ベンチ

ベンチです。選手ロッカールームから続く階段を挟んで、両チームのベンチがあります。

今はご覧の通り近代的なデザインのベンチ(写真上)ですが、数年前(2000年頃)は下の写真のような名門クラブの巨大スタジアムのベンチらしからぬ有様でした。見てのとおり天井は低く、ゴールが決まったときに前に飛び出さずに飛び上がると頭を打ちます。

さらに昔のクライフの時代まではもっと地面に埋めこまれたような形をしていました。少しだけ穴があいていてそこからクライフが顔を出して指示を出していたような記憶があります。

ベンチから見上げたカンプノウ。
ミュージアムからでもカンプノウには入れますが、ピッチレベルでこの巨大スタジアムを見るにはツアーに参加するしかありません。 実際にその場に立ってみるとカンプノウの巨大さに息を飲みます。

テレビでは平らに見えますが、グラウンドからベンチに向けて激しい傾斜があります。センターラインからゴールラインに向かってはそんなに急ではないもののなだらかな傾斜があったように見えました(中央付近とゴール付近では広告の見え方が違ったので)。傾斜は排水のためです。

ベンチからスタンドを見上げました。 バルセロナは雨が少ないため屋根があるのはごく一部です。

写真右上にあるガラスがテレビの放送席で、その左に見える小さ目のガラスがラジオ用だ、とガイドのお姉さんは言っているように僕は理解しました(自信は少なめ)。2005年度からこのメディア用ブースにもツアーで入ることが出来ます。

屋根の中央付近には巨大なスピーカーがぶら下がっており、例のイムノが大音響でカンプノウを包みます。

ロッカールームからピッチへと通じている通路です(現在はもっとカッコ良く改装)。

ただの観光客であっても、この通路からピッチに出るときはドキドキと興奮します。 通路の途中(バルサの選手側)には礼拝堂があり、選手たちは試合に出る前にそこでお祈りを済ませていくそうです。

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