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プジョルは選挙戦に関わらず

自分はバルサの人間なので、必要とあらば力になると元カピタン。

FCバルセロナの会長選挙への出馬を表明したジョアン・ラポルタ陣営に加わり、選挙キャンペーンを戦うのではないか、と言われていたカルラス・プジョルが18日、そのウワサをきっぱりと否定しました。元カピタンは木曜日、バルセロナで開催されたチャリティゴルフ大会に参加。大会終了後に報道陣の取材に応じ、「僕はどの立候補者の陣営にも加わらない」と宣言しています。プジョルは誰か特定の候補ではなく、バルサの宝。変なゲームには加わらないのが良いです。

選挙への影響を避ける

18日(木)、バルセロナの街から地中海に沿って北東へ30kmほど進んだところにあるCLUB DE GOLF LLAVANERASにて、とあるチャリティゴルフ大会が催されました。これは第10回XAPチャリティゴルフトーナメントというもので、今年度は昨年に引き続いてサンジョアン・デ・デウ病院に新しい施設を作るために必要な資金を集めることを目的とし開催。カピタン・プジョルはこの大会のパトロンを務めていまして、始球式やらトロフィーの授与やらを担当したようです。そしてトーナメントが終了後、報道陣の前に登場し、ラポルタが会長当選した場合のスポーツディレクターとして彼の陣営に加わるのか、とのウワサに対する回答をしました。

僕はジャンととても良い関係にあるし、彼とはスポーツキャリアにおける最盛期を過ごしたけれど、僕はどの会長候補者とも一緒には行かないよ

「ラポルタとは話をしたけれど、それは今に限ったことじゃない。彼とは頻繁に喋ってるんだ。会話の中身は僕らの中に仕舞っておくけどね」

プジーとラポルタが仲良しなのは間違いないのですが、会長選挙というデリケートな問題に関しては、元カピタンは中立を保とうとし、元会長に関しては深入りを望みませんでした。プジョルは言います。「僕はバルサの人間だ。クラブが僕を必要とするとして、僕に出来ることがあるなら、いつだって力になるよ」、「会長を決めるのはソシオだし、僕はソシオとして誰に投票するのかを決めている。一度会長が決まった時になにより重要なのは、クレのみんながその会長を助けることだよ。全員が団結しないといけない」。100点満点の回答じゃないでしょうか。

将来に件はじっくり決める

カルラス・プジョルは昨年夏に現役を引退後、スポーツディレクターとなるためにRFEFによる養成講座を受講するなど、勉強を続けてきました。元上司のアンドニ・スビサレッタがバルサの強化責任者を解任された際には、共にクラブを離れましたが、今も英語の個人レッスンを受けるなど、将来のための土台作りに励んでいる様子。今後のことについて訊ねられたプジーは、こんなふうに考えを述べています。

「急ぎたくはないんだ。テーブルの上には、幾つもの提案が届いてるんだけれど、簡単な決断ではないし、時間をかけて落ち着いて決めたいと思っている。僕はフットボルを20年間プレーしてきて、これからの新しい人生で自分が何をしていくのかを僕は決めなければならない。自分ひとりだけじゃなく、家族のことも考慮に入れないといけない。僕にとっては家族が一番大事だからね」

どんな仕事がしたいのかについては、「監督になるよりはスポーツディレクターになりたい。今は勉強中の身だし、もしバルサで働けるのであれば、クラブのためにベストを尽くしていくよ」とのことです。

一方、三冠祝勝会での発言によってスペイン代表で激しくブーイングされた後輩ジェラール・ピケに関しては、「(指笛は)とても残念だったよ。人それぞれに意見するのは自由だし、それは尊重するけれど、僕としては賛同はできない」とファンの行いを非難。見事トリプレーテを達成したルーチョチームに対しては、「スペクタクルな一年だったね。ルーチョも選手たちも僕らを大いに楽しませてくれたし、彼らはこれからも僕らを楽しませ続けてくれると確信してる」と称えたプジョルでした。

アビダルが加わる?

ということでプジョルには“フラレた”ラポルタですが、彼はもう一人、選挙戦への強力なサポーターを用意しているようです。それがあのエリック・アビダルで、本日19日にバルセロナ中心部(パサジ・ダ・グラシア)に開かれるという選挙本部にアビさんがやってくるというウワサが出ている。バルセロニスタに人気のある元選手を陣営に迎えるという手法、いかにもラポルタらしいです。アビさんにもここは距離を取っておいてほしいなぁ。

バルサの会長選挙はこれから、正式な候補者となるための署名集めレースへと入っていきます。今回の選挙で“プレ候補”から“本候補”となるために必要なソシオの署名は2,534枚。メディア情報によると、そのための用紙を最も多くクラブに求めたのがアグスティ・ベネディトで5万枚、以下バルトメウの4万枚、ラポルタの3万5千枚、、と続いていくようです。こんなところにも変な競争があるんでしょうか。本日はまた、次期会長の本命候補の一人であるジョゼップ・マリア・バルトメウが彼のチームとともに会見を開く予定となっています。

 

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