2006年8月、06/07のCampNouクラシコは3月10日頃と、スケジュール表を見た時点で「今シーズンのクラシコは行けるかもしれない」と淡い期待を抱いたのが発端。05/06の3月、同じ頃にデポル戦、チェルシー戦を見に行っていたので、多分今年も休みを取っても大丈夫だろうということでOAB（注：バルサ・ソシオオフィス）にチケットの問い合わせ＆申込をしました。
宿はネットで予約。エアはパリCDG経由、エールフランス利用です。。バルセロナからパリへ戻る時だけはvueling。パリで2泊する予定だったので、移動時間の都合でvuelingを利用しました。バルサからのニュースレターにも広告があるのでご存知の方も多いかもしれません。バルセロナを拠点とする格安エアラインです。
さてエアも宿も観戦チケットも全て手配して向えた出発日当日は、定時まで普通に仕事。定時で終え、駅のコインロッカーに預けてあった荷物をピックアップし、空港に向かいます。乗るのは「スターウイング」とも呼ばれる21：50発のエールフランス便です。パリ経由でバルセロナのエル・プラットに着くのは午前9時過ぎです。勤め人にとってはありがたい便ですね。余談ですが、土曜開催の試合なら、金曜の夜に発って試合を見、日曜にバルセロナを発って月曜午前中に日本に着。などという弾丸旅行も可能かもしれません。現実的ではありませんが。
飛行機に乗ってしまえば後は寝るだけ。最近は空港でリフレッシュルームを利用します。ここでシャワーを浴び、さっぱりすれば機内でもリラックスできますし、何よりも良い切り替えになります。お勧めです。
（リフレッシュルーム：30分500円 於：成田）
金曜午前９時過ぎにバルセロナに着いてから、バスで市内へ。宿にチェックインし、そのまま部屋に入れたのでシャワーを浴び昼寝。しばらくしてOABにチケットを取りにいくついでに、ぶらぶら散歩に出ました。その日はそのままのんびりです。
試合当日も、夕方5時すぎまで、買い物と旧市街散策。最近日本でもLUPOなどバルセロナ発のブランドやpapabubble、Oriol Balaguerが出店していたりしますが、ご当地だけあって日本よりお手頃価格だったり、日本では見かけない種類のものがあったりと買い物も楽しいです。
バルサのオフィシャルグッズを売るボディガも市内に幾つかありますし、お店によって品物の構成が違っていたりするので観光の合間、見かけたら彼方此方に点在するボディガを覗いてみるのも一興かと思います。
あと侮れないのが、一般のお店や蚤の市。以前行った時には文房具店でバルサイムノのオルゴールを見つけました。また量り売りのキャンディストアではエスクードの付いたブレスレット。のみ市では古いバルサのビンズを見つけたりと、思わぬ所でバルサグッズやバルサにまつわるモノを見つけることがあります。こうした物をお土産にするのも面白いかもしれません。
その後、一旦宿に戻って着替。上着のジッパー付きポケットにカメラ、チケット、幾らかのお金を入れて、首にはチームマフラーを巻いて、手ぶらでいざ出陣！スタジアムは宿から直ぐのところなので、徒歩でスタジアムに向うと、周囲は昼間と違って凄い人。通りではバイクを二人乗りして旗をはためかせている子や、車を箱乗りしている若い子達もいました。スタジアム近くのバルは、社交場と化して大賑わいです。
OABで受け取った席はTRIBUNA一層目、相手チームのベンチ裏で、前から一桁以内の席でした（良い席でよかったと喜んでいましたが、目の前でウラゲーが黄色貰って退場になるというオチもあり）。
試合は既にご存知の通り、3-3の引き分け。最後の最後でメッシーに救われたという試合でした。ＴＶ放送でもブーイングが聞こえたようですが、あれは審判に対してのブーイングです。試合後の白いハンカチも同様。試合開始当初から基準があいまいで不可思議なジャッジに、客席からは「フエラ、フエラ」の大合唱。ハンカチだけじゃなく、当日配られた人文字用のバナーの赤い紙や、黄色い紙を折り畳んでカードに見立てて審判に向ける人も多々。スタジアムは子供連れ、年配の方はもちろん可也お年を召した方もいらっしゃいます。その方々の反応の速さときたら、其れだけでも嬉しくなってしまうスタジアムだと思います。
翌日曜日は、バルサB（対エルデンセ）の試合があるというので、途中ボガディージョと飲み物を買ってmini estadiへ向かいます。ソシオならソシオカードを見せれば無料です。但し、TRIBUNAはソシオでも5ユーロ程料金が必要です。
2年前のクラシコ翌日、mini estadiでボールを蹴っていたメッシーがクラシコでハットトリックをした事を考えれば、近い将来、この中からメッシーに続く選手が出るかもしれません。バルセロナ滞在中、機会があれば是非バルサＢの試合も観戦してみてください。
試合は今季調子の悪いバルサBが、試合終了間際に追いついて1-1のエンパテ。ボージャンやジオバンニ、クロッサスやバリエンテ等など、プレーする姿を見れただけでも好いやと思いつつも、なにもトップチームの真似しなくってもいいじゃん、とスタジアムを後にしました。次回、バルセロナに行く機会があればトップチームもBチームも快勝するところを見たいものです。
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