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スビ「来季も監督はティト」

 

帰国については3月末と認めたディレクター。

FCバルセロナのスポーツディレクター、アンドニ・スビサレッタがミラン戦の勝利から一夜明けた水曜、現地のラジオ局RAC1の番組el Primer Toc へと出演。大盛り上がりとなったミラン戦やチームの復調、少し前のスランプ、さらにはバルデスやビジャ、来季の補強などについてあれこれと語っているのですが、なんといっても一番のテーマは現在ニューヨークで治療中のティト・ビラノバについてでした。来季の監督はティトで決まりですか?と訊ねられたスビは、ハッキリとこう断言しています。「そう、ティトは来季もバルサの監督だよ」

 

顔色も体重も気力もばっちり

見事ミランに逆転したことで、バルサはチャンピオンズの1/4ファイナルへと駒を進めました。そのイダは4月の上旬。報じられるニュースから判断すれば、ティトが指揮を執れそうです。スビは言います。

「25日かどうかは分からないけれど、3月末にティトは戻ってくる。そしてそこからの日程を決めるのは彼だ。もし彼が望むのであれば、彼が指揮を執るさ。ただ帰国の具体的な日にちを挙げるのは、私には大胆に思えるよ。もし遅れが生じたなら、あれこれ推測されるしね」

ミスターの状態については。「ティトは顔色も体重も気力も、とても好い状態にある。もし彼をとおりで見かけたなら、マフラーを除けば、完璧な状態だと思うことだろう。ただこの手の治療は、とても消耗するものだからね。精神状態も良好だ。フットボルとつながっていることが、彼に元気を与えているんだと思う」

チームがミランに快勝した後、ティトとは話しをしたのかと訊ねられたスポーツディレクターは、まだ話していないと答えました。「彼に話すことは全部、フットボルが語ってくれたよ。レモンターダ(逆境克服劇)よりも重要なことが彼にはあるし、今は身内で楽しむための時だからね」

スビはまた留守を預かるジョルディ・ロウラについては、「私たちは彼をずっと信じていた。ジョルディは大きなプレッシャーを克服し、強い自尊心をもって本来引き受ける必要のない役割をこなしてくれた」と称えています。

 

ミラン戦、ビジャ、チャビ、ボージャン

以下はその他、スビサレッタディレクターによる各テーマへのコメントです。

■ミラン戦について
「重要性やゴール、結果によって、今シーズンのベストゲームだったと思う。私たちは序盤、かなり前線からプレッシャーを掛け、ミランに考える時間を与えなかった。試合がかなり長くなると、ミランが考えた瞬間は幾つかあっただろう。彼らのシュートがポストを叩き、その直後にこちらの2点目が決まった時、この試合は私たちのモノになると思ったよ。チャンピオンズのような試合では、小さなディティールが勝負を分ける。それはそのうちの1つだったんだ」

「私たちは慌てることも、不安になることもなかった。フットボルが私たちの求めたものを与えてくれることを、私たちは知っていた」

■取り戻したフィーリング
「テクニック面、戦術面でのポイントは幾つもある。ラインをかなり高くし、ポルテーロが前に出てくるようにね。私たちは序盤、ポジショニングが非常に良く、それによって相手からボールを奪い取れていた。2010年のウェンブリー決勝の前、ラニエリに、攻撃から守備への移行がこれほど自然なチームは見たことがないと言われたのを覚えているよ」

■ビジャ移籍のウワサ
「その件については話すことはない。彼や代理人とは話をしているけれど、なにも具体的なことは決まってないんだ。マーケットの状況は以前とは異なっていて、かつてのような解決策は見つけ出すことは出来ない。解決策を見つけ出す必要はあるけれど、それはひとつだけではない。あらゆる選択肢を検討しなければならない」

■チャビ
「彼は頭の中に、いつもプレーを持っている。全体的な概念として理解しているんだ。そして彼は良いも悪いも含めて、数多くの経験もしている」

■ボージャン
「まずはミランがどうしたいかだ。現時点ではまだ、一つの提案も届いてはいないよ」

 

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