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チャビとペドロとアルベス

来季の去就が注目される3人の中心選手。

2015年3月最後の週末は、チャビ・エルナンデスの話題がメディアを大きく賑わせました。バルサのカピタンはクラブの公式戦がなく、チーム練習も休みだったこの週末を利用して、家族とともにカタールのドーハを訪問。移籍がウワサされているアルサッドのスポーツディレクター氏との記念写真がネット上に流れ、話がもはや引き返されないところまで来ているんだなと感じさせます。バルサのチャビが見られるのも、あとほんの2ヶ月ほどなのでしょうか。。そしてメディアにはチャビの“後継者”についての記事があれこれと出ています。実際にそんな選手がいるはずないのですが。

チャビ:アルサッドとの合意目前?

チャビ・エルナンデスアルサッドとの移籍合意については、契約書へのサインは選手本人とあちらのクラブによって否定されています。しかしそれに近い幹部の発言などは行われており、恐怖の正式発表もどうやら時間の問題の様相を呈しています。アルサッドへの最終返答は家族で話し合ってから出すとのことのようですが、今回はもう大どんでん返しはない、、のでしょう。。現時点では交渉はまだ完全に完了してはいません。

クラブの最多試合出場記録、獲得タイトル数記録を保持し、いわゆる生ける伝説選手であるところのチャビ・エルナンデスには、将来について決断するうえでの自由が認められています。もし彼がアルサッドへと行くことを決めるのなら、バルサがそれを止めたりはしない。技術委員会(コミシオン・テクニカ)は粛々と、カピタンの穴を埋める選手を探していることでしょう。アトレティコ・マドリーのコケ、ユベントスのポグバをバルサは狙っているとされます。

ペドロ:2,000万ユーロで移籍可

チャビのほかの中心選手では、夏に新天地を求めて旅立つかもしれないのがペドロ・ロドリゲスです。SPORT紙が報じるところによれば、バルサの技術委員会は先週ミーティングを開き、このペドロとチャビについて話し合った模様。そしてペドロには数日前、もし来季は別のチームでプレーをしたいのであれば、移籍金を支払うクラブを見つけるようにと伝えられたのだそうです。バルサとしては積極的に放出するつもりはないけれど、選手が希望し、オファーがあるのなら門は閉ざさない、そういうスタンスです。

重要になるのはそのクラブが設定した“最低入札金額”ですが、ペドロを評価するビッグクラブならそう無茶でもない2,000万ユーロと。契約期間が残り1年の準レギュラーデランテロとしては、妥当なところでしょうか?同い年のイバン・ラキティッチの移籍金は1,800万+出来高300万ユーロでした。

SPORT紙はまた、バルサは長身で空中戦に強い、“プランB”を発動するためのデランテロを欲しがっていると報じています。ルイス・スアレスとはまた別タイプの、エリア内で勝負できるマタドール。近年のバルセロナにとってこの“プランB”は、もう永遠のテーマの如しです。国際スポーツディレクターのアリエド・ブライダがユベントスのジュゼッペ・マロッタSDと親しいということで、あちらのジョレンテとポグバにまず狙いを付けているみたいです。

アルベス:バルサのオファーを待つ

そして最後、ダニ・アルベスについて。ブラジル人右ラテラルの去就を巡っては、先週一つの動きがありました。彼の代理人(で元妻)のディノラ・サンタナ氏がパリへと飛び、PSGと交渉を行ったのです。クラブとアルベス側は約1ヶ月前に、クラシコの後で話をしよう、との約束をしていたと伝えられていましたが、いざクラシコが終了してもバルサからの連絡はなく。技術委員会が週末まで集まれなかったのがその理由だ、とかSPORT紙にはありますが、なんであれ誠意に欠ける振る舞いでしょう。

ダニの元には良いオファーが幾つか届いているようですが、どうやら彼はまだこの煮え切らないバルサに愛想を尽かしてはおらず、オファーの到着を待ってくれているようです。ブラジルのGlobesporteのインタビューに答えた彼は、「まだどこのクラブとも仮契約していないよ」と明かしつつ、「僕の心は今時分がいる場所、今持っているもの、守っているカラーに幸せなんだ。自分次第でない時は、残留するためにも退団するためにも自分のすべき事をしないといけないし、僕は自分のことをしていくよ」と、バルサにウインクしていると取れる発言。あとしばらくは猶予をくれそうな感じです。

ということで延び延びになってきたバルセロナからアルベス側へのオファーはついに出されるか。セマナ・サンタ(聖週間。4月上旬)には話し合いが行われるそうなので、今度こそ是非。

 

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