ぷち情報集。
バルサ関連ニュースを、幾つかさらっとご紹介。
◇おかえり、ケイタ&アフェライ
この木曜日のベストニュースはなんといっても、トレーニング場での出来事です。シウター・エスポルティーバの第1グラウンドで行なわれたセッションに、久しぶりに見る顔が2つあったのです。それはコパアフリカから戻ってきたセイドゥ・ケイタと、リハビリがいよいよ終盤に近づいてきたイブラヒム・アフェライ。即効的には、ケイタの復帰はチームにとって非常にありがたいことです。1月10日にマリ代表へと合流してから、バルサでの試合を欠場すること11試合。コパアフリカのベストイレブンに選ばれたプレーで、ふんばりどころのチームを助けてくれることでしょう。
アフェライは9月22日の左ヒザ靭帯断裂(手術は10月3日)から、ついにここまで戻ってきました。昨日はフィジコに見守られながら、リズムの異なるランニングを実施。3月末から4月上旬での復帰を目指し、回復の最終段階へとこれから入っていきます。イビとケイタはセッション開始前、仲間たちから盛大な拍手で迎えられています。
ちなみに昨日のトレーニングは、バルサBからはモントーヤ、バルトラ、ムニエサ、テージョの4人が参加しています。最近はいつもトップチームと行動していたジョナタンとセルジ・ロベルトは、本来の所属チームであるバルサBと練習。今週末はエウセビオチームの一員として、ア・コルーニャでのデポル戦に臨むそうです。日曜日のバレンシア戦はダニとマスチェが出場停止のため、デフェンサが3人呼ばれているのが特徴です。
◇団結ランチ会
そのグッドニュースに恵まれた午前のトレーニング後、トップチームの選手たちはみんな揃っての昼食会へと繰り出しています。シーズンも重要な局面に入ってきたし、スケジュールにもちょっと余裕も生まれたから、ここらでいっちょ全員で美味いもんでも食いに行って結束を高めておくか!というランチ会。時期的にはカタルーニャの名物料理カルソッツの季節なのですが、今回はバルセロナ市内にあるレストラン、El Emperadorにて行なわれています。場所はポルト・ベイのヨットハーバー近く。観光客の多いエリアなので、幸運なファンが店から出てきた選手たちとの遭遇を楽しんでいます。
このランチには選手たちとスタッフテクニコが参加しているのですが、去年のカルソッツパーティと同じく、ペップ・グアルディオラは出席していません。ティト・ビラノバやマネル・エスティアルテらは参加。
◇ドウデモ情報(ネズミ)
火曜日のドイツ遠征では、前日に現地へと入り、翌日に帰郷したバルセロナ一行。つまりはケルンに2泊したわけなのですが、今回彼らがご宿泊したのは5つ星の超リッチホテル、ハイアット・リージェンシーだったそうです。で、彼らがご飯を食べているときに、突然1匹のネズミが食堂を駆け回り、ホテルスタッフたちは騒然となった場の収拾にドタバタしましたとさ、というお話。
◇どうなる最終ライン?
日曜日のバレンシア戦で、ペップ・グアルディオラはまた新たな難問を解決しなければなりません。ダニ・アルベスがカード累積によって、マスチェラーノが2枚の黄紙によってこの試合を出場停止。降格ゾーンに低迷するチーム相手ではなく、先日戦ったエメリチームとの試合で最終ラインのレギュラーふたりが一気に欠場になるわけですから、これはかなりの逆風です。基本的な解決策はやはり、バルサBとなるでしょう。
前述しましたように、ペップは昨日のトレーニングに、来季からトップ昇格するといわれている3人のデフェンサたち(モントーヤ、バルトラ、ムニエサ)を呼んでいます。そして"チェ"との試合で起用可能なトップチームのデフェンサは、ピケ、プジョル、アビダルと、ふくらはぎの違和感が解消されればアドリアーノ。こういった状況から最も可能性がありそうな組合せは、右からプジョル、ピケ、バルトラ、アビダルではないかと予想します。あるいはモントーヤ、プジー、WAKA旦那、アビはどうか。いずれにせよピケがバイエル戦のスタンド観戦に対しナニクソ根性を見せることと、お疲れっぽいアビさんのコンディションが上がることがかなり重要となります。
◇バルデス、「ピケはいつも上に燃えている」
本日最後は、ビクトル・バルデスの会見でのコメントを幾つか紹介しておきましょう。ビクトルは最近ピリッとしないピケに対して、こうフォローをしています。「僕はばっちりやってると思うよ。話を大事にすることはないんや。僕にとっては彼は世界最高のセントラルやし、それは彼は証明しているからね。この前はベンチから外れたけど、それは技術的な判断やし、ミスターには理由があるんや。僕はピケが変わったとは思わへん。いつも以上にハードに、高いモチベーションをもって仕事をしてるよ。監督との関係も以前と変わりはない」
チャンピオンズで良い結果を残していくことが、リーガにも好影響を与えるだろう、というバルデス。「諦めるわけにはいかないし、リーガ優勝は可能」という彼は、オサスナ戦でペップが勝負を捨てたという批判に対してはこう反論しました。「僕はミスターのことをよく知っているけど、どんな先発を組んだとしても、彼は試合を捨てたりはせえへんよ。でも意見するのは自由やからね。ただしその意見は、事実やない」
マドリーとの勝点差が10に拡大したことで、首都方面はカンプノウでパシージョを!と言い始めています。「僕らは1試合ずつ進んでいくだけや。それでもしパシージョをすることになったなら、僕らはプロフェッショナルやし、負けを受け入れる必要があるのなら、それに問題はない。でも今の時点では、その件を話すのは相応しくはない」
そして最後は、ペップ・グアルディオラへのラブコールです。「ミスターの契約延長については、もう話すことはあまりないよ。個人レベルでは彼がここを去るのは間違いやと僕はすでに言ってるけど、決めるのは彼やからね。ミスターがこれから何年も続けてくれるのなら、サイコウや。彼はこのチームのかぎとなる人物。契約延長を期待しているよ」
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