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みんなの観戦記

 

ソシオ枠でチェルシー戦チケット当選!
ケンミルソンさん
2006年3月4日、リーガ第26節 デポル戦&チャンピオンズ1/8ファイナル チェルシー戦

帰国し残念ながらまたいつもの日常が始まりました。夢の様な一週間はあっという間に終わり、脱力感が全身を襲っています…。ああ、バルセロナに帰りたい…。働かないで旨い物食べてサッカーばっかり観ていたい…。

今回のバルサツアーを観戦記というよりは、旅行記という形で書いたので良かったらお付き合いください。

 


チャンピオンズ、バルサvsチェルスキーを生で見たい!この思いからこの旅は始まりました。

旅のメンバーは俺と友人のゆーぢとリツオ、ルイス・ケンリケとその妻シー。それと会社の後輩ユーヤゲール。みな職業はそれぞれだが当然3月は忙しい…。でも行きたい。そんな葛藤を乗り越えた5人。5人?1人足りない?そうです、ユーヤゲールは休めずにリタイヤです。

ツアー選びは直前になるまでoabjp(注:バルサソシオ部日本人スタッフ)からチケット確保の連絡を貰えない為、必ず見れる!と信じて日程を決めました。これで何も見れなかったらと思うと今でも背筋が寒い。結局チケットはデポルティーボ戦は楽勝で5枚確保、それとCLチケットは600枚の販売にもかかわらず、何とケンリケが抽選でヒット!18倍強の確率をすりぬけました。

しかし問題が…実はケンリケはクレジットカードを変えていて、彼がソシオになるのに利用したFCB公認会社のA社に変更届けを出していたが音沙汰がないとか。ところがoabjpによく聞けばA社は公認を外されていた…で、当然変更はされてなく、会費も引き落としが済んでいなかったのです。FCB日本人担当者さんからは平気だとは思うとはメールをもらいましたが、一抹の不安を抱きながら旅立っつことになりました。

 


行きはフランス、シャルルドゴール空港でトランジッド。バルセロナに着いた日は、そこそこ遅かったので、ガルシア(仮名)の店でピザとセルベッサ(注:ビール)を頂き爆睡。体調もイマイチだったので。で、二日目の朝から『サグラ〜ダファミリア』へ向かい、その後メトロに乗り込みカンプノウへ。この日の目的は夜に行なわれるFCバルセロナ対RCデポルティーボ戦のチケットの受け取りと、ピッチレベルにも入れるカンプノウツアーへの参加でした。

ちなみにこの試合のキックオフは午後10時…。日本では考えられないですよね?ソシオメンバーゾーンでデポルティーボ戦のチケットの受け取りを済ませ、行ったついでにチャンピオンズのチケットは前日か当日に受け取りに来る様にメールが来ていたが、聞いてみる。

「ノ(NO)」
そうだよね、まだ二日もあるし。

ツアーへ。ソシオは無料と聞いていたので、カンプノウツアー参加のチケット売場で軽く上から目線でソシオカードを提示。ん?何か言ってる…。IDカード?なんじゃそりゃ?と思いながらパスポートのコピーを出したらOKでした。ちなみに持っていなかったケンリケは一般の人と同じく10ユーロ取られました、ソシオなのに…。全ての売り場がそうなのかは分かりませんが、ソシオの方はIDカードをお忘れなく

さて、カンプノウツアーの始まりです。いきなりチケットモギリのお姉ちゃんに『ゲッツ!』って言われたのは衝撃的でした。古っ!って感じだから、ゲッツアンドターンでも教えておけば良かったかな?それでも古いか…。

順路にそって進むとロッカールームがあり、見学しながら歩くと見慣れた場所に出る、そう、ピッチ入場口へ続く階段です。カピタン、プヨルを先頭に相手選手と握手とかしながら出待ちしているシーンはあまりにもお馴染みですね。

その階段の踊り場の脇に、黒いマリア像がまつられた礼拝堂があるのも有名ですね。チャンピオンズのベンフィカ戦で、ロニーが手摺り越しにお祈りしてるのを見て「俺もお祈りしたよ」と優越感に浸ったのは言うまでもありません。ちなみにずっとバルサの選手が並ぶ側に有る物と思ってたのですが、相手選手側だったのは意外でした。

バルサの選手が並ぶ側にはインタビュールームがあります。さて、いよいよピッチです。息をのみました。真っ青な芝、そびえ立つスタンド、通り抜ける風、まさに聖地に降り立った気分でした。ベンチは入れませんが、ベンチ前でライカー気分を満喫し、記念撮影を済ませスタンドへ。

バルコでラポルタ気分を満喫したらミュージアムに向かいます。ここでビッグイヤー掲揚を撮影しました。ガラスケースの前に立ち、手の位置を合わせシャッターを切ってもらいます、皆さんも友達にやってもらいましょう。

約一時間のツアーでしたが、バルセロニスタには垂涎のツアー、絶対にまた行きたいし、バルセロナに行かれた際には是非!ちなみにバルセロナではサグラ〜ダファミリアに次いで観光客が訪れる場所だとか。この日も凄い人でした。

 


さて、ホテルで夜に備えて休養して準備万端カンプノウへ向かいます。メトロは意外と混んでいましたが、カンプノウへ向かっている感じの人はあまりいませんでした。地下鉄を降りカンプノウが近付いて来ると雰囲気抜群、どこからともなくバルサホーンが鳴り響いています。

カンプノウは席によりゲートから細かく分かれているシステムで、難無く席へ。皆さんもブラウグラナさんのチケットの見方をチェック!!!

夜のカンプノウは昼間のツアーの時とは違い《戦いの場所》というムードが漂っていました。席はかなりの良い位置で一安心。ホットドックをかじっていると、大拍手と共に選手達がアップの為にピッチへ登場!ロニーのアップをアップで見ました(寒いですか?)。

アップが終わり選手が引き上げる頃にはまばらだった席もほぼ満席になりました。ドキドキしながら待つこと数分、大音量のイムノが!鳥肌全開でイムノを絶叫、いよいよゲーム開始です。結果は皆様御存知の通りですので簡単に済ませますが、ロニーのスーパーフリーキックで早々に先制も一瞬のスキをつかれ同点、逆転弾を被弾。

しかしラルソンの来年もいてくれ!と思わず言いたくなるゴールで同点。シーソーゲームにケリをつけたのはやはりこの人、サムエル・エトー!カメルーン人サポーターの乱入は目の前でしたが、観客総立ちで何も見えず、後でテレビで知りました…。

大興奮のうちに試合も終了、燃え尽きました…。テレビで見ていても感じていましたが、みんなさあっさり帰ります。余韻に浸っているとすぐに誰もいなくなり、帰りのメトロは駅の外まで並ぶはめになりました。

 


デポルティーボ戦を満喫し、チェルシー戦までは偉大なるカピタン、カルレス・プジョルも一番落ち着く場所と絶賛のグエル公園などを観光しながらもカンプノウへは通っていました。前にも話しましたが、チャンピオンズのチケットをまだ受け取れてなかったのと、当選枚数が二枚で見たい人が三人いた為、三次販売に希望を託していたため、毎日の様にチケット売場をうろついていました。

前日にメンバーゾーン行ってソシオカードを提示しながら一言「チェルシー」…。
受付のお姉ちゃん「ソールドアウト!」

そうじゃねーよ!当たってんだよ!必死に食らい付くと、舌打ちしそうな勢いで奥へ。ドキドキしながら待つ事3分。おねーちゃんが帰ってきて一言「トゥモロー」……愕然としましたが、逆に考えれば明日ならもらえるって事だとケンリケと励まし合い帰ります。

そして翌朝もカンプノウへ。ソシオカードを出すとカウンター内でおねーちゃんが紙をピラピラ。ケンリケと二人で思い切り覗き込むと俺達のチケットが!無事に二枚のチケットを受け取り、安心感からしばらくカンプノウのゲートの階段でひまわりの種をプップッと殻を吐きつつ食べ続けながら、三次販売の長蛇の列の様子をうかがっていると、先頭の方から物凄い怒号と指笛のブーイングの嵐が!

しばらくして先頭の方から日本人らしき人が来たので聞いてみました。

俺『日本人の方ですか?どうなったんですか?』

田中さん(仮名)「ええ、昨夜から泊まり込みで並んで先頭だったんだけど、今日は窓口では一枚も売らないって言うんですよ」

俺『マジっすか?ソシオ担当の日本人スタッフの方も窓口が一番可能性高いって言ってたのに…厳しいですね。ところでスペイン語出来るんですか?』

田中さん(仮名)「毛布に包まって並んだのに嫌になりますよ。ええ僕はバルセロナに住んでるんですよ」

俺『そうなんですか。いろいろ教えてもらってありがとうございます』

なんて話をして田中さん(仮名)が去って行った後、様子を見ていたらしい藤田君(仮名)が話し掛けて来ました。

藤田君(仮名)「何か分かりましたか?」

俺『今の人は昨夜から並んだのに一枚も売らないからって帰るらしいよ』

藤田君(仮名)「マジっすか?」

俺『うん、こっちに住んでてスペイン語出来るらしい人が言ってるんだからマジだと思うよ』

藤田君(仮名)「そうですか、ちなみにチケットあるんですか?」

俺『うん、ソシオ枠でとれたから。でももう一人見たい人がいるから販売状況を見に来たんだけどね』

藤田君(仮名)「そうですか、良いなぁ。いろいろありがとうございました」

こんな会話があって、今度は藤田君(仮名)が俺の方を指しながら情報を聞きに来たと思われる津島君(仮名)に何やら説明をし、津島君(仮名)が仲間達に説明を始めました。

「あの人(俺の事)バルセロナ在住のソシオの人らしいんだけど、自分のチケットはもうあるんだけど友達の買う為に昨夜から並んで先頭だったんだって。でも今日は売らないって聞いて帰る所らしいけど、こっちに住んでるからスペイン語出来るみたいだし間違い無いみたいよ」…。

おいっ!おまえ達どんな伝言ゲームよ!俺はバルセロナ在住じゃねぇ〜し、スペイン語はセルベッサくらいしか分からね〜って!と言おうと思い彼らの方を見ると…。みんな大学の卒業旅行風の若さで、女の子も何人かいた。そのみんなが俺に尊敬と羨望の眼差しを向けてるのよ。俺の気持ちは「悪い気はしねぇな」…。

そんな訳でしばらくそこで得意気な顔して立ってた事は言うまでもありません。

 


その後、露天でバルサマーク入りの向日葵の種をお土産用にしこたま買い込み、皆との待ち合わせのピカソ博物館へ。受け付けのお姉ちゃん(可愛かった)のがバルサジャケットの俺に「You like football?」と言ってきたので「Yes!」と答えると、たぶん今夜のゲームは行くの?みたいな事を言ってるので、「Yes go to camp nou」とかまし中へ。

手荷物を預けろと言われ、預け所に行くと、俺の服装を見た係のおじさんが口笛でイムノを!一緒にバルサ!バルサ!バ〜ルサ!と歌い博物館へ入りました。博物館は絵心のない俺には眠かったのですが、バルサのホームタウン、バルセロナにいるんだ!と強く思わせてくれる場所でした。

 


夜になりはやる心を抑えつつ、チャンピオンズリーグ1/8ファイナル、FCバルセロナ対チェルシーFCの観戦に向かいました。足腰はかなり疲れていたので、もちろんホテルの前からタクシーに乗車。

「オラ!エスタディオカンプノウ!」と運ちゃんにいうと……「???」、分かってないね。朝は通じたのに…。仕方なく本を見せ無事にカンプノウへ、と思いきや、走ること数分…。全然動かない。運ちゃんもトラフィックと言いながら悲しい顔。ケンリケがもう近いと言うので降りる事にしましたが、降りますって何て言う?ジェスチャーしかないね、こう言う時は。

タクシーを降りカンプノウへ向かう道はまさに無法地帯、あちらこちらからバルサホーンやイムノの合唱が聞こえる、これじゃ車は進まないよね。

カンプノウを右手に見ながらゲートへ向かい横断歩道の信号待ちをしていると、となりのオヤジがいきなりピーーー!と笛を鳴らす。オヤジさん笛持参かよとあっけにとられていると、俺達に「チェルシー」と言いながら指を指している。その指の先には高級サロンバスが!?「チェルシー?チェルシー?」と聞く俺に満足そうにうなずきながら…ピーーー!ピーーー!。笛はいいっつーの。

そのバスに誰もが気を取られている時、一本後ろの通りから物凄いブーイングが起きました。なんと凄い勢いで、またもや高級サロンバスがカンプノウへ入って行くではありませんか。笛オヤジもとたんにそちらにピーーー!なんと先に来たのはダミーで、後から突入したバスにチェルシーのメンバーは乗っていた様です、ダミーバスまで出るとは凄いモノ見ました。

ゲートに着くとまだ開いていなかったので、露天でセルベッサを買って一服。待ちながらカンプノウを見上げると。。。ハイネケンANDマスターカード!の看板と星のマークで、完全にチャンピオンズ仕様になっています。

「次は当分来れないなぁ…。心の底から楽しもう」と思う俺がそこにはいました。

さて開門です。前回同様、席にはすんなり辿り着き、写真を何枚か撮りながらスタンドを見て、本当にこの国の人は早めに来る習慣がないんだなぁ、と改めて思ってしまいました。チャンピオンズだよ!?早く来いよ。

そしてチャンピオンズを直前にしてクリアしたい事が一つ。ケンリケと俺の席が連番ではないのです。席を代わってくれる文化があるかは分かりませんが、席とか代わってとかって単語はゆーぢの本で仕込み済み、146ページだったかな?いざアタック!

なかなか来ない周りの人…。ケンリケの両サイドは知り合い同士連番の様で諦める。そこへ俺の隣に10代後半と見られる金髪ロン毛のロドリゲス(仮名)登場。一人の様だ。

「オラ!俺とこいつはアミーゴなんだ、でも席がこことあそこなんだよ。一緒に見たいから代わってくれない?」と言えたら楽だがもちろん言えない。必死に紙に書いた単語を見せたりジェスチャーで訴えた結果、ロドリゲス(仮名)の反応は…「Si」。

思わず、オーグラシィアス!!!を連発するが様子がおかしい…。何やらチケットを見せろみたいな感じなので見せると「良いか?良く聞けよ、お前の席はあそこだ」みたいな事言ってる。それは分かってるけど代わってよ、みたいに食い下がるも通じない。まぁこんなもんかと諦めて並んで座っていると、しばらくしてロドリゲス(仮名)が「お前の席はあっちだ」みたいな…。

はいはい、分かりましたよ。みたいなムードでケンリケは自分の席へ戻っていきました。その後もロドリゲス(仮名)はソシオカードや年間チケットのカードを見せながら何か言ってたけど、もう良いですって感じでシィーとグラシアスを連発する俺。その後右隣に一人と思われるオジサンが来たましたが、もう頼む気力はありませんでした。

 


さて気を取り直していよいよチャンピオンズです。アップも終わり俺の鼓動もヒートアップ!さぁ選手の入場です。ここで今回予想通りのヘタレ振りを発揮し、来られなかったユーヤゲールに携帯から国際電話。生のイムノとチャンピオンズリーグアンセムを聞かせてやりました。成田で分かったのですが、2500円もかかってました…。

チャンピオンズリーグアンセムを聞きながらセンターサークルのフラッグを揺するさまを見て「本物だ!」と感動しつついよいよゲームの始まりです。時間もだいぶたっているので、試合に関しては簡単にしますが、前にも書いた通り、デポルティーボ戦とはまるで雰囲気が違う。やはりキャパマックスの入りは凄い。一番凄いと思ったのがチェルシー及びモウリーニョに対するブーイング!俺だったら平常心を保つのはまず無理です。

そんな中、やはりチェルシーのミスが目立ちバルサの攻撃力が一層浮き彫りになりゲームは流れていきました。完全に入り込んでいると、突然選手が引き上げだします。何?!と思ったら前半終了、20分くらいしか経っていない気分だった為、本気で何か起きたのかと思ってしまいました。

ハーフタイムにセルベッサを、と思っていると興奮しきりのケンリケが「こんなゲーム見てセルベッサ飲んだら酔っ払っちまうぞ」と言うので、『でも喉がカラカラだよ』と言うと「じゃあ半分づつ飲もう」という事になり、トイレにいきたくないケンリケが買いに行き、俺はトイレに。結構混んでいたがなんとか用を足せました。そうそう、ヨーロッパの男用トイレは位置が高いよね、危なく付きそうになる、皆さんもご注意を!

ケンリケとの待ち合わせ場所に戻りセルベッサ!セルベッサ!と思ったら…。ほとんど飲んじゃってんじゃん!ケンリケを見上げると満足そうにうなずいていました、まっいっか。

さて後半、ゲームが動きました。遠い方のゴールだったのが重ね重ね残念ですが、ロニーのスーパーゴールが炸裂!大熱狂!まさに Tot el camp es un clam!スタジアムは興奮の渦です。その後もチェルシーの淡泊な攻撃をしのぎ、圧勝ムードがスタジアムを包んだ時、目の前でジオがテリーにスライディング。『はい、完全にボール!』と思った瞬間レフリーがペナルティースポットを指しPKに…。

誰が何と言おうがあれはPKではありません!だって目の前で見ましたから俺!チェルシーのインチキ反撃もここまでで試合終了、帰りも早いね皆さん。俺達は少し余韻に浸ってから帰路につきました。ちなみにケンリケは終了間際は「モウリーニョ何とかもう一点!」と思っていたそうです、延長見たいし帰りたくかなったそうで…。

 


チャンピオンズリーグの余韻に浸りながらも終わってしまった寂しさをカンプノウの客席に座り噛み締め、人影まばらなカンプノウから帰路へつきます。放心状態の俺達をまっていたのは…。そう、大混雑のメトロです。みんな早く帰る訳だよ、こりゃ。ってかデポルティーボ戦の教訓まるで生きてないし。地下への入り口から地上へと続く列、ちなみに入り口から改札まで結構距離あります。どうするか相談して、最悪バールで時間潰してもいいからタクシーで帰ろうという結論に至りました。

その後なかなかつかまらず町を徘徊。正直カンプノウ周辺は大都会ではないし、カンプノウから少し離れるとちょっと恐かったりもする。ガソリンスタンドにいたタクシーに乗せてくれと言うと、どこ?みたいなリアクションだったので「アラグゥンオテル」とホテル名を言うとダメダメ!みたいな…。たぶんたいした距離じゃないからダメなんだなぁ…。

途方に暮れていると向こうからタクシーがっ!手をあげる。とまった!あわてて乗り込みホテル名を告げる。すっごいジイさんドライバーがうなずく。帰れる〜。このジイさん、物凄い安全運転で道中バンバン他の車に抜かされる。オイオイと思いつつも乗っていると、見た事もない所ばっかり走るので不安を感じていたら…。何と裏道なのでしょうか?あっと言う間にホテルの近辺へ!しかも裏道効果で距離が短いからか料金も安い。スーパーベテランドライバーでした、ジイさんいかすぜ!

ホテルに着き、安堵感からかお腹がグー…。ゆーぢを連れて近所のサマンサ(仮名)の店に行きプレートを食べ生き返りました。なぜゆーぢを連れ出したかと言うと、俺とケンリケ、もうユーロが心細かったのです…。支払いの時、ゆーぢもたいしてユーロを持ってないってオチがつきましたが足りて良かった。

こうしてバルサツアーが終わる訳ですが、翌日近所のスーパーに旅立ち前の買い物に行きました。ろくな物を買わなかったゆーぢがレジのお姉チャンに袋を求めると、有料だと言っている様子。ゆーぢは「払わねえとは言ってねえよ!」と日本語でキレてました、最後まで笑わせてくれる奴です。

ホテルに帰り荷造りに苦戦の俺に、収納王リツオが愛の手をさしのべ、何とかスーツケースもしまりました。この辺からは完全にブルーでしたが、今書いててまたブルーになります。帰りはアムステルダム経由(イベリア航空、恐かった)で成田へ。アムステルダム空港で残りユーロを出し合いサンドウィッチを食べた以外は全寝。良く寝ました。なんかまとまらないけどまたみんなと一緒にバルセロナに行きたですね。