マドリ系メディアのCR7キャンペーンを批判するラテラル。
ピッチ上での規格外のプレーのみならず、メディア前での歯に衣着せぬコメントでもクレに人気のダニ・アルベス。こちらは彼が金曜日に会見当番となった際の発言なのですが、某フットボルニュースサイトでも何故だか取り上げられていませんし、するりと流してしまうのも惜しいコメントが多いので、若干古めではありますが紹介したいと思います。
まずは年末も近づき、いよいよ真実の時を迎えようとしている、バロンデオロに関してです。最も優れたフットボル選手が受賞するのであれば、当分はメッシで問題ないのですが、首都方面を中心として相変わらず騒がしい今日この頃。これについてダニは、こう一刀両断にしています。「議論が今も続いているのは、新聞が売れるからだよ。話の出所がどこなのかは分かってる。この状況をひっくり返したい人たちがいるんだ。以前はクリスティアノの振る舞いがたくさん話題になっていたけど、バロンデオロ発表が近づいた今、状況は全然変わってるもんね。時間のムダだよ」
そして”自分は(メッシと比べて)イメージで損をしている”と語ったクリスティアノに対しては、「彼をメッシより下にさせているのは、別に彼のイメージやら振舞いのせいではなくて、レオのフットボルの才能のせい」だとコメント。バロンデオロの選考についても、「メッシがいるかぎりは、バロンデオロのフォーマットを変更する必要があるね。今のバロンデオロには意味はないよ。もし本当に世界最高の選手を選ぶのなら、それはメッシだ。彼はこれからも長らく受賞し続けることになるだろう。レオがデフェンサやピボーテと賞を競っても意味はない。ポジション別に賞を与える必要があるだろうし、そうなればチャビやイニエスタといった超ハイレベルなのにバロンデオロを手にしていない選手たちも受賞できるんだ」
さらにアルベスは、相変わらずメッシとビジャの確執をネタにするメディアをこう批判しました。「全てはあなたたちが作り出し、そしてあなたたちが膨らませた話だ。そうすることで紙面が売れるからね。レオがゴールを決めました、好いプレーをしました、彼はフェノメノです、では売れないんだ。僕らにとって、これは負け戦だよ。ここに意味なんて全くない。でもあなたたちにとっては意味があるんだ」
セルティック戦での敗北以降、大きな話題となっていた、引きこもりチーム対策については。「僕らが勝てないと、プランBが議論されるんだ。でもね、プランBって一体なんだろう?1年半前、僕らのチームには背の高くて実力のある男がいたけれど、今はもういないよね。ここではプランBは役に立たないんだ。世界には実力ある選手がたくさんいるけれど、バルサに適応する選手はほんの少ししかいない。解決策はプランAを磨き上げることだよ」
ネイマールを推薦
また、バルサ系メディアでは継続的に話題となり続けているネイマールに関しては、是非とも獲得すべきだとのアルベスの意見に変更はありません。「彼はバルサ向きの選手だし、完璧に適応するだろう。何故なら彼は謙虚で、必要な助けを求めるのは厭わないからね。それは彼が勉強熱心で、人として向上したがっているということ。だから僕は彼をここに薦めているんだ。彼はここのスタイルや哲学に上手く適応するだろうし、もしそうでなくても、適応するためのサポートを求め続けるだろう。ネイマールはバルサに入ることで選手として大きく飛躍するよ。そしてこのチームのクオリティを上げるのにも役立つだろう」
そして最後に、バルサのベイビーブームについてです。「親になるというのは、人生で一番大きな贈り物だね。子供を持つことで人間が成熟するし、おそらくはこのチームの選手たちをより成長させてくれることだろう」
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