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ニース会長が セリの件について説明

「バルトメウから電話があり、お金の問題だったと言われた」

バルセロニスタをあっと言わせた、完了目前で破談となったジャン・ミカエル・セルのバルサ移籍に関して、OGCニースのジャン・ピエール・リベレ会長が見解を語っています。リベレ会長は3日、仏カナル・プルスの番組に出演。それによるとニースとバルサはセリの移籍で合意していたにもかかわらず、バルサが一方的に交渉中止を求めてきたとのことです。

バルサが交渉中止

「水曜日(8月23日)の朝9時、ジュリアン・フォルニエル(GM)から私に電話があった。彼はこう言っていたよ。“ジャン・ピエール、私には理解できないことだが、バルサから電話があり、ミカセリ)の件を止めると言うんだ”」

「その日の午後にはジュゼップ・マリア・バルトメウ(バルサ会長)が少し困ったような様子で、“ジャン・ピエール、私たちもこれは初めてのことなんだ。こちらのテクニコたちが、ミカ・セリを獲らないと決めた。完全にお金も問題だった”と言っていたよ」

「木曜の午前中に、彼らはミカ・セリを獲得しないとの最終決断を固めた。全てが変わったんだ。私はバルサに“一人の選手が宙ぶらりんになったじゃないか!”と言ったよ。契約書は準備できていたからね。バルサ移籍はミカの夢だったのに、それが翌日には消えてしまった」

セリの言葉との相違点

このリベレ会長の説明では、移籍金を問題と考えたテクニコが獲得しないと決めたことでバルサはセリから手を引き、その旨を一方的に伝えて破談としたわけです。ただ腑に落ちないのは、セリ本人がMD紙の取材で見せているのは、むしろニースへの怒りである件です。

そこでセリはこう語っています。「僕はニースの事務室に説明を求めて行ったんだけど、クラブ首脳たちは僕の目も見なかった。何か起こったのは明らかだったよ」「明記された以上のお金を求めて、ニースは僕との約束を果たさなかった」。これを信じれば、仏クラブ側にもまた彼らが敢えて語っていない、バルサを翻意させる行為があったと推測できます。

バルサのロベルト・フェルナンデスは夏のマーケット総括会見にて、「セリイニゴ・マルティネスは好みの選手だったが、スカッドを分析した結果、どちらも獲得しないのが最善だと私たちは決断した」と説明。この記事のテーマとは離れますが、イニゴを獲らずマルロンも出して最善とはこれいかに・・・。

 

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