ベルナベウでのリーガクラシコは、かつて例のない夕方開催。
2月12日(火)、LFPによってリーガ第26節として行われるレアル・マドリー対FCバルセロナのキックオフ時間が発表となりました。その前日にメディアプロの社長ジャウマ・ロウレス氏が明かしていたとおりに、3月2日(土)の16時開始。この夕方キックオフは異例といえるものですし、実際に試合をするバルサの選手たちとしましても、良い印象は抱いていないようです。
このクラシコの3日後にオールド・トラフォードでシーズンの懸かった大一番の控えているマドリーの希望は、少しでも長くマンチェスター戦への準備期間を得ることであり、彼らは金曜日の開催を求めていたとも言われています。結局のところ試合は土曜日になったわけですが、バルサとしては白組さんがそういう要求を出したことには別に腹を立ててはいません。それはまあお互い様の部分がありますし、両チームは水曜にコパクラシコを戦うため、日程条件は(地元か否かの違いはあるといえ)イーブンだからです。
ではなににブーイングかといいますと、(誰が決めたか)16時というその時間帯であります。
いつもは身体を休めている時間
バルサにとって16時は、近年経験のないキックオフ時間です。先週末のヘタフェ戦では12時開始を経験したティトチームですが、16時の面倒さはそれよりも大幅に上昇。その調整のために必要とされる努力の量は、真昼と夕方では全然違ってきます。契約更新時のバルサTVの取材でレオ・メッシも語っていましたが、12時であれば選手たちは毎日のトレーニングで身体を動かすのに慣れている。実際、ヘタフェ戦のパフォーマンスは上々でした。
しかし16時となれば、同じようにはいきません。12時開始の場合は試合終了後に昼食を取ることになり、それはスペインの普通のランチタイムなのですが、16時なら昼食を取った少し後に試合をしなければならない。それにバルサ選手たちはランチ後に2時間ほどシエスタで身体を休めるらしいのですが、それも妨げられてしまいます。上手く時間調整をするにせよ、日々のバイオリズムってやつが狂うわけです。それなら12時キックオフにしてよ、ってところでしょう。ペドロはNIKEのイベントにて、「16時は12時より悪い。昼食から休憩の流れが破られるんだ」と語っています。
16時クラシコへ向けては、次のような修正が考えられます。まず遠征出発は前日となる。そして当日のお昼ご飯も当然、12時あたりに早められます。普通であれば、バルサ選手たちが食事をすることのない時間帯です。起床や朝食の時間も調整が必要。同じようにマドリーさんも16時は歓迎ではないでしょうが、リーガはもう断念ということで、不満は少ない?
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