1800年代終盤、バルセロナではハンス・ガンペルと10人の支持者によって“フットボール”と呼ばれる未知のスポーツがプレーされていました。
そして1899年11月29日、ガンペルはFCバルセロナを創設。
このときガンペルもフットボールがこれほど巨大なイベントになることなど想像だにしていなかったでしょう。
フランコ独裁政権というカタルーニャにとって最も辛い時代、バルサの旗は自由と希望の象徴でした。
そして今日、旗はクラブとサポーターを結びつける象徴であり続けています。
100年を越える歴史の中で、FCバルセロナは栄光と悲劇を繰り返してきました。
歴史的な勝利もあれば敗北に打ちのめされたこともあります。
これらの瞬間瞬間こそが、現代においてバルサを特別な存在にしているのです。
バルサの名声がこれまで勝ち取ってきた栄冠によるものであるのもまた事実です。
カンプノウのショーケースの中には、あらゆる種類のトロフィーが並べられています。
フットボール部だけではなく、バスケットボールやハンドボール、フットサル、ローラーホッケーなど、各プロセクションのトロフィーもクラブの偉大さを証明するものです。
また、バルサは1955年に最初にヨーロッパ規模の大会が催されて以来、毎年欠かすことなくヨーロッパカップ戦に参加した唯一のクラブでもあります。
カップウィナーズ・カップ獲得は4回を数え、UEFAカップは前身であるインターシティーズ・フェア・カップ時代に2回制しています。
もちろん、バルサはヨーロッパ同様、スペイン国内でも有数のタイトル保持者です。
国王杯優勝29回の記録は圧倒的。
リーガエスパニョーラでは優勝24回。
近年はリーガ3連覇&ヨーロッパ制覇と、新たなる黄金時代を築ています。