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アッガー再浮上

 

リバポーの親善試合に出なかったデンマーク人セントラル。

バルサが獲得を狙っている、とされているセントラルのひとり、リバポーのデンマーク人ダニエル・アッガー。しばらくは下火となっていた彼の名前が、ここへきてまたメディアに登場するようになりました。しかも今度のは以前よりも決定的な内容となっていて、アッガーのバルサ入団は目前ではないか?というもの。英国方面ではどうも、その見方が強くなってきているようです。

 

ダニエル・アッガーの名前が最初に大きく出たのは、7月半ばのことでした(7月19日の当ニュースページ参照)。しかしその後、メディアではハビ・マルチネスへの期待が再燃。先週にはバルサがアスレチック・クラブとの交渉を開始した、との報道もあったのですが、バスククラブは4,000万ユーロの要求を頑として譲らず、話し合いは事実上頓挫の様相を呈しているようです。

そして29日付のMUNDO DEPORTIVO紙は、バルサは少しずつハビマルを断念し、よりお手頃価格で経験豊富、かつレギュラーでなくても不満を言わないセントラルの獲得へと軸足を移している、と主張。その一番手にいるのがリバポーの27歳デンマーク人、ダニエル・アッガーだとしています。

リバポーで7シーズンプレーし、少し前(6月)にはクラブへの感謝を表していた彼ですが、どうやら両者の契約延長交渉は不発に終わっているようで。今もまだ、アッガーとリバポーの契約は2014年満了で変更はありません。

 

木曜日の試合に注目

そういった契約状況で、新たな推測を生むことになったのが同29日の、リバポー対トッテナムの親善試合です。アメリカ合衆国のボルチモアで行われたこの試合に、注目のアッガーは出場しませんでした。クラブによれば体調不良がその理由だということですが、アッガー筋の情報によれば、選手は問題なくゲームに出場できる状態。”バルサとの関連アリ”と邪推する人たちが現れたとして、なんら不思議はありません。

ということで、今週木曜日に行われるリバポーのヨーロッパリーグ予選に、アッガーが起用されるかどうかがまたひとつの注目となります。もしここでも彼が出場しなければ、移籍交渉が背後で行われているからだとの見方がさらに有力になるでしょう。交渉中の選手が怪我をしないよう、試合から外れるのはよくあることです。さらにアッガーがヨーロッパリーグ予選に出場した場合、バルサではチャンピオンズのグループステージでは登録できず、使えるのは1/8ファイナル以降となります(※アトレチコからインテルへ移籍した際のフォルランのケースと同様)。

また選手筋の情報によれば、リバポーがアッガー放出に関して要求するであろう額は1300万ユーロ前後だとかで。これならば、まずまず納得のいく価格であります。はてさて、元同僚であるハビエル・マスチェラーノが称賛するデフェンサは、ウワサどおりにバルサにくるや否や。

 

ファンはカンテラ支持

ちなみに・・・ SPORT紙がウェブページで行っているアンケートによりますと、クレのカンテラへの信頼度と現実感覚がよく表れる結果となっています。”最終的にハビ・マルチネス獲得がムリな場合、あなたならどうする?”という問いに対し、”他のセントラルを獲得する”が29%、”他のセントロカンピスタを獲得する”が4%だったのに対し、”カンテラに賭ける”がなんとぶっちりぎりの67%(5604票時点)。プレシーズンの親善試合でマルク・バルトラが好い働きを見せているのが大きそうです。

またハビ・マルチネスに関しても、是が非でも欲しいとクレは思っていません。現戦力でも十分な競争力は備えているのだから、4,000万ユーロなんてクレイジーな額を出してまでハビマルを必要とはしていないし、バルトラが良いプレーをしているのならば、そこに賭ければいいじゃないかというところ。ここはひとつ節約しておいて、きたるべきクラック(=ネイマール)に使おうじゃないか、とのムードです。

ということで、カンテラでは補えない要素(プレー経験値やオトナの成熟度、その他プレーの武器)があるなら、お手頃価格で補強を行えばよし。中途半端な選手しか見付からないのであれば、カンテラに賭けるのが好し。ただケイタのようなプロであるなら、外部の血を入れるのもチームにはプラスとなるでしょう。まあつまるところ、ティトとスビの目を信頼、であります^^

 

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