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ロセイ「私たちの監督はティト」

 

ティトが元気に戻ってきたなら、今季はそれでOKとの見解。

3月4日(月)。バルセロニスタの間にあったひとつの疑問に対して、サンドロ・ロセイ会長が明快に答えを出しています。ミラン戦とクラシコ連戦での敗北によって噴出している、ジョルディ・ロウラ第二監督によるチーム運営への不満。決定権を持たない人物が戦うチームを率いていくという無理のある体制を改善すべきでは、との声は日増しに高まっていまして、数週間前まではなんとか順調にいっていたこのチームがどうなってしまうのか不安なクレは、少なくとも、なんらかの説明を会長へと求めていました。そこでロセイ会長が断言したのは、現理事会のティト・ビラノバへの全面的な信頼でありました。

 

まず優先されるのはビラノバの回復

「この理事会はティト・ビラノバを監督として完全に(絶対的に)承認している。私たちの監督はティトをおいて他にはなく、たとえ今 シーズン彼らが全てのタイトルを逃そうとも、彼が戻るまでは何も動くことはない。まず優先するのはティトの回復だ。私たちが他の監督を考えたことは一度と してなかった。今もこれからも、私がこの理事会の長である間は、彼が私たちの監督。この先でなにが起ころうとね

会長はそのように、監督交代の意思はまったく持っていないと言い切っています。これでハッキリしたのは、ティト・ビラノバが病によって復帰を断念しないかぎりは、彼がバルサの監督である点です。ロセイはまた、ミスターの長期不在が及ぼす影響についてはこう語りました。

「どのような集団においてもリーダーが不在となれば、それは感じられるものだ。スポーツ心理学者が言い、私も科学的根拠があると思うのは、リーダーが30日間不在となれば、成績の下降が感じられ始めるという点だ。よってここ2、3試合でフレッシュさやテンション(緊張感)が低下したことで、私たちの選手やスタッフを問題視しすぎる必要はないと私は思う」

この少し前にニューヨークを訪れ、ティト・ビラノバと会ってきたサンドロ・ロセイ。会長はその時の監督の様子を、次のように説明しています。「彼が 現在、科学・放射線治療を受けていることや、今おかれている医療的状況を考えると、私には彼はとても元気に映ったよ。彼は私たちにニューヨークで暮らすよ うになってからは好いことがひとつあって、それはかつてないほどにリーガの試合を見てライバルを分析できることだと言っていた。彼は復帰へと意欲を燃やしていて、治療が終わることを楽しみにしている。カウントダウンが始まったことを彼は喜んでいるよ

そして。「クラブとしての絶対的優先事項は、ティト・ビラノバの回復だ。その他のことは全てが二番手となる。もしタイトルが獲得できれば、それはファンタスティックだ。しかし、もしそうならなくても、それは不運だったということ。最終的にティトが回復するのであれば、私はそれで良しとし、シーズンに満足するだろう。彼が良くなることで、私は幸せでいられるだろう」

 

事情が許せば

会長はまた、この場を利用し、ジョルディ・ロウラ第二監督へも感謝の言葉を送っています。「私にとっては、ジョルディ・ロウラはヒーローだよ。本来 負う必要のない責任を引き受けている彼には、感謝しなければならない。この重荷に苦しんでいる、彼やその他のテクニコたち、全ての選手たちにとても感謝し ている。事情が許すのであれば、チャンピオンズ1/4ファイナル(の際のベンチ)にティトはいるだろう」

もし事情が許してくれなければ、バルサはコパに続いてチャンピオンズも失い、早々にリーガに専念となります。「リーガは最も重要なコンペティションだ。私たちはミランを相手に勝ち抜くようトライしていくけれど、もしダメだったとしても、リーガで首位であることに変化はなく、世界が終わるわけでもないんだ。ティトとスビ、ロウラはチームが緊張感を取り戻すよう働いている。この周囲のリアクションが、私には少し大げさに思えたよ。相手チームもまたプレーをしていて、それがミランとマドリーだったんだ」

サンドロ・ロセイ会長によれば、ティトは選手たち一人ひとりに対し、励ましの電話を入れているのだそうです。「ティトは個人的に、各選手へと電話をかけて話しをしているよ

そして。「このクラブは歴史的にチームが敗れた際、精神的に敗北主義になる。しかし私たちは成熟したと思うし、それは昨年証明されているんだ。そして幾つもの試合において、ファンの姿勢は10点だった」

 

ということですので、バルサは臨時で監督を立てることなく、現体制でティト・ビラノバの復帰を待ちます。まあ予想どおりです。あとは幾つもの幸運がチームに味方し、事態がさらに悪化していかないことを祈るばかり。ティトからの個人的電話によって選手たちにナニかが注入されていることを願いましょう。ロウラさんには正直期待できないので(本当にゴメン)、ここはカピタンたちがなんとか手本となって道を示してもらうしかない。いろんな意味で、攻めていこう!バモス!

 

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