チーム全体で1,800万ユーロを手にする。
2015/16シーズンのリーガ・エスパニョーラが最終節を迎える今週、メディアを賑わせたのは第3者からグラナダに提示されたのではないか、と憶測される“プリマ(勝利ボーナス)”の話題です。規約によって禁止されている、勝利に対する外部からの経済的援助ですが、それなりにあり得そうな話だけにウワサが消えることはありません。ともあれ、グラナダがどこかの誰かからバルサ戦勝利のお礼を持ち掛けられたにせよ真っ赤なウソにせよ、事実として堂々と言えるのは、リーガ優勝を果たしたルーチョチームはクラブからの優勝ボーナスを手にすることです。その額、1,800万ユーロといいます。
ヒエラルキーによって30万~100万ユーロ
バルセロナ選手たちの年俸はそれぞれ基本給+出来高給となっていて、○○%の試合に出場すれば幾ら、チームがタイトルを獲得すれば幾ら増額、と契約書に記されています。この1,800万ユーロはそれら各選手とテクニコ陣のタイトル獲得割増金を合計した額だそうで、毎年クラブがタイトル獲得に備えて予算として計上している額になります。
11日付のSPORT紙によれば、タイトル獲得によって得られるボーナスは異なっています。毎週大きな責任を背負っている中心選手と、若手選手では当然その額は異なる。例えばメッシやネイマールといったS級クラックたちは75万ユーロから100万ユーロ(約9,300万円~1億2,500万円)で、その1ランク下のスアレス、イニエスタ、ピケ、アルベスらA級選手が65万ユーロ(約8,000万円)、以下は徐々に減っていってカンテラーノたちは30万ユーロ(約3,700万円)となるそうです。
そんだけのボーナスがあれば、さぞステキな夏休みが送れることでしょう… ビジネスに精を出す父親たちはともかく^^; メッシら超一流選手にとっては、お金はさほど重要な要素ではないかもしれないですけれど。負けず嫌い魂や成功欲求の塊であるエリート選手たちのモチベーションは、なんといってもタイトル獲得の喜び。その点でバルセロナはグラナダとは懸かっているものが違います。
二冠達成の場合は2,500万ユーロ
ちなみに、今週末にリーガを制することによって、ルーチョチームは国内ドブレーテにも王手をかけるわけですが、無事コパも獲った際には出来高としてさらに全体で700万ユーロが加算されるようです(合計2,500万ユーロ)。リーガを逃し、コパの一冠だった場合のタイトルボーナスはありません。コパは単体では効果を発揮しないアイテム。
これらのことは以前リークされたネイマールの契約書から分かっていて^^; そのリーク情報によるとネイのチャンピオンズ優勝ボーナスは100万ユーロ、チャンピオンズ+コパだと125万ユーロ、リーガ+チャンピオンズだと175万ユーロ、三冠達成だと200万ユーロといった具合です。
コメント