少しずつ形になっているクーマンバルサ
メッシが流石の2得点でチームをけん引(先制点にも関与)。
若い新戦力たちが良い感じにアピールしている。
クーマンバルサがジローナとの親善試合に3-1で快勝。コウチーニョの先制弾、そしてエース・メッシの2得点で勝負を決めた。今回も新システム4-2-3-1を採用したバルサは、思いのほか良いプレーを披露。若い選手たちの溌剌としたプレーぶりも好印象を与えている。
試合のポイント
●きれいに崩した先制点:クーマンと彼のスタッフが試みる4-2-3-1は、プレシーズンの2試合を見たところでは上手く回り始めている。テンポはまだこれからだが、ライン間の位置取りやプレーのアイディアは今後が期待できる。流動性もあった。偽9番となったメッシが下りてきてはトリンカオやコウチーニョと連携。グリーズマンはメディアプンタ。20分の先制点は、そんな前線4人がワンタッチで連動する崩しによるものだった。トリンカオは使えそうだ。
●メッシのゴラッソ:ボールは支配するも決定機とまではいかない時間帯がしばし続いた後、ハーフタイム前にバルサは追加点をゲットする。41分、コウチーニョが中央に持ち込んでの十八番ロスカはGKファン・カルロスがCKに逃れるのだが、45分、今度はレオ・メッシが強烈な右足ミドルシュートをネットに突き刺し2-0。ポストに弾かれて入るゴールは気持ち良いな・・・
●守備エラーから失点:2点リードを手にして始めた後半。バルサはしかし、守備のエラーからいきなり1点を返されてしまう。デ・ヨングがアラウホへと戻したボールがズレたことでジローナ選手に奪われ、サム・サイスが決めて2-1(46分)。中盤のエラー改善がこの試合の修正点となる。アラウホは90分を通して良い働きだった。
●メッシがあっさり返す:だがそんなエラーによる失点も、あっという間に穴埋めしてしまうのがカピタンのメッシだ。エリア外から放ったシュートが相手DFに当たってコースが変わり、それが幸いしてゴールイン(51分)。トリンカオとセルジ・ロベルトが右で起点を作ったのが活きた。
●若者たちへの期待高まる:63分の一斉交代後、目立っていたのはメディアプンタを務めたペドリだった。惜しくもゴールにはならなかったが、決定的なシュートを3本放った若きカナリア人。クラックになりそうな雰囲気を十分に漂わせる。新たな挑戦となるアラニャー&リキ・プッチのドブレピボーテも破綻なく。左サイドのコンラッドも速さを武器に見せ場を作っていた。若手たちが台頭するシーズンになるかもしれない。
トピックス
●サイド充実:昨シーズンはアンス・ファティだけだったエストレーモが、今季は逆に余るくらいとなっている。当たり補強になりそうなトリンカオ(右)、勝負の年となるデンベレ(左右)、アンス・ファティ(左)、Bチーム選手ながら印象を残したコンラッド(左)。ペドリもサイドに入れるというし、コウチーニョもいるし、クーマンのぜいたくな悩みとなりそうだ。
●残り30分間をプレーした、若者たちによる中盤もクレの希望となる。カルラス・アラニャーとリキ・プッチがドブレピボーテとなり、その前にメディアプンタのペドリ。試合によってはどんどん彼らを試していってほしい。出来ればそこにモンチュも加えてほしいが・・・ 最終ラインに入り、フィールド選手としては唯一90分フル出場したアラウホも上々のパフォーマンス。
Amistoso | |
16 de Septiembre 2020 – miercoles 19:00 h Estadi Johan Cruyff:— |
|
FC Barcelona | Girona |
3 | 1 |
Goles | |
Coutinho (21) | |
Messi (45) | |
Samu Sáiz (46) | |
Messi (51) | |
Titular | |
Neto【】 | Juan Carlos |
Sergi Roberto【】 | Calavera |
Araujo【】 | Alcalá |
Piqué【】 | Bernardo |
Jordi Alba【】 | Mojica |
Busquets【】 | Gumbau |
De Jong【】 | Jairo |
Trincao【】 | Ibrahima |
Messi (c)【】 | Valery |
Coutinho【】 | Turmo |
Griezmann【】 | Samu Sáiz |
Cambios | |
Piqué→ Lenglet【】(63) |
Ramalho |
Sergi Roberto→ Semedo【】(63) |
Franquesa |
Jordi Alba→ Firpo【】(63) |
Granell |
Busquets→ Aleñá【】(63) |
Zeballos |
De Jong→ Riqui Puig【】(63) |
Gallar |
Trincao→ Pedri【】(63) |
Diamanka |
Messi→ Dembélé【】(63) |
Priego |
Coutinho→ Konrad【】(63) |
Bueno |
Griezmann→ Braithwaite【】(63) |
Maxi Villa |
Pau Victor | |
Entrenadores | |
Ronald Koeman【】 | Francisco Rodriguez |
Arbitro | |
Albert Català Ferran (catalán) | |
Tarjetas | |
Turmo (38) | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
2 | 1 | 3 |
Goles |
1 | 1 | 0 |
17 (10) |
Tiros a puerta |
8 (2) | ||||
4 | 4 | 8 |
Ocasiones de Gol |
1 | 1 | 0 |
4 | 4 | 8 |
Corners |
4 | 2 | 2 |
3 | 1 | 4 |
Fueras de juegos |
3 | 0 | 3 |
485 |
pases |
220 | ||||
67.8% | Posesion del Balon | 32.2% | ||||
10 |
Faltas |
9 | ||||
0 |
Tarjetas Amarillas |
1 | ||||
0 |
Tarjetas Rojas |
0 |
Formación | |
ピアニッチ、スアレス、アルトゥーロ・ビダル(退団目前)、ラフィーニャ、ワゲが招集外。トディボは隔離中?ウンティティとマテウス・フェルナンデスが負傷中。 イニャキ、アルナウ、セメド、デンベレ、ラングレ、ブライスウェイト、ジュニオル、アラニャー、ペドリ、リキ・プッチ、クエンカ、コンラッドがベンチスタート。 システムは再び4-2-3-1(4-2-1-3)。ボール保持時はどちらかのラテラルが前に上がり、スライドする可変3バック。 前の試合はハーフタイムでメンバー総入れ替えとなったが、今回は63分まで引っ張る。 |
|
Titular | Final |
2020年9月17日(木)、ジローナ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。両紙ともに握手を交わすクーマンとメッシを表紙に持ってきています。
MD「クーマンが良い船出」
- ■クーマンが良い船出(※始まるを意味する動詞 comenzar とKOEMANをかけてある)
- → 監督は彼のイレブンに関する手がかりを与え、メッシが楽しみな新プロジェクトのリーダーに(自ら)就く
- → レオが2得点(さらに先制点も生み出す)、トリンカオが再び突破力を見せ、ペドリは才能の片鱗を示した
- ■今日、不信任投票への署名集め最終日
- ■女子リーグ:開幕節にクラシコ R.マドリー対バルサ
SPORT「ブラボー、レオ!」
- ■ブラボー、レオ!
- → アルゼンチン人クラックがクーマン時代の2つめの親善試合において、バルサの3得点のうち2つをマーク
- → 監督は彼の先発メンバーを見つけ出すためのテストを続け、4-2-3-1 システムを保った
- ■ルイス・スアレスが再び招集外
ただしクーマンは昨日こう宣言「もし彼が残留するなら、スカッドの1人となるだろう」 - ■ツールドフランス/ログリックが栄冠により近づく
“スーパーマン” ロペスがクイーンステージを制覇
コメント