ブラジルでバルサ入団確実と報じられた中盤選手。
南米の放送局 Fox Sports Radio のブラジル人記者、ベンジャミン・バックが昨日明かした意外なニュースが反響を呼んでいます。それはFCバルセロナがサントスFCのブラジル代表セントロカンピスタ、ルカス・リマ(26)と4年契約を結ぶだろう、というもの。リマの代理人はネイマールの父親が務めていまして、彼がバルサに獲得を進めたとされています。サントスとの契約は今年の12月31日で満了するので、1月1日からフリーでバルサ選手になれる点は好都合ですが・・・。この件に関しMD紙は、バルサフットボルディレクターのラウール・サンジェイが昨夜ブラジルへ飛んだと報じています。
ネイマール父の顧客選手
ルカス・リマは身長176cmの左利きセントロカンピスタで、7月9日に27歳になります。昨年夏のコパ・アメリカ・センテナリオでセレソンの10番を背負った選手です。ブラジル代表での出場数は14試合で、アルゼンチンとのムンディアル2018予選で代表初ゴール。去年はレアル・マドリーやバイエルン・ミュンヘン、PSG、中国クラブが関心を示したと報じられていましたが、グランデの誘いを断ってブラジルに残ったのは契約を満了するため=バルサに自由移籍するためと考えるのはこじつけでしょうか。
21日付のSPORT紙によると、ルカス・リマとFCバルセロナはまだ契約書にサインをしておらず、サントスFCとのクラブ間の話し合いもありません。が、代理人がネイマールの父親であることで、選手との意思疎通には疑いの余地はなく(ネイ本人とも親しい)。リマがNR Sports社の顧客になったのは2016年2月~3月ですから、順番としてはネイマールと親しくなって代理人を代えたっぽいです(それ以前はワグネル・リベイロ)。
さらにはネイマールの妹ラファエラの元カレという、あちらの一家とは濃い間柄の選手。関係が濃すぎて利益相反を疑われなければいいんですけれど。
遅咲きのセレソン
プレー動画を見ると、ルカス・リマはボールコントロールが上手く、圧力をかわすドリブルがあり、ラストパスを得意とする視野の広いセントロカンピスタです。テクニシャンが豊富なカナリア軍団に割って入った遅咲きのプレーメイカーが無料で確保できるなら、バルサにとってプラス?
一方で、その役割はデニス・スアレスやアンドレ・ゴメス、ラフィーニャでは補えないのか?との疑問は消えません。昨年夏に若手選手たちを獲得したのはなんのためだったのか。控え層の強化はそれで事足りるのではないか。事実であれば、ちぐはぐ感はぬぐえない。飛ばし記事に釣られているだけかもしれないので、続報を待ってみましょう。
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