バルセロナではブスケツ、マスチェ、ピケが始動。
早いもので、今週月曜日から始まりました英国セント・ジョージスパークでの合宿、通称“ステージ”もこの金曜日(29日)で終わりとなります。土曜日はダブリン(アイルランド)へと移動し、アビバ・スタジアムでのセルティック・デ・グラスゴーとのプレシーズン初試合。英国でのチームはボールを使いながらもフィジカルを鍛えておりまして、そのチームを引っ張っているのが、バケーションを1週間早く切り上げて情熱的にボールを蹴り走るレオ・メッシです。
合宿で最もハードなサーキットトレーニング
セント・ジョージスパークでのステージを行っているルーチョバルサは、朝夕二回のトレーニングセッションで汗を流してきました。メニューは午前がフィジカル中心、非公開で行われる午後が戦術中心。そして4日目となる木曜日(28日)は、このステージで最もハードな内容のサーキットトレーニングが施されたのだそうです。
ルイス・エンリケは水曜日の夕方のセッションを中止とし、選手たちに自由な午後を与えているのですが、その代わりに木曜日午前は超ハードに走って跳んでバテがくるほどのメニュー。SPORT紙によりますと、グラウンドに出てきたメッシやスアレスのところへデレガド(庶務係)のカルラス・ナバルさんが近付き、今日はキツくなるぞと伝えたのだとか。実際、複数の選手がヒザに手をついて肩を揺らすような1時間半になっていたようです。
(上のビデオでは、ポールがたくさん立っている前半部分がそれに当たるのだと思います)
メッシに刺激され、休みを切り上げる主力選手たち
今年の英国ステージにおいて、大きな存在感を放っているのは大エースのレオ・メッシです。プラチナ髪になったことで目立っているのは確かですが、チームリーダーの一人であるレオがモチベーション高くトレーニングに臨んでいることで、周りの選手たちにもその意欲が伝わっているらしく。あとはそう、練習中のボールコントロール技術によっても見る者を幻惑しているクラックです。
また、チームNO.1選手のメッシが夏休みを1週間早く切り上げてプレシーズンを開始したことは、他の主力選手たちを刺激しています。レオと同じく8月1日からの招集となっていた代表選手のうち、2人のカピタン(セルヒオ・ブスケツ、ハビエル・マスチェラーノ)とジェラール・ピケが、昨日からすでにシウター・エスポルティーバを訪れてトレーニングを開始しているのです。ちなみにメッシとマスチェは、去年も予定より4日早くチームへと戻ってきて、メディアから賛辞を受けています。
たとえばカピタン・イニエスタは故郷フエンテアルビージャでイニエスタワインの発表会をするなど家族と夏休み最後の時間を満喫しているわけで、存分に充電して1日に戻ってきてほしいと思うわけですが、予定より数日早くトレーニングを始める主力選手の意欲の高さに思わず嬉しくなるのも事実です。彼らの触発され、今日もまた新たな選手がトレーニングセンターに顔を出すかもしれません。
この予定になかったトップチーム選手たちの自主トレを見るために、セント・ジョージスパークからは急きょフィジカルトレーナー責任者のファンホ・ブラウがバルセロナへと戻り、Bチームのイスマエル・カメンフォルテと一緒にセッションを監督しています。ごく少人数につき、メニューは軽めのフィジカルトレーニングと。彼らがこれから英国合宿に合流することはなく、30日のセルティック戦に出場することもありません。ただし早めに準備を始めている分、8月3日のレスター戦(@ストックホルム)では起用されることもあるでしょう。
ちなみにですが、、“メッシが道を示す”とエースを称える29日のSPORT紙は、“バルサ選手が休暇を切り上げるのはこれが初めてではなく、去年のテル・ステーゲンは11日早く戻ってきているが、彼の場合は自分がブラボに先んじることを目的とした利己的な決断。メッシの決断は利他的なもので、ゆえにチームの中心選手たちが彼に続きたがった”と、ドイツ人ポルテーロに厳しい書き方^^; そのテル・ステーゲンも近々練習場に来ると見られています。
コメント
世界最高選手が意欲的な姿勢を示している。
これはチームにとって大きな刺激となりますね!!
SPORTは厳しい書き方をしていますが、利己的であろうと、利他的であろうと、積極的にトレーニングに取り組む姿勢は素晴らしいと思います。
少し話は逸れますが…
ガメイロのアトレティコ移籍が発表されましたね。
(……以前から個人的にガメイロもビエットもバルサには要らないと思っていたり………笑)
第4デランテロはどうなることやらですね(汗)