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Liga de Campeones : Jornada 6

消化試合。努力実らず、不敗記録は20でストップ。

FCBarcelona Shakhtar Donetsk
2 3
9 de Diciembre - Mar 20:45 h.
Camp Nou : 22,763
Jorquera 【4】 【6】 Pyatov
Caceres 【4】 【6】 Srna
V. Sanchez 【5】 【6】 Kucher
Pique 【4】 【6】 Chygrynskiy
Sylvinho 【5】 【6】 Rat
Busquets 【5】 【6】 Hubschman
V. Vazquez 【5】 【6】 Jadson
Keita 【4】 【6】 Gai
Pedro 【5】 【6】 Willian
Hleb 【5】 【7】 Fernandinho
Bojan 【6】 【7】 Gkadliy
Cambios
Pedro→Gudjohnsen 【5】(76) Jadson→【5】 Brandao(67)
  Fernandinho→【5】 Luiz Adriano(78)
   
Entrenadores
Pep Guardiola 【5】 【6】 Mircea Lucescu
Tarjetas
Bojan (50) Hubschman (65)
  Brandao (86)
  Luiz Adriano (87)
  Gladkiy (87)
  Kucher (89)
  Pyatov (90+)
Arbitro
Michael Riley (ingles)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
0 1 1 Tarjetas Amarillas 6 6 0
0 0 0 Tarjetas Rojas 0 0 0
7 6 13 Tiros a puerta 6 2 4
1 3 4 Ocasiones de Gol 3 2 1
3 5 8 Corners 2 0 2
1 0 1 Fueras de juegos 7 3 4
2 7 9 Faltas 19 12 7
% 62% Posesion del Balon 38% %
Formacion
フレブ以外、バレンシア戦からスタメンは総入れ替え。ジョルケラは怪我以降、およそ1年ぶりのゲーム出場。カセレスが右ラテラルに入っている。便利屋V・サンチェスは今日はセントラル。選手交代は一人だけ。ペドロに代えてグジョンセンが投入されているのだが、映像未確認のため下図は想像。
Titular Final
先発 終了時
Goles
  Gladkiy (32)
  Gladkiy (58)
Sylvinho (59)  
  Fernandinho (76)
Busquets (83)  
Reporte

 

完全なる消化試合。若きバルサはそれでも果敢に勝利を目指したが、今回は運なく黒星を喫した。公式戦不敗記録は20でストップ。

バルセロナが所属するグループCは、すでに全ての順位が確定していた。シャクタールにとっても、手続き上だけの試合。あとは意地とプライド、勝利ボーナス60万ユーロだけを賭けての戦いである。そんなモチベーションの難しいゲームに、バルサ選手たちは非常に真剣に入っていった。勝って締めくくる。その気迫は前半15分を超えるまで、シャクタールがバルサ陣内にほぼ踏み込めなかったことからも窺えた。

オールサブといってもいいほどの先発メンバーだったが、あらゆる面でシャクタールを凌駕していたバルサ。顔ぶれは変われど、プレスは十分にかかっていた。試合前にロッカールームにて、かなりペップに“激しくいけ!”と指示されていたのだろう。試合中の監督も、これが消化試合だとは思えないほどに、懸命に指示の声を送っていた。

しかしいくら好調バルサといえども、成熟度に欠ける面子では最後の崩しが上手くいかない。守備での細かい連携も、もうひとつ精度に欠ける。圧倒的にゲームを支配しておきながら、ヤングバルサは呆気なくシャクタールに先制を許してしまうのだった。30分、左サイドからエリア内にボールを送り込まれ、最後は詰めてきたグラドキイにフリーでシュートを打ち込まれた。珍しい、パスをつながれての失点。

“まさか”のリードを奪ったことで、シャクタールは勢いづいた。サイド攻撃を中心に、ジョルケラの守るゴールを脅かすドネツク。バルサもどうにか同点で前半を終えたいところだったが、これといってチャンスを作ることも出来ず、そのままハーフタイムを迎えている。

 

後半になっても、状況は特に変化しなかった。ボールはバルサが回すものの、決定機を生むには至らない。そして一発のチャンスでシャクタールにゴールを許す。56分、2失点目はセットプレーからだった。エリア左、コーナー付近からのフリーキックをまたもグラドキイに頭で押し込まれてしまう。上手くいかない時は、こういうものだ。

しかし今回は、バルサのリアクションは早かった。そのわずか1分後、エリア際でのケイタとの壁パス交換から、シルビーニョが豪快なシュートを叩き込んで1点を返すバルサ。大ベテランがここにきて存在感を示した。

ここからも、同点、そして勝利を目指してのペップバルサの奮闘は続いていく。決して手を抜かず、勝利も諦めないという姿勢はグッド。ただ、如何せんレギュラーメンバーを多く欠くチームでは、いまひとつゲームメイクと守備で歯車がかみ合わない。シャクタールに与えた3点目は、それをよく表していた。

エリア際正面付近から左にボールを回され、深く持ち込まれてファーポストへのグラウンダーのクロス。ボールは完全フリー状態でフェルナンジーニョに届き、あとはただ押し込むだけだった。およそ最近のバルサらしからぬ、ちぐはぐな守り。どうしちゃったの?というところだ。

バルサはその後、ペドロに代えてグジョンセンを投入する。そしてこの采配が、ピタリと的中した。83分、グジョンセンからの絶妙な縦パスを受けたブスケスが、上手くボールをコントロールし、待望の追加点を決めるのである。盛り上がるバルサ。ここから選手たちはシャクタールのゴールに襲い掛かるのだが、残念ながらその攻撃はいつもの精度を欠いていた。結局新たなる得点は生まれず、ゲームはそのまま2-3で終了している。

クラシコを前にしての、敗北。しかしこれがチームの士気に影響を及ぼすことはない。むしろ90分間最後まで、勝利を目指した姿勢が評価されるし、それは確実に次へとつながっていく。待ってろ、マドリー。この日のフラストレーションを、クラシコで晴らさせていただこう。