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マッチレポート|国王杯 1/16 バルサ 4-1 C.レオネサ

Copa del Rey | 1/16 final vuelta

控え組&Bチーム選手たちが、問題なく任務を完了。
期待のアラニャー輝き、リキ・プッチは公式戦デビュー。

FCバルセロナがクルトゥラル・レオネサに4-1で勝利し、2試合合計5-1で1/8 final 進出を決めた。起用されたフィリアルの若者たちと控え組選手たちは集中力高く、求められた任務を遂行。ムニールデニスマルコムの得点で前半のうちに勝負を決め、後半はリキ・プッチが公式戦デビューとなった(そしてデニスの追加点をアシスト)。

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試合の流れ

バルサBから3人先発:期待されたとおり、エルネスト・バルベルデはBチームから3人の若武者を先発起用(セントラルのチュミ、左ラテラルのミランダ、そしてピボーテのオリオル・ブスケツ)。トップチーム登録されたばかりのアラニャーも勿論先発。

別格のラキティッチ:主力選手はイバン・ラキティッチのみという未知数のイレブン。クルトゥラル・レオネサも前大会王者に一泡吹かせようと挑んできたのだが(マンセドのシュートをシレセンがセーブ)、バルサはすぐさまズレを修正、ゲームを支配下に置いた。さすがの存在感を示したのは、カピタンマークを巻いたラキティッチ。随所で効果的にボールに絡む様は、別格であった。

トリデンテ全員得点:トリデンテはいずれも、出番に恵まれない組のムニールマルコム、そしてデニス・スアレス。彼らはみな意欲的に動き、全員が前半にゴールを決めるという嬉しいことをやってくれた。その始まりとなった17分のムニール弾は崩しが実に美しく。ゴールを背にしてラキティッチのパスを受け、反転し放った右足シュートも見事だった。

デニス、吠える:バルサの勝ち抜けを確実にしたのは、26分のデニス・スアレスだ。左エストレーモとして活発にプレーしていた背番号6は、ラキティッチのパスを受けると前方のスペースへ向け単独前進。エリア前で中央に切れ込み、狙いすましたシュートをゴール右隅へと蹴り込んでいる。ゴール後は喜ぶよりも、まず吠えたデニス。いろいろ思いが溜まっていた。後半の2点目の際は、もう少し自然に喜びを表現。

余裕の試合展開:合計スコアで3点差がつき、バルサは悠々と試合を進めていった。守備面での問題もなし。こういうのは久しぶりだ。ハーフタイム前にはカウンターから、マルコムの予想外のヘディングゴールが炸裂。アシストは・・・ またもやラキティッチだった。すごいぞ、イバン。なおラキティッチは前半でお役御免となり、後半からはセルヒオ・ブスケツと交代した。

レオネサが1点返す:後半はクルトゥラル・レオネサの攻勢から始まった。連続するCK、そして54分のセネーのゴール。点差が付くと、集中力の維持はなかなか難しい。レオネサの元気はこのゴールで復活した。せっかくのカンプノウ来訪につき、フットボールを楽しんでもらえれば・・・とか言ってみる。

リキ・プッチ、きらめくアシスト:バルセロニスタの興味は、レオネサの得点直後に登場したリキ・プッチカルラス・アラニャーのプレーに集まっていた。公式戦デビューの喜びを全身で表すようにピッチを駆けていたプッチの、最大の見せ場になったのはデニスの2点目をアシストした場面。浮き球のパスは才能のきらめきを示すものだった。デニスのシュートも技あり。

マルコム涙の負傷:試合の最後、不運だったのはマルコムの怪我だ。相手選手とボールを競り合う際に、右足首を捻挫。涙をぬぐいながらピッチを後にしたデランテロの早い回復を心より願う。

 

トピックス

プッチ公式戦デビュー:バルセロニズモ期待のキラキラ星、リキ・プッチ(19)が公式戦デビュー。バルサBの同僚オリオル・ブスケツと交代で左インテリオールに入った。持ち味は物怖じしない大胆さ。デビュー戦であれだけ伸び伸びプレーできるのは天晴れだ。

エルネスト・バルベルデリキ・プッチは伸び伸びとプレーする。前を見ていて、隠れることなくボールを欲しがる。それは彼がすでに手にしているものだ」

ラキティッチ主将:主力がごっそりと休みを与えられ、アルトゥロ・ビダルが病欠する中で、チームの柱として先発起用されたのが決して期待を裏切らない男イバン・ラキティッチ。カピタンマークを腕に巻き、リーガやCLの大一番のようなパフォーマンスで若者たちを支えた。
ムニールとマルコムの得点をアシストし、デニスの1点目もパスを送ったのはラキティッチ。攻守に輝きまくっていた。

デニスが2ゴール:厳しいシーズンを送るデニスがついにチャンスを活かし、2ゴールと気を吐いた。いずれも資質の高さを示すゴールではあるが、バルベルデの信頼を得たかというとあまり楽観的にはなれない。ここまでの出場時間はPSV戦の10分間と、クルトゥラル・レオネサ相手の180分のみ。ゴールはむしろ、関心を示すクラブへのアピールか。

デニス・スアレスからバルベルデへのメッセージ:「今日は僕にとってのテストだったし、この試験には通過したと思う。でも土曜日にプレーすることになるかどうか、見てみようよ。最終決断を下すのは監督だ。望むようなプレー時間を僕は手にしていないし、僕はただプレーがしたいんだ。自分は良い仕事をしていると思う。僕の唯一の目標、それはもっとプレーをすることだよ」

25本のパスをつないだムニール弾:先制点はムニール・エルハッダディ。エリア内でゴールを背にしてラキティッチのパスを受けると、反転して迷いなく右足を一閃させるゴラッソだった。このゴールは1分11秒にわたって25本のパスをつないだ後とのこと。
今季はアスレティック戦の価値ある同点弾に次ぐゴールで、125分につき1ゴールと控えデランテロとして悪くない数字。

1年ぶりにオリオル:去年の国王杯ムルシア戦でトップデビューを飾ったオリオル・ブスケツが、1年ぶりにトップチームでプレー。ヒザの怪我を乗り越えてのことだけに、感慨もひとしおだ。
「怪我があったから、長くて辛い1年だったよ。でもまたエスタディでプレーできて嬉しい」「トップチームでプレーしにここへ来るのは、贈り物さ。簡単な仕事ではないけれど、トップチームの質の高い選手たちとプレーするのは楽しいね」

ビダル、風邪で欠場:先発出場も予想されていたアルトゥロ・ビダルが風邪のため、レオネサ戦を欠場。急きょセルヒオ・ブスケツが追加招集を受けた。

子どもたちとスタンド観戦:レオネサ戦を招集外となったレオ・メッシルイス・スアレスジェラール・ピケが息子たちとスタンド観戦。とても楽しそうだった。

ソシオ連帯の日:例年どおりカンプノウでのコパ初戦は「ソシオ連帯の日」となり、ソシオの年間指定席がさまざまな社会団体、社会的に恵まれない人々へと提供された。今年で第8回。約5万人がそうして集まったらしく、観客動員数は平日21時半にもかかわらず76,398人と過去最高を記録した。

 

FC Barcelona Cultural Leonesa
4 1
5 de Diciembre – Miercoles 18:30 h
Camp Nou
: 76,398
Goles
Munir (18)  
Denis (26)  
Malcom (44)  
  Señé (54)
Denis (70)  
Titular
Cillessen【6】 Palatsí
Semedo【5】 José Alonso
Chumi【7】 Vicente
Vermaelen【7】 Albizua
Miranda【6】 Víctor
Oriol Busquets【6】 Yeray
Rakitic (c)【8】 Jugo Rodríguez
Aleñá【7】 Mancebo
Malcom【6】 Bernal
Denis【7】 Señé
Munir【6】 Ortiz
Cambios
Rakitic→ Busquets (c)【6】(46) Mancebo→ Eneko (58)
Oriol→ Riqui Puig【7】(55) Víctor→ Nicho (75)
Semedo→ Lenglet【6】(60) Señé→ Martínez (78)
Entrenadores
Ernesto Valverde【6】 Víctor Cea
Arbitro
Undiano Mallenco (navarro)
Tarjetas
Miranda (35)  
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
3 1 4

Goles

1 1 0
    17 (8)

Tiros a puerta

10 (4)    
5 2 7

Ocasiones de Gol

2 1 1
    2

Corners

7    
    1

Fueras de juegos

3    
    527

pases

463    
    53% Posesion del Balon 47%    
    8

Faltas

15    
1 0 1

Tarjetas Amarillas

0 0 0
0 0 0

Tarjetas Rojas

0 0 0
Formación

アルトゥール、スアレス、ラフィーニャ、サンペール、セルジ・ロベルト、ウンティティが負傷欠場。
ピケ、スアレス、メッシ、アルバが監督判断で招集外。
テル・ステーゲン、ブスケツ、コウチーニョ、デンベレ、レングレ、プッチ、ハイメがベンチスタート。

怪我人多く、主力も温存。控え組&バルサBの若者たちによる新鮮な顔ぶれの先発イレブンとなった。
シレセンとベルマーレンが怪我から復帰。
Bチームからはチュミ、ミランダ、それにオリオル・ブスケツが先発起用された。

今回の選手交代は早いタイミングで実施され、60分で枠を使い切っている。
1人目は後半開始時からで、ラキティッチに替えてセルヒオ(カピタンマークも引き継ぎ)。オリオルが左インテリオールへと移動した。
2人目はそのオリオルからリキ・プッチへ。
3人目はセメドに替わってレングレ登場となり、チュミが右ラテラルを担当。

Titular Final
 

 

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