Liga Española
jornada 35

スアレスが敵失を活かす2ゴール。
デルビーを制し優勝争いは続く。

RCD Espanyol FCBarcelona
0 3
29 de Abril - Sab 20:45 h
Cornellá-El Prat
: 31,708
Goles
  Suárez (50)
  Rakitic (76)
  Suárez (87)
Titular
Diego López 【6】Ter Stegen
Javi López 【6】Sergi Roberto
David López 【7】Piqué
Diego Reyes 【7】Umtiti
Aarón 【6】Jordi Alba
Javi Fuego 【6】Busquets
Víctor Sánchez 【7】Rakitic
Jurado 【6】André Gomes
Piatti 【7】Messi (c)
Gerard Moreno 【7】Suárez
Caicedo 【6】Neymar
Cambios
Caicedo→ Leo Baptistao (61) André Gomes→【6】Mascherano (78)
Piatti→ Hernán Pérez (66)  
Javi Fuego→ Marc Roca (79)  
Entrenadores
Quique Sánchez Flores 【6】 Luis Enrique
Arbitro
Undiano Mallenco (navarro)
Tarjetas
Moreno (14)  
Aarón (58)  
Javi Fuego (68)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 2 3 Tarjetas Amarillas 0 0 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
1 3 4 (3) Tiros a puerta 15 (9) 10 5
1 0 1 Ocasiones de Gol 6 5 1
2 2 4 Corners 5 3 2
1 1 2 Fueras de juegos 1 0 1
9 9 18 Faltas 18 7 11
    312 pases 635    
32%   35% Posesion del Balon 65%   68%
Formacion

アレイシ、イニエスタ、アルダ、ラフィーニャが負傷欠場。マシップが監督判断で招集外。デニス、アルダ、シレセン、マスチェラーノ、アルカセル、ディニェ、アラニャがベンチスタート。

4バック。いわゆる鉄板イレブンだが、前日に内転筋の違和感が生じたイニエスタの代役としてアンドレ・ゴメスが左インテリオールに入った。3試合の出場停止が終わったネイマールが復帰。

選手交代は1人。アンドレ・ゴメスに替わってマスチェラーノが入り、セルジ・ロベルトがインテリオールに移動。

Titular Final
先発時 終了時
Goles
  Suárez (50)
  Rakitic (76)
  Suárez (87)
Reporte

絶対に白星が欲しいコルネジャでのデルビ・バルセロネスにFCバルセロナが0-3で勝利。エスパニョールの懸命の守りに苦労した前半はシュートも打てずに0-0で終えたが、後半スタート早々に敵失から先制点を得ると、その後はさほど危ない場面もなく3点差の勝利となった。英雄となったのは6試合ぶりに得点を決めた(しかも2つ)ルイス・スアレスラキティッチの追加点も大きな意味を持った。マドリーも勝負強く勝ったため、両チームの勝点状況に変化はない。

ペリコの堅い守備に苦しむ前半

本拠地コルネジャ・エルプラットが完成して以来、バルサに10年間勝ちのないエスパニョールは、今度こそとの気合いで試合に入ってきた。ルーチョチームは時間の経過に伴い、徐々にポゼッションできるようにはなっていくが、相手のハイプレッシャーがキツかった立ち上がりの10分間ほどは特に苦労。5分にはカイセドの突破からパスを受けたフラドテル・ステーゲンと1対1になるピンチを作り出されており(シュートは枠を捉えず)、もしこれが決まっていれば相当面倒なことになっていただろう。

立ち上がりにはセルジ・ロベルトが相手選手との接触で右ヒザを痛めたか、という場面もあり、彼が痛みに顔を歪める映像はかなり血の気が引いた。試合を通してバルサ選手が痛むたび、これだからデルビはイヤだと思う。

ボールを持てるようになってからも、バルサの前にはエスパニョールの統制の取れた守備が立ち塞がった。 バルセロナは全体としてパスの正確性を欠き、ネイマールが出場停止から戻ってきたトリデンテも出来は今ひとつ。メッシはまずまずのキレがあったが、連携プレーは上手く機能していなかった。特に得点日照りのスアレスは以前の強気、理不尽さがなりを潜め、自分でいけた場面でも敢えてシュートを避けていた。

ペナルティエリアまでボールを持ち込めても、ペリコの守備陣が最後のところでバルサ攻撃陣の自由にさせない。前半は両チーム共に枠内へと飛んだシュートがなく、バルサの最大の好機となったDFの裏を取ったセルジ・ロベルトのヘディングシュートもサイドネットを揺らし先制弾とならなかった(40分。クロスを上げたのはネイマール)。

相手のエラーからスアレス先制

そんなデルビは後半5分、予想外の展開でスコアが動く。フラドによる不注意でズレた後方へのパスをルイス・スアレスがカットすると、その勢いに乗ってエリアへと侵入し、GKディエゴ・ロペスを右足アウトサイドシュートで攻略したのだ。最近は出場5試合でゴールのなかったルイシートにチャンスを与え、元気づけてくれたペリコさんには感謝だ。0-0で終盤までいくと難しいことになっていたため、バルサとしてもこれは有り難かった。

リードされたエスパニョールは同点とするべく、アクセルを吹かしてきた。それによってテル・ステーゲンには仕事の機会が増えたが、ピケウンティティが壁となってペリコたちの得点機作りを阻止。いっぽうでエスパニョールにラインを上げる必要が生じたことでバルサは攻め易くなり、後半は10本のシュートを放ち、そのうちの半分が得点機となっている。60分にはネイの狙い澄ましたロスカをGKディエゴ・アルベスが辛うじてセーブ。

追加点の起点はメッシ

点差を2つへ広げ、バルサを勝点3獲得へと近づけたのはイバン・ラキティッチと、そのゴールをお膳立てしたレオ・メッシだ。バルサの10番はピッチ中央でボールを受けると、得意とする推進力あるドリブルでエリア前まで侵入。最後は左のスペースへ優しくパスを出し、 ラキティッチがこのプレゼントをきっちりゴールへと流し込んでいる(76分、0-2)。

0-2となったことで勝負の行方はほぼ決した。ダメを押したのは87分のルイス・スアレスだ。この夜の“キラー”には奇妙なツキがあり、0-3のゴールもホームチームのエラーから生まれている。メッシが送り込んだボールへの処理をアーロンがし損ね(空振り)、ルイス・スアレスが悠々と押し込んでドブレーテ。詰まっていたケチャップがこれで開栓したことを期待しよう。それにしても2点目を決めたあとの、パタリロのようなポーズはなんじゃ?