2/19の午前にパリを発ち13:30に到着する予定だったので、 スタジアムツアーを体験してからチケットを買って観戦するつもりが、 飛行機が遅れてしまい、この日のスタジアムツアーは断念しました。
スペイン広場での噴水ショーの為、直前にスタジアムに到着、スタジアム南側の当日券売場にてチケット購入。「3枚」と言うと、3階自由席しか残っていないらしく1枚22ユーロでした。(チケット表記:GOL SUD 3 GRADERIA NO NUMERAT)
敷地内に入った頃にはイムノが始まっており、3階までダッシュで友人2人をほったらかしにして駆け上がり(笑)、頭を出した瞬間、鳥肌が立ちました。
「すげぇ!!」
思わず漏れた一言でしたが、 この瞬間が今回の旅行の最高の瞬間だったと断言できます。試合はというと、ご存知の通りデコの2得点で 2-0 の勝利!バルサの選手がこけたら、ファウル・ノーファウル関係なくブーイング。良いプレーがあれば拍手を送り、得点が入れば総立ちで盛り上がり、レアルが劣勢の情報が入れば同じく盛り上がる。
ソシオ制度のお陰なのか、サッカーを純粋に愛してるのか、それとも その両方なのかはわかりませんが、スタジアムというかバルセロナという街が まさに一体となって応援している感がヒシヒシと感じられました。ちなみに、自由席だったのでサイドラインの中央付近で見れました。
20、21日は観光をして、22日にスタジアムツアーに参加すべく15:00頃にメガストアの裏側にある窓口へ行きましたが、その日の分のスタジアムツアーの チケットは売り切れており結局スタジアムツアーは諦めミュゼ(博物館)のみ。
チケットはダフ屋に頼るしか無いと考えていたのですが、 先程の窓口をよ〜く見ると「チェルシー戦のチケットはACCES14」と書かれた 小さな紙が貼られているのを発見して、ACCES14へ直行(ACCES14:貴サイトで紹介されている前売り券売場でした)。
そこにはたくさんのチェルシーファンと思われるイギリス人ぽいおじさん達。たまに日本人もいたので、情報提供してもらいながら待つ、ひたすら待つ。 パニックにならない様に、扉を閉めて50〜100人程づつ入れている模様。しかし、18:00前に「今日は終わりだから、もう帰れ」という警察の指示。状況を掴み切れない僕達に親切なイギリス人が話し掛けてきてくれて、「当日券もあるだろうから、明日の朝に来てみれば?」とアドバイスしてくれました。
翌23日、朝9:00頃にスタジアムに到着。 スタジアム北側の当日券売場に一人待機させて、ACCES14にも見に行くと既に行列が出来ており、販売も開始されていたのでこちらへ集合し、待ちに待ちます。「パスポートが無いと買えない」、「国籍によって売ってもらえない」etc 情報が錯綜したのですが、12:00頃、売場の敷地内へ入場。しかし、パスポートのコピーを提示すると見事に警官にハジかれました。
警官のアクションがコピーだから駄目という感じだったので、めげずに速攻で宿に 原本を取りに帰り、再挑戦。16:00頃に再入場でき、警官のチェックもクリアして2日にわたり延べ10時間程かけて、見事に購入できました。ゴール裏の指定かラテラルが残っていて、それぞれ75、115ユーロでした。僕達はゴール裏を買いましたが、さすがに微妙に離れてました(チケット表記:GOL NORD 2 GRADERIA BOCA354 FILA0021 SEIENT0002)。
後で聞いた話では、僕達の1回目と同じ回に入った原本を携帯していた日本人はハジかれてたそうなので、ハジかれる基準は今もわかりませんが、パスポートを携帯してない人は国籍に関係なくハジかれてました。ちなみに1人につき2枚買えたのでそこらじゅうにプチ・ダフ屋が発生してましたし、日本人を見つけては2枚づつ買って、売ってくれという風に声を掛けられました。僕達はトラブルに巻き込まれるのも嫌だったので、3人で3枚だけ購入しました。
20:45 kick off だったので、敷地内のファストフードで遅めの昼食を取り、19:30まで別々に行動して、指定されたACCES5に集合する事にしました。一人でACCES5へ向かう途中、ソシオ風のお爺ちゃんに声を掛けられました。既にチケットは確保できていたので無視してしまいましたが、もしチケットが確保できていなくても何とかなりそうな雰囲気でした。
試合はというと、攻め続けながら点が取れず自殺点で先制を許すという厳しい展開。マケレレ→ドログバで決定的なチャンスを作られヒヤヒヤもの。しかしドログバが2枚目の警告で退場になってからペースを引き戻し マキシ投入で勢いが増し、同点・逆転ゴールが生まれ、スタジアムは大騒ぎ!!! チェルシーサポが応援歌を歌いだすと、バルササポが応援で掻き消す・ブーイング。先制されても逆転を信じ、応援を続け、それに応える選手達。シビレました!!! 死ぬまでに最低でも、もう一回はカンプノウで観戦したいです!!!!!
p.s. 帰りのメトロですが、3号線沿いの宿だった事もありましたが、一般的なマリア・クリスティーナやコイブランではなく、パラウ・レイアール(前者の1つ前の駅)は比較的空いていて、座れる確率が高いかもです。チェルシー戦のチケット入手に至るまでのチケット売場への行列、敷地内への入場はあり得ない程の人口密度、そしてその中での喫煙、単純に極寒etc 体力的にも精神的にも 厳しかったので、体育会系の男子にしかオススメはできません。(実際に杖をついたお爺さんは敷地内への入場の際に、群集に突き飛ばされていましたし、女性の比率は1%程だったと思います) |