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デウロフェウのホットな夏

U-19ユーロで評価をグイッと上げたエストレーモ。

国際舞台におけるスペインフットボルチームの勢いが止まりません。ユーロ連覇を成し遂げたラ・ロハに続いて、先週日曜のU-19ユーロコパでは弟分(三男坊?)の”ラ・ロヒータ”が連覇を達成。なかでもチームの中心として活躍したジェラール・デウロフェウがグイグイと世間の評価を上げているところです。昨年のルーマニアでもU-19ユーロを制しているスペインなんですが、デウロはすでにこちらでも優勝を経験済み。順調にキャリアを積み上げているキラキラ星です。

今年のU-19欧州選手権には、バルサからは2人の若者が参加していました。ひとりはこのニュースの主人公であるデウロフェウで、もうひとりがバルサBでのセグンダA最年少出場記録を塗り替えた(15歳と349日)アレックス・グリマルド。ユーロで全5試合に出場した彼らは2012/13シーズンをバルサBで戦うことがすでに決まっていまして、事によってはデウロはティトチームでプレシーズンを行うんじゃないか?との推測も流れています。

現在は短いバケーションを満喫中で、23日からエウセビオのチームに加わる予定のデウロフェウはおそらく、野望の炎をメラメラと燃やしていることでしょう。とりあえずはフィリアルでプレシーズンを始めることになるにせよ、どうにかしてティト・ビラノバにアピールをしようじゃないか。その自信はある、という具合に。

バルサ公式サイトによれば、シウター・エスポルティーバで行われる今週のトップチーム練習には、バルサBからはオイエルセルジ・ゴメスプラナスセルジ・ロベルトイリエラフィーニャキコ・フェメニアロバトが参加する予定だと記されています。彼らの存在はトップチームの練習に、大いなる活気をもたらしてくれることでしょう。

デウロフェウにとって追い風なのは、U-19に参加したことでフィジカルは準備OKである点と、トップチームには現在エストレーモが駒不足である点です。

クエンカは半月板の手術をしてリハビリ中ですし、テージョはオリンピックの合宿中。ペドロはまだバケーションの最中で、サイドのプレーヤーはアレクシス、あるいはキコくらいなものなのです。

ということでデウロにお呼びがかかることになんら不思議はありませんし、むしろ可能性は濃厚といえるでしょう。あとはどれだけプレーでティトにアピールできるかです。

昨シーズンすでにペップ・グアルディオラによって何度か起用されているデウロですが、残念ながらそのプレーはイマイチの域を出ず、個人的には現時点で一番楽しみなバルサB選手はセルジ・ロベルトとなっています。

“U-19ユーロコパでは良い働きをしていたけれど、まだ熱く応援する気にはなれないね”という偏屈管理人がいつの日か、「天才デウロ!」などと言っていることに期待。しかしカンテラの超新星なのに、金髪エストレーモのことはあまり熱心になれないのはナゼなんだろう?フシギなり。

UEFA.COMに特集ページ

ちなみにエストニアでのU-19ユーロコパ決勝(対ギリシャ、1-0)において、デウロフェウヘセ・ロドリゲス(レアル・マドリー・カスティージャ)の決勝ゴールをアシストしています。右サイドでボールを受けるとエリア正面へとドリブルで切れ込んでいって、デフェンサたちの注意を引き付けることで生まれたエリア内部左のスペースへとスルーパス。ライン裏へと抜け出したヘセが、確実に右足で蹴りこむ、というゴールでした。メッシが仕掛け、イニエスタが仕上げたようなイメージです。

その他、グループステージ初戦のギリシャ戦、第2戦の対ポルトガルでもヘセのゴールをアシストし、延長にもつれ込んだフランスとの準決勝では2ゴールを記録。PK合戦の最終キッカーにもなり、スペインの勝利を確定させました。そして決勝でも1アシストということで、UEFA公式ウェブでは大会得点王となったヘセと並び、特集ページを組んでもらっているほどの扱いのよさです。

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