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トリカンピオン!

 

スペイン代表が大仕事をやってのけました。2008年のユーロコパ、2010年のムンディアル、そして2012年のユーロコパの3タテ達成。ユーロの連覇はこれが初めてですし、主要大会3連勝は前人未到で空前絶後の快挙ということで、首都系のみならずカタルーニャメディアも、やんややんやのお祭りモードとなっています。ラ・ロハの中心メンバーが他ならぬバルセロニスタたちなので、話題にも事欠きませんし。

クレの端クレとしてまず嬉しいのは、いつも応援している選手たちが本当に幸せそうにしているところです。これが初のユーロ制覇となるバルデス、ピケ、ブスケツ、ペドロたち(=タイトル”コンプリート”)は元より、チャビ、イニエスタ、セスクら前回優勝経験者たちも実に嬉しそうでファンとしても最高。すでに半分バルサ選手のジョルディ・アルバがネットを揺らしたことも、幸せ気分に花を添えてくれました。

MVP男イニエスタ

また、このイタリアとの決勝戦のMVPにはアンドレス・イニエスタが選出されまして、これはドンにとって今大会3度目となるMVP獲得(イタリアとのグループ初戦、クロアチア戦)。後に発表される大会MVPにおいても、最大の候補となっています。CR7、あるいはアンドレア・ピルロあたりも有力候補だそうですが、優勝チームで一番輝いていた選手であり、かつすでに3試合でMVPを獲ってることからも、ほぼドンで決まりではないでしょうか(願望込み)。

そのイニエスタ、試合終了後に報道陣に向かってこのようにコメントしています。「またチャンピオンになれるなんてステキなことだよ。今日チームは最高の試合をしたし、選手はイタリアに勝つために必要とされるレベルにあった。とても幸せだよ」、「人にはそれぞれの物の見方や意見がある。僕たちはここへ、自分たちのプレーが一番すごいって言いに来たわけじゃないんだ。今日の僕たちは好いレベルにあったし、スタイルに忠実だった」

そしてゴールを決められず残念か?との問いに、アンドレスはさりげなく男前なことを言っています。「僕にとってゴールは優先じゃないんだ。チャンピオンになれたから、僕は幸せ。誰がゴールを決めようと構わないし、僕はバロンデオロを獲るためにプレーをしてるわけでもない。僕は幸せになるためにプレーをしているんだ。その後で人が自分を評価してくれるなら、嬉しいよ」

初々しきアルバ

ファイナルのMVPとなったイニエスタの安定したプレー、”本気”を出して2アシストをしたチャビなどこの試合にもクレ的テンション上昇ポイントは幾つかありましたが、今週にも入団プレゼンテーションがあるジョルディ・アルバのプレーもなかなかでした。しかも今夜はタイトルを大きく引き寄せる2点目を、チャビのアシストを受けてきっちりと決めている。そしてその試合後のコメントがまた、初々しくて萌えさせてくれるのであります。

「僕にとって初めてのユーロコパ優勝。すでに歴史を作ってきたチームメイトたちと、僕もまた歴史を作ったんだ。今はまだ信じられないけど、少しずつ現実感が湧いてくると思う。何もかもが上手くいったからすごく嬉しいし、今は楽しみたいね。こんなに好いユーロになるとは想像もしてなかったし、決勝ではゴールも決められた。信じられないよ」

「ロスピタレの人たちには、決勝では僕がゴールするって言われてたんだ。今なら彼らに同意するよ。この優勝をオスピタレの人たちや家族、祖父、そして僕をいつも支えてくれた全ての人たちに捧げたい」

 

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