アルダはバルサの新会長待ち

管理委員会は契約の先延ばしを決定。

先日、FCバルセロナとアトレティコ・マドリー、そして選手側で合意に達したと報じられたアルダ・トゥランのバルサ移籍ですが、このオペレーションが終了するまでにはもう少し時間がかかりそうです。その理由となっているのは、現在会長選挙期間中につき、クラブの最高責任者が不在であるFCバルセロナの状況。正式な理事会に代わってクラブを運営しているヘストラ(管理委員会)がサインを交わすことも不可能ではないらしいのですが、その行為を疑問視する外部の圧力があることで、後々に騒動の種を残さないために新会長誕生を待ってからの入団発表となるようです。

外部のプレッシャーにより延期

7月3日付のバルセロナのスポーツ新聞SPORTとMUNDO DEPORTIVO紙はいずれも、バルサの新加入選手になるであろうアルダ・トゥランをメイン記事にもってきています。SPORT紙によれば、アルダはルーチョチームの一員になることに心躍らせており、一日でも早く入団発表をし、13日に始まるプレシーズンに参加したがっているとのこと。当初の予定ではイビサ島での休暇を楽しんだ後、バハマ(フロリダ半島の南、キューバの東隣)へと飛んでバケーションを続ける計画だったのですが、バルサの件が動いたことで行き先を母国トルコのボドルム(エーゲ海のリゾート地)に変更し、入団発表に備えているそうです。

しかしながら、アルダ・トゥランのバルサ入団はもう少し先、具体的には19日(日)まで待たなければならないようです。その理由は、現在理事会に代わってクラブを運営している管理委員会(la junta gestra)が、選手との契約を交わす行為を実行しないと決めたから。会長選挙の期間中、クラブを機能させるために必要最低限のことだけは出来るように発足している管理委員会ですから、選手との契約という重要な行いは越権行為だとの批判もあり、巨額のユーロが動く契約を交わせば、将来ソシオによって告訴されるリスクも出てきます。一時的に組織を預かっている身ですから、裁判なんて御免でしょう。

最初はこのラモン・アデイ氏が長を務める管理委員会がアルダ・トゥランとの契約を交わす選択肢もあったようなのですが、どうやら外部(複数の会長候補者)からの圧力がかかったことでアデイ氏が考えを改め、18日に誕生する新会長にその判断を委ねることにしたとか。MD紙によれば、アデイ氏はデウロフェウを移籍させたことで受けた批判に参っていて、さらにトゥランとの契約でストレスを増やしたくはなかったらしく。管理委員会の大半は交渉を終わらせるべきだと考えているようなのですが、アデイ氏が個人的にサインをしないことにしたそうです。最も妥当な決断ではあります。モントーヤ?彼は波風立つ移籍ではないのでしょう…

諦めていないチェルシーの影

SPORT紙とMD紙では、前者の方がアルダ作戦の完了を楽観視しています。同紙はクラブの執行部が管理委員会に対し、アルダとの契約を完了するように勧める報告書を作成していると説明。その書類ではルイス・エンリケによる要求があったことを契約を成立させる根拠とし、またのんびり先送りしていると状況が変化する危険性の存在を指摘しているそうです。

執行部が危険視しているのは、アルダ・トゥランの獲得を今もまだ諦めてはいないチェルシーです。報告書では、チェルシーがアトレティコ・マドリーが夏の補強のためにキャッシュを必要としている点を利用し、“我々なら即金で振り込むので考え直しませんかね?”と誘いをかけていると指摘しているらしく。コルチョネロの人々が18日まで待っていられるか、とバルサとの合意を白紙にすれば、事態はややこしくなるかもしれません。MDによるとアトレティコがアルダに設定した期限は8日(水)みたいです。

MD紙もまたチェルシーを危険視していて、クラブ規約には「管理委員会はクラブの利益を守るために必要な行動を取ることができる」と書いてあるのだから、ルイス・エンリケの希望する選手を逃すことはそれこそクラブを害するものであり、早くアルダを押さえなければ、と主張しています。

アルダ・トゥラン自身はバルセロナ行きを強く望んでいるそうですから、彼だけの問題ならさほど心配は要らなさそうなのですが。。昨日、彼のニュースが各メディアに報じられた後、アルダの友人たちはサプライズパーティを開き、トルコ人選手を祝ったのだそうです(トルコHürriyet紙)。

いずれにせよ、アルダ・トゥランの件が正式に決まるには新会長の誕生を待たなければならないようです。もしジョゼップ・マリア・バルトメウが再選されれば、この契約を即座に結ぶのは間違いありません。一歩でジョアン・ラポルタが勝ったとしても、ルイス・エンリケ支持を表明している彼が、監督の要望を無視して話を白紙にするとは思えない。ということで、アトレティコ・マドリーさんはどうかこのバルサの事情を考慮し、あと2週間ほど待って下さいまし。。

そしてルイス・エンリケによる補強希望はアレイシ・ビダルアルダ・トゥランの二人だったことで、彼の入団をもって2015年のバルサの補強は完了とのことです(SPORT、MD紙共通)。

 

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