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ティトは明日から

 

金曜のトレーニングから、徐々に仕事へと復帰。

バルセロニスタであれば、きっとそれだけでもご飯を2、3杯はお代わりできるであろう写真が、現地時間の明日夕方頃にクラブから発信される予定だそうです。そう、ティト・ビラノバがトレーニンググラウンドで選手たちと再会し、2ヶ月ぶりにセッションの指揮を執るという映像です。ジェラール・ピケは以前ラジオ番組のなかで、「何もなかったかのような再会になるだろうと思う」と語っていましたが、お互い言葉では多くを語らずとも、じんわりとしたものが伝わり合う瞬間になるでしょう。

今週火曜日(26日)、アシスタントで親友のジョルディ・ロウラ、アウレリ・アルティミラたちと共にニューヨークからバルセロナへと戻ってきたティト・ビラノバ。事前報道では、その日のうちにシウター・エスポルティーバを訪れトレーニングに顔を出すかも、と言われていたミスターでしたが、さすがにそんな無理はせず、この3日間は化学・放射線治療と旅の疲れを、自宅で癒すことに充てています。ということでこの金曜日が、ティトがトレーニングへと復帰する初日になるわけです。約2ヶ月ぶりの、監督と選手の再会です。

各国代表戦でこき使われたバルサ選手たちは、水曜夕方に軽めのセッションで調整した後、木曜日は休日となっています。土曜日のセルタ戦(バライドス)が18時キックオフのため、金曜のトレーニングは16時半にスタート。ひと汗流した後、ビーゴへと向けて前日移動を行うというスケジュールです。練習開始1時間前に開かれる前日会見は、これまで同様にジョルディ・ロウラが担当します。

 

ビーゴ遠征に参加するかどうかは、当日に決める

そしてビーゴへの遠征ですが、基本的にティトは参加することを望んでいるようです。これが例えばラコルーニャ遠征であれば自宅待機だったかもしれないですが、セルタはティトが唯一プリメーラで所属したチーム(1992~1995)ですから、思いいれも格別だという理由もあるみたいです(セルタは7年ぶりとなるプリメーラ復帰で、現在19位。ティトが来季バライドスに行けるとは限らない)。

しかしながら、優先されるべきはミスターの健康状態ゆえに、チームと共に飛行機に乗り込むかどうかは金曜当日にドクターたちと相談した後に決定することになります。ドクターとしてはおそらく、ティトには休むことを勧めることでしょう。ただ、今回はいつものような日帰り弾丸ツアーではなく、ビーゴで一泊しての翌日帰りなので、身体の負担は幾分少なくはなります。

一方、来週火曜日に花の都にて行われるPSGとのチャンピオンズ1/4ファイナル・イダは、ビラノバがベンチに座ることはほぼ確実です。怪我人が相次ぐデフェンサ陣への指示など、やるべきことはたくさんあるのですが、どうかティト、張り切りすぎて無理はしませんよう。敬愛する監督が側に戻ってきただけでも、きっとチームは百人力。シーズン最終局面へと向け、勢いを増していってくれることでしょう。バモス!

 

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