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みんなの観戦記

 

20年ぶりの悪夢<温かい人々!
タダノさん
2003年12月06日、リーガ第15節、毒メレンゲ戦

知識や言語(日本語も怪しい?)がさっぱりな私が頼りにした情報は、以前J-SKY時代に放送していた「サッカーの歩き方バルセロナ編」と2冊の旅行本、ネットでの各情報、BlauGrana情報が大半でした。

観戦前日にバルセロナに着いた私はネットで仕入れた治安情報(羽交い絞め、偽警官等)に怯えレンフェ(国鉄)の駅へ向いました。空港〜駅間の連絡橋でイスラム系の中年?数人が目の前で揉めてる様子を見てさらにビビりました。

切符売場では自販機の利用方法がわからない。駅員がいたのでサンツと言って切符を購入、ホテルのあるサンツ駅へ。サンツ駅到着後ホテルが解からず関係のないトコを一時間程迷うがうれしい事も。時期がクリスマスが近いこともあり街には控えめなイルミネーションが点灯していた(日本がハデ過ぎかもしれません・・・)。

 

翌日朝からカンプノウへ向う。スタジアムに近づくにつれ出店がチラチラ、私はテンションUP!道路を歩いてるとスタジアムの壁にはペーニャのエスクードが並んでいて感動!いつか日本にペーニャが出来ればなぁ〜と考えながら歩き、寮(ラ・マシア)や練習風景を観たのちメガショップへ向かい「大人買い」を実行、嫌な日本人を演出したかもしれません?

試合まで時間があったのでサグラダファミリア→グエル公園を観光しグラシア通りへ。日本人の女の子が街の写真を撮っている状況をみて違和感を感じていると、話かけてくれた。聞けば今晩「私が泊ったホテルにメレンゲが宿泊してた。ホテルからもうすぐスタジアムへ行くから見に行く?」と誘われ早速ホテルへ。

ホテルは交差点に面していて強そうな警察官がバスをホテル前に誘導、交通規制が始まる。ホテル前を低速で通り過ぎる大半の車やバイクはクラクションを鳴り響かせていく。マドリーにストレスを感じてる人が鳴らしていくんやなぁ〜と関心。中にはバルサッ!と叫ぶ人も。そんな中でもジダンユニを着てる人がいた・・・。とても不思議な空間を味わいました。

 

その後大勢のバルセロニスタと共にカンプノウへ。ピパを買った後スタジアムに入りチケットに「BOCA」と書いてあるトコまでは辿り着いたが席位置を探すことが大変!席を見つける事が出来ない私は現地ソシオに助けてもらい着席。座った席(ラテラル1階)からはベッカムへのバルセロニスタからの熱〜いメッセージ?の横断幕があり、後半グランドに乱入した男のケツが正面に見える位置でした。

試合前のブーイングは突然起こり看板を叩く人、叫んでいる人と殺意的なモノを感じ怖かった。Rカルロスへの「ウッウッウー」やペセテロへの最大音ブーイングには正直笑いました。3階席のメレンゲ連中へ「イホ・デ・プ〜タ!(多分、ちくしょうの意味)(管理人注:もっと悪意のこもった意味でございます。良い子、特にレディーは使わないでね^^)」と叫ぶバルセロニスタもいて圧倒された。

試合内容はあまり書きませんがクライファートがシュートを決めた瞬間スタジアムが一体感に包まれ、気付けば私も立ち上がり叫んでいた。サッカーの試合をスタジアムで観た事なかった私にはかなりの刺激でした。

試合終了後(午後11時40分頃)地下鉄へ向かい、時間的に考えにくい満員電車に遭遇、心身ともにグッタリしました。試合後ホテルに戻り深夜のTVをつけてると「勝利への脱出」の放映があり歴史的根深いモノを感じた。

今回滞在中に出会った姫路の女の子やメガショップであった夫婦、その他の日本人のお陰でバルセロナでは良い事しか頭にでません。やっぱ言葉は大事やと痛感しました。試合中、隣にいた中高年夫婦からサンドウィッチを貰った事がバルセロナでの一番の良き思い出です。