オリンピックで活躍のたび、盛り上がるカタランメディア。
“ラ・ロヒータ”が日本戦につづいてホンジュラス戦でも残念な結果となり、早々に英国での任務終了が確定。その残念さに比例するように、ブラジルのエース・ネイマールへの期待感が上昇しています。首都系のメディアがスペインの敗退をメインで取り上げているのに対し、カタルーニャ・スポーツ紙はネイマールがより大きな扱い。バルサ入団は既定路線なので、すっかり身内といったふうな取り上げられ方です。
バルトメウ発言
ネイマール・フィーバーの一端を担っているのは、バルサ副会長ジョゼップ・マリア・バルトメウのモロッコでの発言です。土曜日にタンジェを訪れた際、副会長はその他理事たちと現地バルサペーニャとの親睦イベントに出席しており、こんなふうなコメントをしています。「おそらくネイマールはヨーロッパでプレーすることになるだろうし、私たちとしては彼がバルサでプレーするようにしていきたい。オリンピック終了後にもきてほしいところだよ」
ティト監督が「デランテロの補強は考えてない」というなかでの、この副会長の個人名を挙げての発言。さすがにこれはいかがなものかとは思いますが(軽率と批判されても仕方なし)、ファンとして嬉しくなかったかと訊かれれば、少なくとも来年の夏が非常に楽しみになったのは間違いありません。バルサのネイマール誕生がより現実味を帯びたような感じはします。
モロッコではメッシ×アレクシス×アフェライによるトリデンテが上々の働きを見せ、ダビド・ビジャも順調に回復中という今日この頃。ここにペドロとテージョ、クエンカが加われば駒は足りているですが、オリンピックでブラジルが快進撃し、ネイマールの活躍が続けば、”セントラルはバルトラでOK!それよりネイマール獲ろうぜ!”というムードが高まっていきそうです。
その傾向はすでに SPORT紙のウェブアンケートにも現れていまして、”ネイマールにはオリンピック終了後にバルサに入団してほしいですか?”の問いに対し、「Si」と答えているのが84%(3,777票時点)。モヒカーノはクレのハートをがっちり掴んでいるので、彼に関するニュースが今後さらに盛り上がっていくのは確実であります。
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