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マッチレポート|リーガ第30節 ビジャレアル 4-4 バルサ

Liga Española | jornada 30

0-2から4-2へと逆転され、土壇場で4-4の同点にするクレイジーゲーム。
メッシの魔法とスアレスの気迫がバルサに1ポイントをもたらした。

アトレティコとの直接対決に向けて不安なような、逆にこれくらいが良いような。点の取り合いとなり、感情の起伏が忙しかった試合だった。バルセロナは序盤にあっさりと2点を先行しながら(コウチーニョマルコム)、ずるずると4点を返されて敗北ムード。そこを途中出場のメッシによるFK弾、さらに追加タイムでのスアレス弾によってどうにか同点で追い付いた。

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試合の流れ

聖テル・ステーゲン:ローテーションをしそうに思えたけどやっぱりしなさそう、と見せかけて実際はする!みたいなバルベルデのレオ・メッシ温存。監督は出場停止リーチのピケラキティッチもベンチに置いた。序盤のカギとなったのは、テル・ステーゲンのふたつのパラドン。6分にはイボーラのヘッド弾を、7分にはサム・チュクウエセの1対1を防ぎ、ビジャレアルの先制を阻止している。



マルコム輝く:ピンチのあとにチャンスが来るのはフットボールで、12分からの4分間で光りまくったのがマルコムだった。まずはセルジ・ロベルトの縦パスを受けてライン裏へと抜け出し、コウチーニョの先制点をアシスト。さらに16分にはアルトゥロ・ビダルのセンタリングに頭で合わせ、0-2としてみせたのだ。自分はもっと使われる価値があると示したマルコメ。

快勝かと思いきや・・・:10~20分あたりの時間帯は、バルサがビジャレアルを圧倒していた。ラ・セラミカは大量失点を恐怖したことだろう。コウチーニョの左ポスト直撃シュートが決まっていれば、お通夜だったはず。とはいえピケを欠くバルサの守備陣は不安定で、黄色潜水艦にたびたび侵攻を許していた。脅威となったのはサム・チュクウェセ。躍動感あるナイジェリアンは23分に速攻から1点を返すと、39分にもテル・ステーゲンとの1対1を作り出すなどラングレの頭痛の元となっていた(かろうじてセーブ)。

同点とされ・・・:後半序盤のバルセロナの出来は悪くなかった。しかしエカンビの単騎突撃から、同点にされてしまうから分からない。50分、右サイドを駆け上がったエカンビは、テル・ステーゲンがクロスを警戒し前に出ていると見ると、角度のない位置からのセンタリング風シュートで意表を突いて2-2。守護神も人のこと言うところだ。

さらには逆転も喫し・・・:勝利のためには得点が必要になったバルセロナ。バルベルデはここでレオ・メッシ投入の決断をする。これでなんとかなるだろう、と正直考えたりもした。しかし今回、状況は悪化の一途をたどる。メッシ登場の1分後にイボーラに逆転弾をくらうと、68分には速攻からのサムのシュートがクロスバー直撃。79分にはカソルラの縦パスを受けたバッカがセントラルの間を割り、テル・ステーゲンもかわすと無人のゴールにボールを蹴り込んだのだ。0-2から4-2へ。まさかの4失点に、負けを覚悟した。

またもメッシのフリーキック弾:良い攻め手も見付けられなかったバルサに活路があるとすれば、“飛び道具”くらいだったろう。ここ最近のメッシのフリーキック精度はすさまじく、このラ・セラミカでも彼のFKがチームの反撃の狼煙となるのだ。今回披露されたレパートリーは、ゴール角へのミサイル弾。どのシュートを用いれば最良かとの計算、GKとの駆け引きなどメッシは卓越している。90分、大エースのゴラッソでバルサは点差を1つに縮め、勝点獲得への望みが見えた。

●そして試合終了直前、追加タイム3分にドラマが生まれる。CKからのプレーで、こぼれ球を受けたルイス・スアレスが全身全霊をこめたシュートを蹴り込み4-4!密集したエリア内で、脚と脚の隙間をすり抜けて突き刺さる豪快な一撃だった。こうして土壇場で同点に追い付いたことは、すんなり快勝するよりもチームの士気を高めたんじゃないかとも思う。気を引き締める効果もあるだろう。2位アトレティコとの勝点差は8に縮まり、土曜日にいよいよ直接対決@カンプノウ。

トピックス

株を上げるマルコム:コウチーニョの先制弾をアシストし、その4分後にはアルトゥロ・ビダルのセンタリングに頭で合わせて追加点の活躍。ここまで相応しい出場機会を与えられてこなかった選手が、このシーズン終盤に主役になるなんて、とバルサ系メディアは称賛する。フル出場は国王杯レオネサ戦以来の二度目。

ピケの代役不在:今季ラ・リーガで最も多い出場分数(全試合フル出場中)だったジェラール・ピケを、出場停止リーチのために温存。左利きセントラル二人(ウンティティラングレ)でペアを組んだところ、機能せずに4失点となった。初めてのことだけに仕方ないか・・・ そこで強まる、デ・リフト必要論

ムリージョという右セントラルは監督判断で招集外。

ベストから遠いウンティティ:バルセロニスタを魅了したビッグサムはいずこへ・・・ と思うほどフォームを低下させているサムエル・ウンティティ。左ヒザの問題によって数ヶ月、実戦から離れていたことでウンティティはかつての彼ではなくなっている。本来とは違う右セントラルでのプレーだったとはいえ、ビジャレアルの攻撃陣の前にほぼ無力だった。

ウンティティのこのような状態が続くのであれば、デ・リフト獲得に伴って放出論は高まるだろう。そして、それでも起用され続けるなら、レベルにあるのに出場時間が限られている選手に対して不公平。

土壇場でのスアレス弾:最後まで勝負を諦めない姿勢を示した、追加タイム(90+3分)でのルイス・スアレスの同点ゴール。恐るべきゴールハンターの得点本能だった。ラストチャンスといえるCKのこぼれ球を、迷うことなく左足で叩いて4-4ッ!ビジャレアル選手が前に4人+GKアセンホがいるなかで、よく決まったものだ。
試合終了後は、うな垂れるサンティ・カソルラを慰め抱擁する心遣いも。

メッシ再び:試合に出れば、確実にチームを救ってくれるのがレオ・メッシ。控えスタートとなったこの試合は61分にコウチーニョと交代でピッチに立つと、90分にスコアを4-3とするフリーキックを決めた。この得点がチームに希望をもたらし、3分後のスアレス同点弾につながっている。これぞ大エースの仕事ぶり

今季7つめのFK弾:レオ・メッシがバルサで決めたフリーキック(FK)は今回で41回目(リーガ31、CL4、コパ3、スーペルコパ1、欧州スーパーカップ2)となる。今季だけでもFKで7得点となり、PKの5つよりも多い。

ビダルが次節出場停止:イエローカード累積5枚となったアルトゥロ・ビダルは、土曜日のアトレティコ・マドリー戦は出場停止。シメオネ組との肉弾戦には、キングの手助けがほしかったが・・・




Villarreal FC Barcelona
4 4
2 de Abril 2019 – Martes 21:30 h
Estadio de la Cerámica
:19,515
Goles
  Coutinho (12)
  Malcom (16)
Chukwueze (23)  
Ekambi (50)  
Iborra (62)  
Bacca (80)  
  Messi (90)
  Suárez (90+3)
Titular
Asenjo 【7】Ter Stegen
Gaspar 【6】Sergi Roberto
Álvaro 【5】Umtiti
Funes Mori 【5】Lenglet
Víctor Ruiz 【5】Jordi Alba
Pedraza 【4】Busquets (c)
Morlanes 【6】Arturo Vidal
Iborra 【5】Arthur
Samu Shukwueze 【7】Malcom
Cazorla 【6】Coutinho
Ekambi 【7】Suárez
Cambios
Morlanes→ Cáseres (63) Coutinho→【7】Messi (61)
Ekambi→ Bacca (74) Arthur→【5】Aleñá (73)
Chukwueze→ Bonera (88) Busquets→【5】Rakitic (73)
Entrenadores
Quique Satién 【5】Ernesto Valverde
Arbitro
Hernández Hernández (canario)
Tarjetas
Álvaro (36) Busquets (39)
Funes Mori (45) Lenglet (42)
Álvaro (86DA) Vidal (77)
Cáseres (90+1) Aleñá (83)
  Messi (84)
  Sergi Roberto (85)
  Suárez (90+1)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 3 4

Goles

4 2 2
7 9 16 (9)

Tiros a puerta

15 (9) 7 8
4 4 8

Ocasiones de Gol

7 3 4
3 2 5

Corners

3 1 2
0 2 2

Fueras de juegos

4 2 2
    316

pases

684    
41%   32% Posesion del Balon 68%   59%
5 5 10

Faltas

10 4 6
1 1 2

Tarjetas Amarillas

7 5 2
0 1 1

Tarjetas Rojas

0 0 0
Formación

デンベレ、ラフィーニャ、シレセンが負傷欠場。
トディボ、ムリージョが監督判断で招集外。
イニャキ、セメド、ピケ、ラキティッチ、メッシ、ボアテング、アラニャーがベンチスタート。

週末からのビッグマッチ連戦を視野に、ローテーションを実施。そけい部に不安のあるメッシ、それに出場停止にリーチのかかっていたピケとラキティッチをベンチに置き、マルコム、ウンティティ、ビダルが先発起用された。

後半61分、同点にされたことでメッシを投入(コウチーニョと交代)。マルコムが左へ移動した。
しかし直後に逆転されてしまい、さらにアラニャーとラキティッチを同時投入(73分、アルトゥールとブスケツがベンチへ)。

Titular Final
 

 

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