スポンサーリンク

ラフィーニャ負傷が痛い

勝点3を取り損ねたことよりも、彼の離脱がダメージ。

FCバルセロナのチャンピオンズ2015/16初戦は、1-1のエンパテとなりました。グループEでは最もしんどいと目されたエスタディオ・オリンピコですので、勝点1獲得は悪くない結果なのですが、優勢に進めていた時間が多かっただけにもっと少し良い結果を持ち帰りたかったところ。またも長距離弾を決められたのが痛かったですし、トリデンテ火薬が湿り気味なのも気になります。それになによりラフィーニャが登場してわずか2分で負傷し、ピッチを去らねばならなかったことがバルセロニスタの気持ちを薄暗いものとしているこの木曜日です。

引き分けは仕方がないが、、、

クラブ史上6回目となるチャンピオンズ獲得、そして大会初の連覇へと挑戦するFCバルセロナの2015/16シーズン欧州初戦は、満足すべきなようなそうでもないような1-1で終わりました。会場は2009年に最初のトリプレーテを達成した思い出のスタジアム、ローマのオリンピコ。5年半前のあの決勝戦はエトー、それにメッシのゴールによって2-0と快勝したバルサでしたが、今回のバルサ一行は当時とは異なり、甘酸っぱい後味をもってスタジアムを去っています。その理由のひとつは、勝点3の価値がある試合をしながらも、目標としていた勝利に届かなかったこと。もうひとつはラフィーニャが大きな怪我をし、しばし戦列を離れなければならないことです。

フットボルにおいては、最終的なスコアが常にこちらの好都合なものになることはありません。相手ポルテーロの好守、相手ゴール枠の好守、相手チームのバス並べ、相手選手のゴラッソ(フロレンツィの長距離弾はすごかった^^;)などによって、しばしばこちらの狙いは阻止される。勝つチャンスのあった試合では当然悔しさにハンカチの一つでも噛みたくなりますが、相手があることなので仕方がないです。セリエA準優勝チームの地元でのエンパテは悲観する結果ではなく、カンプノウで十分挽回可能ですが、、、なんといってもファンの気持ちを暗くさせるのはラフィーニャの負傷です。

ラフィーニャは61分にラキティッチと交代でピッチに入り、最初のボールタッチ(ドリブル)でナインゴラン後方からの悪質カニバサミ(赤カード&複数試合の制裁が妥当)によって右ヒザを負傷。チームドクターのリカルド・プルーナは即座にベンチに交代を要求し、ラファは担架カートに乗せられてロッカールームへと運ばれていきました。後方からのタックルなんてしなければ、発生しなかった怪我。それだけになんというか。

「とてもイヤな怪我だ」

試合終了後の記者応対で、ルイス・エンリケはこのラフィーニャの怪我について問われると、深刻な表情にてこう語っています。「良くない感じだ。とてもイヤな怪我だよ。この夜で最も不幸な知らせだ」。怪我をした時のグラウンド上の選手たちの様子や、この監督の言葉からして、軽傷で済みましたという楽観的な結果は安易には想像しがたい。ラファがプレーを再開できるのはしばらく先のことになると考えるのが妥当でしょう。

不幸中の幸いだったのは、最悪のケース(靭帯損傷で全治6ヶ月)は免れたらしいことです。ラフィーニャはローマのエスタディオ・オリンピコを杖を付きながら、なんとか自力で歩いて後にしています。飛行機からも自力で降りたそうです。深夜にバルセロナに到着後、その足でCreu Blanca病院へと向かったラファのヒザには、サポーターのようなものも巻かれていませんでした

このラフィーニャの怪我の件で解せないのは、例によってクラブからの発表がないことです。Creu Blanca病院へ彼と父マジーニョが到着したのは木曜午前3時半で、去ったのが4時頃、MD紙にその記事が出たのが現地朝8時半ですから、検査結果などについて明かされてないのは解るとして、怪我をしましたという記事すらないのはどうなっちゃってるのか。セルジ・ロベルトクラウディオ・ブラボ、それにこのラフィーニャと、最近の医療部発表にはどうも不信感が漂います。とはいえ、あと数時間もすれば精密検査の結果も出て、クラブからの遅い発表があるでしょうから、それを待つことにしましょう。

(※追記。日本時間17日18時、クラブからの発表があり、ラフィーニャの右ヒザは前十字靭帯の裂傷が確認され、近日中に手術とのことです。。。ANIMS RAFA!)

コメント