各国代表選手が不在につき、若者たちがいつになく多数
FCバルセロナの2018年夏プレシーズンは今日7月24日より、新たなステージに入ります。クラブ施設で朝夕トレーニングに汗を流した約10日間を終え、クラブの金庫を潤すUSAツアーへ出発。招集リストで目を引くのは、13人ものバルサB選手たちです。
地味な28名の招集メンバー
昨日エルネスト・バルベルデが発表したUSAツアー2018への招集リストは、なんといいますか、ここ数年で最も地味なメンバーになっています。良いように表現すれば通好みというか。
招集リスト:テル・ステーゲン、シレセン、セメド、デニス・スアレス、パコ・アルカセル、ディニェ、セルジ・ロベルト、アンドレ・ゴメス、アレイシ・ビダル、アルトゥール、レングレ、ラフィーニャ、ムニール、マルロン、サンペール、(ここからB選手)ジョキン・エスキエタ、パレンシア、ミンゲサ、クエンカ、チュミ、ククレリャ、ミランダ、モンチュ、コジャド、バロウ、リキ・プッチ、アベル・ルイス、カルラス・ペレス
バルセロニスタではないUSAのお客さんを名前で呼べる選手は誰だ・・・?
地味な28名になった理由は、ムンディアル(ワールドカップ)に出場した各国代表選手がバケーション中でいないことです。唯一の代表選手、テル・ステーゲンは二試合目のダラスで合流する模様。
これだけ主力選手が不在ですから、ツアーの親善試合(対トッテナム、ASローマ、ACミラン)はチーム戦術を磨くうえでは役立ちません。
集金以外で役立つことがあるなら、バルベルデが構想外としていて、まだ行き先の見つかっていない選手たちの買い手探し。アンドレ、アレイシ、ラフィーニャ、ディニェ、ムニール、サンペール、マルロンあたりですね。
バルサB選手たちのアピールチャンス
代表選手たちの不在を補うために、バルベルデはフィリアル(Bチーム)の若者たちを13人も連れて行くことにしました。
絞った結果の13人ではなく、主力がごっそり不在ゆえの13人とはいえ、若者たちにとってはテクニコにアピールできるまたとないチャンスなのは間違いない。試合もそうなのですが、それよりも回数の多い日々のトレーニングでバルベルデの信頼を得られるのは重要です。
一回一回のトレーニングを大事にして、全力で取り組む姿勢によってバルベルデを納得させられるかどうか。
監督はトレーニングでの姿勢を重視するものです。
このツアーで姿勢を示せれば、帰国後のトレーニングにも呼ばれるようになるでしょう。
良い移籍先を見つけたい構想外選手たちは、スカウティングされる試合でファイト。
トップチーム昇格を目指すカンテラーノたちは、日々のトレーニングでファイト。
集金だけでなく、有意義なUSAツアーになることを期待します。
このニュースのまとめ
- ・7月24日、バルサはUSAツアーに出発する
- ・トッテナム、ローマ、ミランと親善試合
- ・構想外のトップチーム選手は移籍先を見つける機会
- ・バルサB選手たちはバルベルデの信頼を得る機会
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