アヤックスは今年手放すことを望んでいない
バルサが関心を持っているのは、確実っぽい。ただし今夏の報道もあれば、来夏というものもある。もし2018年夏に獲りにいくならば、後味のすっきりしない結末になるかもしれない。それがフレンキー・デ・ヨング作戦です。
選手はカンプノウ行きを望んでいる。でも所属クラブはまだ売りたくない。
なんかデンベレやらのケースと似てるんですよね。
熱心なSPORT、慎重なMD
フレンキー・デ・ヨング獲得について、ここ最近熱心なのがSPORT紙です。
「デ・ヨングがOKを出した」と紙面を割いた6月25日に続いて、この28日にも「バルサはデ・ヨング獲得に圧力をかける」「アヤックスは5,000万ユーロを要求」と大見出し。
フレンキーのことを最初に熱心に取り上げていたMD紙はむしろ抑え気味で、「いまは他クラブに奪われないように押さえておけさえすれば、加入は2019年でよい」との見解になっているのとは対照的です。
SPORTは逆に、「バルサの唯一の迷いは今季加入か、年齢を考えて来年を待つかだったが、即座に成果を上げる加入となり得ることで全員の意見は一致している」と、今季加入に舵を切ったとしています。
アヤックスに交渉に応じる考えはない
SPORTのいうとおりに、バルセロナがこの夏にデ・ヨング獲得へと力を注いでいくとして、最大の問題はアヤックスにとって彼が放出対象外である点です。
元バルサのトリッキー点取り屋、パトリック・クルィベルの息子ジュスティンがASローマへと移籍したことで、アヤックスにはこの夏にデ・ヨングも売ってキャッシュを作る必要性はないうえ、4年間無縁のリーガ優勝のためには中心選手をこれ以上退団させたくない状況。
交渉は一切受け入れず、どうしても欲しければ5,000万ユーロを現金で支払いたまえということで、例によって高いです。
SPORTは「バルサとアヤックスの関係は良好なので、交渉は可能だとバルサ側は信じている」と楽観的に書いていますが・・・ 「バルサはアヤックスとの関係を悪くしたくない」 ので優先交渉権を得て一年待つというMDのほうがしっくりくるかな。
バルトメウ・バルサはベラッティの件でも摩擦を起こしましたしね・・・ デンベレの際も後味が良くなかったので、無理は禁物。
バルセロナでの会議
ただ、MDによると昨日、フレンキー・デ・ヨングの代理人アリ・ドゥルスン氏がバルセロナを訪れ、バルサの代表者と話合いを行っているそうです。
目的が今後の戦略を練るためだったとして、それが今季のバルサ移籍なのか、優先交渉権を得ることなのか・・・ フレンキーを巡ってのメロドラマは今しばらく続きます。
このニュースのまとめ
- ・バルサが熱い視線を送る、アヤックスのフレンキー・デ・ヨング
- ・この夏の移籍か、それとも一年後か
- ・アヤックスはまだ彼を売りたくない
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