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El final de ciclo.

いろいろ終わったな、というコパファイナル。

ピッチ上で戦った選手たちがいかに「勝負を分けたのはディティールだ」との見解を示そうとも、いわゆる“サイクルの終わり”というやつが、もはや紛れもない現実であることは否定できそうにありません。マルティーノ監督率いるバルサはチャンピオンズを失い、コパを失い、この調子で行けば自力優勝のないリーガもまたそれに続くことになりそうな気配がぷんぷん。最後まで戦うと言っている選手たちですが、週末のアスレチック戦で更なるダメージを受けたとしても不思議ではない。理事会を含め、がらりとクラブを変えなければ暗黒時代がやって来てしまうんじゃないかとも思えるほどに、明るい未来を感じさせないのが今のバルサです(ネガティブモード^^;)。

2007/08シーズン以来となる主要タイトル無冠に近付いているバルセロナ。レアル・マドリーだって去年は無冠だったし、また来季やり直せばOK!と前向きに期待できれば良いのですが、敗れても妙に生命力のある彼らに対してこちらは容易に立ち直れそうな感じがしません。ペップがクラブを去った時あたりから、もう少し大きな補強が為されていれば、あるいは今年は手直しくらいで競争力のあるチームに戻せたかもしれない。けれどもこの2年間で獲得した選手はジョルディ・アルバとアレックス・ソング、そしてネイマールだけで、残りはカンテラーノたちの昇格のみです。結果論ですが、やはりそれでは不足でした。

マルティーノ 「大きな期待をしていただけに、手痛い敗北」

レアル・マドリーとのコパファイナルで敗れ去った後のヘラルド・マルティーノ監督のコメントは次のようなものです。

プレーは私たちがコントロールしていたものの、チャンスの数は少なかった。そこがアトレチコ戦やグラナダ戦との違いだ。おそらく一番のチャンスは、ポストを叩いた(ネイマールの)シュートだった」

バルサには決まったプレーのスタイルがあり、それは変更のあまり効かないものだ。長身の9番をターゲットとしたロングボールを使ったプレーはないし、私たちはパスをつないで組み立てていくチーム。バイタルゾーンへとボールを送り込む際の正確さがなければ、ゴールチャンスは訪れないんだ。バルサにとっては先制することが非常に重要。相手にリードを許せば、物事はぐんと難しくなる

「私たちにはラスト20-25mでのプレーに正確さが足りなかった。感情の問題ではない」

大きな期待を抱いていただけに、手痛い一撃。負けたことを非常に悲しく思う。これは決勝戦だったし、なんとしても勝ちたかった。敗因を個人に向けるのは非常に難しい試合。奥行きが足りなかったけれど、コントロールしている時間帯のカウンターでやられてしまった」

「敗れたことを深く悲しんでいる。そして遠くから応援に来てくれたファンに対して大きな借りを感じてるよ。バルサには進むべき道、するべきポジティブなことがまだたくさん残っている」

「存在しない場所からリーガを戦うためのパワーを見つけ出さねばならず、それは簡単ではない。けれども私たちは最後まで戦っていかなければならない」

 

“バルサがバルサではなくなってしまった”理由のひとつは、バルサらしさに比重を置くあまり、カンテラーノの色を濃くしすぎたところでしょう。この数年でバルセロナはトゥレ・ヤヤ、セイドゥ・ケイタ、エリック・アビダル、サムエル・エトーといった選手たちを失い、それを補えなかった。それなのに自己批判しようという様子のないスビサレッタですので、将来への期待は薄くなります。タタさんの言うポジティブな要素は、バルトラの気合くらいしか思い当たらない。タイトルを取れなくとも選挙をする考えはない、と繰り返すのであれば、バルトメウ会長はクレが納得のいく補強プランを示し、猛然と実行していくしかありません。FIFAさんの補強禁止処分がなくなることが前提ではありますが。

以前は首都方面でサイクルの終わりが叫ばれようとも、カタルーニャのメディアは“そうではない!”と選手たちの主張を支持してきました。けれどもこの悲しい一週間を経て、地元のメディアがサイクルは終わったと言っている。そういう空気ですから、もう平穏なシーズン末なんてものはないでしょう。バルトメウ理事会を下ろそうとする動きは活発化すると予想されますし、彼らがその嵐に持ち堪えられそうな感じもあまりしない。大きな落胆の後は、それから少しでも目を逸らすためのポジティブニュース(補強、新監督人事)が定番ですが、今回はどうなりますやら。

 

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