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ベルマーレンの手術を検討?

問題を根治するには手術しかないとか。

クラブ医療部からゲームに出てもいいよ、と許可されているにもかかわらず、グラウンドでのトレーニングに一向に姿を見せず、日々ジムにて調整をしているらしいのがベルギー人セントラルのトーマス・ベルマーレンです。プレー許可が下りているのに、トレーニングも出来ないというミステリー。ラ・マシアのグラウンドで飼い殺しとなったウサギちゃん、なんて事例は過去にもありましたが、ベルマーレンについては本当に奇妙です。

グラウンドでボールを蹴れないのですから、事実上の負傷中と考えて間違いないのでしょう。11月6日、バルセロナのラジオ局RAC1がベルマーレンについて、クラブ医療部が手術を検討しているという情報を流しました。これまでは保存療法による回復を目指してきたけれど、期待された効果を得られないのでオペをしようかという案。SPORT紙がそれについて裏取りをしたところ、現時点では決定は何も為されていないものの、可能性としてはかなり現実味を帯びているのだそうです。

オピニオンを集め、最終決断

SPORT紙によると、手術についてはまだベルマーレン本人にも伝えられていません。今は医療部が各方面(提携医療機関?)を回って意見(オピニオン)を集めているところで、報告書ができてから選手に伝える流れらしく。彼が抱えている問題をきれいに解決するには手術が唯一の方法である、というのが大多数の考えと同紙は記していまして、これから数日中にドクターたちとベルマーレンによる話し合いが行われ、最終的な決断を下すことになるみたいです。もしベルマーレンが何も聞かされてないなら、報道で「オレ手術?」と知るのはイヤなもんでしょう。

そもそもベルマーレンの体のどの部分にどんな問題があり、何故グラウンドにも出られないのかについての説明は、クラブからは全くありません。ただ“個別で調整をした”との発表があるばかり。その秘密主義に対しては特にSPORT紙が批判をしているわけですが、言えない事情があるとするなら、ムンディアルで怪我をしている選手をメディカルチェックで合格とした、その楽観的診断に起因するものでしょうか。

夏のムンディアルで太ももの筋肉を痛めたベルマーレンですから、もうかれこれ4ヶ月が経過しました。ヒザの靭帯断裂なら全治に半年は要しますが、筋肉系の負傷で4ヶ月は長い。大抵は全治6-8週間でプレーに戻れます。ベルマーレンの場合も、当初は8週間ほどと言われていました。

筋肉の慢性的なトラブルに苦しみ、最終的には手術をした、と言えばイブラヒム・アフェライを思い出します。イビは2013年8月22日に太ももの慢性的痛みを改善するための手術を受け、全治5ヶ月となりました(翌年1月24日に出場許可)。よってベルマーレンもまた手術を受けるなら、回復には同じくらいかかるってことで。入団プレゼンテーションでスビサレッタが即戦力だと評したセントラルの初登場は、2015年の春となりますかね・・・。

 

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