマルセロにセンタリングを入れられ、ニアに詰めたハメスが合わせて2-2の同点。残り5分で追いつかれたことで、バルセロナは土俵際へと追い込まれた。

最後はやはりレオ・メッシ

2-2となって以降のバルサは見るからに元気がなくなっていた。チャンスを作れないまま時計の針は進み、ついには追加タイムへと突入。そのまま試合はエンパテで終了し、ルーチョチームのリーガは終了するかに思われた。

しかしそこでチームにスイッチを入れたのはセルジ・ロベルトだった。自陣でピケからのパスを受けたロベルトは推進力のあるドリブルでぐいぐいとマドリー陣内へと侵入し、左前方のアンドレ・ゴメスへと展開。クレの“上手くやってくれ”との祈りを受けたゴメスは、後方から矢のように飛んできたジョルディ・アルバへパスを送り、最後はアルバの落としたボールをメッシが左足で叩いて劇的逆転弾としている。バルサでの公式戦500得点がこれだから、この人は本当に役者が違う。

まさかこんなことが、、と絶句するマドリディスタ。ピッチに崩れる白い選手たち。クラシコでの勝利はいつも極上の味わいだが、今回は特に爽快な結末だった。バルサはこれでマドリーと勝点で並び、対戦成績で首位に浮上。マドリーはまだ1試合少ないとはいえ、残り全勝でいけば可能性はあるだろう。最後まで突っ走り、やれることをやって朗報を待ちたい。とりあえずは価値ある勝利おめでとう、バルサ!