初めてカンプノウ行って来ました。
カンプノウの行きかたのページをプリントアウトして、道案内通りに、地下鉄のmaria cristina で降りました。極度の方向音痴なので、大きな通りに出ると圧倒されて、どちらの方向に向かえばいいのかも分からず、勘で行ってみるも、合っているか不安になりました。途中、道を聞いてみましたが、意外に知らない人が多いのか、「メイビー、こっちじゃない」と言われる始末。私の中では駅を出ると、どーんとスタジアムが聳え立っているイメージがあったので。とにかくそのまま進んでみると、例のお勧めホテルがあったので、やっとここで確信して行くことが出来ました。
試合の前の日のことです。
お勧めのカンプウノウツアー、入り口の番号を教えてくれて、自由見学でした。でも、入り口ってどこ?という感じ。メガストアから始まるのか、そのスタジアムの入り口が分からないという始末で。なんとか教えてもらい入ることが出来ました。
ツアーの切符売り場は、人が一杯並んでいる列と、並んでない列があり、不思議な気がしました。私たちはすぐに買える方でツアーの切符を買いました。そのとき明日の試合のチケットも購入しておこうかと思いましたが、後でもいいかなと思い、ツアーへ。
そして買い物も楽しんで、やっぱりチケット買って帰ろうと、また二つの並んでない列と並んでない列があったので、並んでないところで、マッチのチケットくださいというと、あちらと指をさされたので、ああ、なるほど、やっぱり。
でも、先程より列が長くなっている。どうしようか。私はバルサのファンといってもサッカーのことも余り分からないし、何の予備知識もないし、だいたいが行き当たりばったりな行動なので、ミュウジアムもスルーのようにさっぱりと見て歩いたりする程度。
この時期を選んだのは、チェルシーの前の試合で、相手も2部からあがってきたばかりというクラブとの対戦だから、もしかしてかなり安くチケットが手に入っていいかなと思ったからなのです。でもやはり実際現地に行ってみると気分も盛り上がってきて、是非見たいという気持ちになったので、列の後ろのほうに並んでみました。
すると、しばらくすると係員のような人が、私の前の人になにやら手書きで書いた紙切れを渡して何か話していました。そして今度は私に向かって何か言っているようでしたが、私は、「何も聞いていないし、何もないよ」というと、「今日はなにやらもう完売した」と言っているらしい。ええええっ〜〜〜〜〜、何も私の前で。
ということで、買えないということになると、俄然人間というもの、欲しい気持ちで一杯になります。現地で簡単に当日券が買えるというのはうそなのか?とか、チケット前もって買っておけばよかったとか、今ヨーロッパがバカンス中だから?とか、そこまで人気か、恐るべしバルサ!などいろいろな思いが駆け巡ります。
でも見れたらラッキー位だったので、治安も悪いと聞いているし、夜は怖いし、サグラダファミリアの夜景でも眺めていればいいかと、その日はなぐさめ、翌日に当日券を買うことにしました。
そして試合当日、地下鉄でラッシュ並みの人ごみににも負けず、カンプノウへ乗り込みます。この日は前日と違って、皆が向かっているところは一つみたいになっていて、露天のお店も出て、人がいっぱい。試合前の盛り上がりが感じられて、ここまで来ただけでもよかったです。
試合1時間半前くらいだったと思うけど、当日券売り場はどこ?と通りを沿って歩いていきました。ダフ屋がいると聞くけど、どの人がダフ屋か分かりません。そして小さな窓口をみつけましたが、誰も並んでいない。ぱらぱらと買う人たちのみでした。値段表が貼ってあって、一番安い18ユーロが完売のようでした。
せこくその次のゴール裏みたいなところを指して、2枚というと、一番高い56ユーロを指して「ここしか残ってない」といいます。しつこくもう1つ下の値段を指差しすると、残っていても、隣同士の席が残ってないというので、いたし方がない感じで、購入しました。
トリブナ席3階、グランドに向かって左端。でも1番前で、とっても良い席でした。両隣の席は2つずつ空いていて、ゆったり座れるし、前に足もかけれるし、なんといっても周りの人が外国からきた観光客風で安全な感じ。近くにはレクレアティボのサポーターもいましたが。席はすきすき、放送席のすぐ横です。他の2階席、1階席も席が一杯空いてるように見えました。
ゲームはバルサが始め右のほうで攻撃していたので、前半は遠くをみてる感じでしたが、後半は、すぐ近くで見れました。ロナウジーニョの歌も聞くことも出来ました。これは貴重ですよね。たぶん活躍しないと聞けないし。イノムというものも初めて聞きました。楽しくなる感じ。試合前そっとロナとデコが二人抱き合っていました。好きな場面です。
デコが替わったので(ちょこっとデコファン)、私はそろそろ帰ろうとしていたのですが、連れが帰らないと言います。「せっかくお金払ったのに」と言って。でも、しばらくしてロナも引けてしまったので、「もう帰ろう、帰りも怖いし」と立ち上がると、ほとんどの人が同じように帰り始め、何とかスタジアムの外に出た時には、もう人が一杯であふれかえっていました。今日は結果も早く出ていてしまったし。確かにそれなりに楽しめたけど、退屈と書いてある人もありましたものね。
でも、帰るときが皆、“ロナウジーニョ引け”と知らなかった。すごく熱狂ファンばかりのイメージがあったもので。でも、すごく納得しました。生活もあるしねと。違うかな、人それぞれ。
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