カンプノウが第一志望だそうで、議論再燃。
チャンピオンズ決勝マドリーダービーに沸くあちらさんと、来季のウワサに花を咲かせているこちらさんと。この5月2日の金曜日、カタルーニャのスポーツ紙SPORTとMUNDO DEPORTIVO(MD)は共に同じ選手を表紙に持ってきました。それはチェルシー戦でもパラドンを披露し、アトレチコの勝利に貢献したティボ・クルトワです。ビクトル・バルデスの後任にはマルクアンドレ・テル・シュテーゲンを獲得することで決まっている(という)バルサですが、クルトワの名前は依然として消えない。最近は両方来てもらいましょう、という話が目立ってきています。
2つのクラブが手を伸ばすも、選手はバルサ行きを希望
一方のバルサには、フットボル界での交渉ごとにおいて非常に有利な武器を持っていると同紙は言います。それは選手の希望。クルトワは少年時代よりバルサに親しみを感じていて、出来ればカンプノウでプレーをしたいと思っている。事実であるなら、それは確かに強力なカードとなりましょう。
チェルシーはこの長身ベルギー人を未来の正ポルテーロと見なしていて、契約を延長しつつも、来季はまだチェクを一番に起用したいと考えていると言われます。しかし、スタンフォード・ブリッジのトンネルではモウリーニョが目も合わせなかったというクルトワが契約延長を望まない場合はマーケットに出すこともやむを得ず、そうなった場合はバルサが選手の第一志望だ、というわけです。MD紙もまた、クルトワの希望はバルサだとしています。
理事会にクルトワ推しのグループ
ビクトル・バルデスが退団することになってから、ティボ・クルトワはその後任となる有力候補でした。若いにもかかわらず(今月11日で22歳)、実力は数々のパラドンによってすでに証明済み。唯一、足元の技術が唯一バルサ向きではないとの判断により、テル・シュテーゲンが選ばれたとされています。
しかし。バルサ理事会内にはいまでも熱烈にクルトワ獲得を求めるグループが存在し、この又とないチャンスを逃すことなく獲得するべしと動いているようで。テル・シュテーゲンの才能に疑問の余地はないけれど、国外初挑戦の若者がバルサという特殊なクラブに適応するには時間が必要であり、少なくともリーガ・エスパニョーラには完全に馴染んでいるクルトワは大きな保証となるとの理由です。そしてビッグタイトル獲得を義務付けられているバルサに、若くて優秀なポルテーロが2人いて何が悪いと。
実際、特性が合っているとの理由で一度決断したテル・シュテーゲンに来季のゴールを任せる方がより筋は通っていますし、限りある資金を緊急であるセントラル確保に回す方がマトモです。ただ、若くて最高レベルのポルテーロが、「私を連れ去って」とばかりにちらちらこちらを見ている状況は、想像するとムズムズします^^; ここがクルトワ推しのグループを燃え上がらせている一番のポイント。最後の言葉をもっているスビは、さてどう動きますでしょうか。
コメント